↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
157/234

第132話 朝食は異世界からの贈り物

「はい皆さん、感謝しつつ頂きましょう、いただきまぁ~~す!」

「「「「「「「「「「「「いっただっきまぁあああああ~~~~~す!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」


 大音量で煩い! とか思っても言っちゃいけない、

 朝から元気な孤児院の子供達と御飯を頂く、いやパンだけど!

 ママベラさんの号令で『いただきます』をして一斉に食べる子供達。


「それにしても凄い量のパンですね、ハハベラさん」

「はい、こちらの世界の孤児院に、とあるパンメーカーから寄付が」

「ええっ、ひょっとして」「Pasc●ですね」「クイズどんどこりんスポンサーの!」


 そして牛乳は名古屋のらしい。


「それとサラダはエルフ農園の皆さんから」

「ありがたいですね」「卵はドワーフの皆さんが」

「今朝のチュンチュン言っていた鳥のじゃなくて?」


 まあアレはそんなに数は取れないか。


「ドワーフの皆さんは昼食や夕食のお肉も」

「頭が下がりますね、お礼を言っておきます」

「昼食夕食のお米はエルフさんからです」「ではそちらも」


 あれ、お米ってコンテナで作ってなかったっけ、

 凄いサイクルで、それのお世話もやってくれてるのかな、

 農作物系はまとめてエルフの管理になったのかも、このあたりは内政担当の誰かの仕事だ。


(誰がやってるんだっけ黒猫AIアンドロイド?)


 園長なのに把握していないという、

 もっと言えば領主、辺境伯なのに!

 まあ良いか、ちゃんと回っているんだし。


「ただ、残念ながらパンの寄付はこの孤児院だけですので」

「えっ何か問題でも、あっそうか、ここだけという事はつまり」

「隣の県人会館へ行った12~14歳の子の分が」「そこはオマケしてくれないかあ」


 それでもとりあえずは、

 県人寮の食堂で普通に出てるはず、

 僕の魔石《クリスタル》は減っているだろうけれども。


「ですので、ある程度は働かせてみてはいかがでしょう」

「12歳からのアルバイトかあ、でもこっちに牛乳配達や新聞配達は無いしなあ」

「子役とか」「エキストラか、うーん」「あと逆に孤児院の子の世話を」「あっそうか、それもいいね」


 良きお兄ちゃんお姉ちゃん役を。


「あと、これはあくまで本人の希望ですが」「はいハハベラさん」

「冒険者予備軍というか、冒険者の訓練を」「うーん、だったら領兵見習いかなあ」

「それは我々が」「とはいってもやっぱりほら、雇用創出というか」「そういう目的でしたら」


 むしろロボット兵(あえてそういう言い方)のおかげで、

 そういう予算は抑えられているからね、まあ一番経費喰ってるのは、

 竜病みつきチュルチュルゼリーの代金(魔石)だけど、ドワーフとエルフが頑張って貢いでくれている。


「でもやっぱり、そのくらいの年齢の子供は学校に通って欲しい」

「中学生ですものね」「高校まで無償化したい」「そのうえでアルバイトも」

「まあ個人で使いたいとか溜めたいお金もあるだろうし」「そのあたりは園長の、領主の考え次第かと」


 このあたりは本当に、

 真面目に真剣に考えないといけない、

 あと何気にちょっと気になる事がある。


「たとえばタワマン内に学校を作るとして」

「ロイヤルの方ですね、新しい2棟目の方に」

「教師を黒猫獣人にしたとして」「私たちですか」


 そう、黒猫獣人AIアンドロイド、という意味で頷く僕。


「あっちの世界の教育とか、知識とか入ってきません?」

「もちろん混ざりますね、あまりにこちらで理解できない事は入りませんが」

「じゃあ、こっちに世界に無い知識も」「さすがに航空力学とかになると大学レベルですが」


 う~ん、良いのだろうか、

 歴代の転生者がここまで踏み込まなかった原因はコレかあ、

 おそらくは、このあたりに気付いた所が、発展させる限界点なのかも。


(あくまで自主的な、という可能性もあるけどね)


 例えば僕が文明を目一杯上げたとしても、

 次に受け継ぐ異世界人が封印したとしたら……

 あっ、王都で『禁忌』扱いされていたのって、ようはそういうことか。


「でも、ひい婆ちゃんは自由にしていいって……」


 もちろん、僕の次の世代も自由に出来る、と。


「園長はどうなさりたいのですか?」

「うーん、とりあえず幸せになりたい」

「具体的には」「フィーナさんの件は言い出すときりが無いけど……」


 あんまりフィーナさんフィーナさん言うとアイリスが嫉妬する、

 まあそれでも自分を止められなかったりするけれども、で、そうなると、

 フィーナさんがもっと姫と愛し合えと命令してくる、まだアイリス12歳なんだけどな。


(このあたりについては、まあ幸せになるのは時間の問題と思おう)


 やるべき事は、

 もう決まっているのだから、

 というか絶賛行動中、と言って良い、何より結婚式の日取りが決まっている。


「それ以外では?」

「そうだなぁ、『ざまぁ』はもう終わってるし」

「あら、そうとは言い切れませんよ?」「えっまだ何か」「それは追い追い」


 追い追い……

 キクコベラさんの話じゃないよね?

 いやアレは『キクコベラ永遠の17歳です←オイオイ』だっけか。


(前世の記憶は絶好調だな)


 まあそんなことより。


「この世界で、この公園でのんびりスローライフを送るのが幸せ、かなあ」

「そうですか」「別に世界征服とか興味ないし、領主的にも冒険者的な意味でもね」

「魔王とか居ても私たちで倒してしまえそうですから」「むしろ魔王を移住させたい、まである」


 前世のラノベであったなそんなの、しかも複数。


「では園長が幸せなスローライフを過ごせるよう、私たちは精いっぱい、サポート致しますね」

「うん、ハハベラさん含め、みんなお願い」「園長の欲望の方向がそちらで良かったです安心しました」

「というと」「私たちの例の機能を」「ごめん、それはすでに何体か、いや十数体」「その上で孤児たちと」「それ以上はいけない!!」


 何を言い出すんだこのAIはー!!!

 さすがにそれは、いくらなんでも、この僕でも、引く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。