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契約 前編

短いですがここで区切りたかったので。





「幼い頃から、召還して会ってみたかったらしくて……。」




「いろんな文献かき集めて。」




「古すぎるし読めもしない物もほとんどで。」




「ですが、頑張って解読して。」




「情報を集めたんですよ。」




「それなのにぃ……。」




「可哀想ですわ。」







「……。」








Sクラスから聞かされるノノアの思い。


翡翠色の方は話を聞く度に強気だった態度が、焦りに満ちていきました。

最終的に、…………物凄く後悔しているようです。


「ノノア!ーーー!!!そうなのか?!ノノア???……そんなに長年楽しみに…………すまない!こんなにたこ殴りにしてしまった!!ノノアーーー!!!!」



ペシン!


翡翠色の方はノノアの顔面に張り付きました……。

ノノアの目も、鼻も、口も、塞がれていますが……ノノアは大丈夫なのでしょうか?

翡翠色の方がノノアの両耳を掴んでクライミングしているかの様です。


「……ばい。……あもぉ、ずみまぜんが…………どりあえず顔面がら降りでいだだいでも良いでじょうが?」




皆「「……。」」」







※※※※※


--降りた。


「すまないノノア!」



「……大丈夫です。気にしないでください。」



翡翠色の方はノノア顔面クライミングをやめて、ふたりは向き合っております。



「ありがとう、すまなかったな。----それで?どうだ?ノノア実物は?」

ニヤリ。


今さっきまでのしおらしい態度はどこへやら、……この方切り替え早いです。

しかし、ノノアも湧き出る興奮が止まらないようで。


「……ええ!!!それはそれはとても嬉しいです!想像していたよりも男前な方で格好いいですし、とても綺麗です!悦!」


「だろう?そうだろう?嬉。」

ニコニコ。


「……です!!!くるって回ってもらえませんか?全体が見たいです!!嬉。」



くるっ!くるくる!……。


「どーーーお?」


「……おおー!!!」


「ふっ!こうか?」


「……素敵です!!!」




皆「「「……。」」」




ノノアとこの翡翠色の方は、デッサン用具を持っていない画家と絵描きさん泣かせの動きすぎるモデルという感じになってしまっています。




皆「「「……。」」」




この状況が進むと思えないのでふたりの世界を壊してしまって申し訳ないのですが、皆で質問してみることにしました。




「それで、妖精様?契約とはどういう事なのですか?」


「ああ!そうだったな。」


やっと話をしてもらえるようです。


「ノノア、お前が召還した方法は《妖精との契約召還》だ。」


「契約?」


「そう、契約だ。そもそも、“魔法陣には契約者の名前を組み込む”そして、“契約者の大切にしている物”が必要だ。それは知っていただろう?」


「……ええ。」


「な?」


「……ああ!!!!“契約者”!!!」


「そうだ。だから、一回こっきりの召還とは違う。ノノアが使役……つまり、俺の主人になるかどうかという話になるんだ!!」


「……ん?へう?」


ノノアの反応が変です。明らかに戸惑っています。仕方ありませんよね。契約する事は全く頭にありませんでしたものね。


「でもまあ、《契約召還》は通常の召還よりも桁違いの魔力が必要だ。……ノノア!強い魔法使いなんだな!」


そんなざっくばらんに喋っていた翡翠色の方ですが、急に真剣な顔になります。


「ではもう一度問う。--ノノア、お主は契約を望む者か?」


「……………………契約、したいです。」





「そうこなくっちゃあ!」

ニッコリ。





「んじゃあ、試験ね!」

ニパッ!





「……へ?!?!」






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