表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/301

魔法剣と身体強化

前回分の話が実現。短めのお話です。






後日、見学に来た騎士学園2年生Aクラス。


と言っても自分達の魔法はいろいろとお見せする事は出来ないのですが、先日の魔法剣のお話の後に騎士学園生が使う身体強化の魔法についてお聞きしましたので皆で試してみる事になりました。


ですので本日は、マリーの魔法剣披露と身体強化をしてみようと思っています。




「また、練習場だな。」


もはや私達専用と化してますね。

やはりここは広すぎるようでSクラス以外にはほぼ使われないようです。




「こんなに広いところをつかっていいのか?しっかし、綺麗だな~。ここ本当に魔法練習場なのか?」



驚くのも無理はありません。もともとあまり使われてなかったのでかなり綺麗でしたし、Sクラスが使い始めてからは最初に防御魔法をかなり分厚く施して在りますのでとても綺麗なのです。



「マリーの魔法剣ってやったこと無いけど俺らできるのかな?」


「どーでしょうかね~?!」


「実際に創り出したい武器が明確でないと魔法が発動しないでしょうね。」


「武器の扱いが上達すればできるのかしらぁ~?」


「……だとするとルーイ様が一番出来そう。」


「そうだね!」


「私か?ふむ。今度試してみましょうか。」



Sクラスがそんな話をしていると、いよいよマリーの魔力剣の披露が始まりました。




「いきます!」


‘’ビッ!

【魔法剣】


ちなみに本日の持ち手は校庭から拾ってきた木の棒です。




「うぉー!!!!すげー!!!」



バタバタバタバタ……!!!

物凄く近距離まで駆けていく騎士学園の皆さん。


「ぬぅ~!!!!」


メリヌさんは本日スタートから皆さんに確保され、すでに椅子に括り付けられているのです。


「俺も近くにぃ~!!!!」


メリヌさんはほんの少しずつですが、根性で椅子ごと動いて来ていますね……。




「おお!本当に剣だ!」


「半透明なのですね~。」


騎士学園の皆さんからの熱いまなざしがマリーと魔法剣に向けられております。


「しかし、柄が木の棒とは……。」



「木の棒でなくても可能なのですが、手の握りが無いと魔法が発動しないのです!」


「剣という感覚の必要性と、魔法の媒介が必要なのでしょうね。」


「ルーイさすがだな。それ今気づいたのか?」


「いや、私も剣を少しはしていたからな。興味があってマリーの魔法を観察していたのだ。」


「そうだとしても凄いですわ。」


「凄い分析力ですね。」


「そう言う事なのか!」


マリーまで納得しています。無詠唱魔法は感覚的な部分も強い為、以外と発動している本人よりも周りの方の方が分析できるのかもしれませんね。





「魔法剣すげー!かっけー!撃ち合いしたいー!マリアナ俺の相手してくれない?」


全員「「「…………え?!?!」」」


「コイツ!いつの間に!」


メリヌさんが突然マリーの所へ現れました。


「はははは!こんなことも有ろうかと!短剣を隠し持っていたのさ!ははははは!」


見ると繋がれていた椅子のロープはスッパリと切られていました。


皆「「「……なんか、……さすがだ(ですね。)。」」」



それからしばらく騎士学園の皆さんの武器と、マリーの魔法剣の打ち合いを皆で見て学びました。

こうやって自分が“見る”というのはとても勉強になるのですね。騎士学園の皆さんの受け方やいろんな武器の模擬戦を見れるわけですから。




騎士学園の皆さんが気が済むまで打ち合いする様子を眺めておりました。


「いや~俺も魔法剣出してみたいな~。」


「わかるよ!わかる!武器はあるけど……夢だよな!--魔法剣!--って。」


「無詠唱魔法じゃないとどうにかならんのかな~?!」


「残念だ。」


「まあ、こればかりは仕方ないわよ~。」



「あーー!良いものを見せてもらった!ありがとうマリアナ楽しかった。……そんじゃあそろそろ、次のにいくか!」





※※※※※


「我の身体。流れよ、滾れ。身体強化!」


ガイさんの肉体に流れる魔力が早く太くなりました。


「行くぞ!」


ガイさんは少し動き回ってジャンプしたり、剣を振って見せてくれます。


筋肉の強さが全身強化されているように思います。


「凄いです!全体的に身体が強そう!!」


「これでな、いつもより高くジャンプできる。あとは単純に力が強くなるな。身体が強くなる分打たれ強くもなるぞ!」


Sクラス皆「「「ほぉ~う。」」」






魔法発動から、身体強化の使い方を見せていただきましたので、詠唱魔法でやってみたいと思います。


Sクラス皆「「「我の身体。流れよ、滾れ。身体強化!」」」


使用してみて解ったのですが、身体強化は自分の魔力を身体全体に強制的に多く流して肉体を一時的に活性化・強化する魔法のようです。

跳躍力や筋力、耐久力が強くなりますね。

身体強化の魔法を発動しながら、自身の魔力の流れを探ってみて判明したのです。





今回の体験で体も覚えましたし、もう無詠唱でも出来そうです。


しかし、----。


「いやぁ~!」


「おおー!」


「……おー。」


「はは!」


「いよっと!」


「はっ!」


「ふふ!」


「えーーーい!」


ピョーン。ピョーン。くるーん。ピョーン。





「…………なあ、あれ本当に俺らと同じ身体強化魔法か?」


「どーーー見ても跳びすぎじゃね?」


「俺達の身体強化って本当強化だけど、Sクラスがやると、…………。」


「人間の動きじゃないな……。」


「さすがですね~。空も跳べそうです~。」



「しかも、いつまで続けられるんだ?」


「俺達の魔力だと長くは保たないが……。」


騎士学園の皆「「「無詠唱魔法使いってすごい!」」」




実は身体強化は、騎士学園では覚えることが必須になっているが、魔法学園では好かれない魔法だったのです。

魔法使い自体が後方部隊か支援系だと思われていることが多く、近距離戦をするイメージが無いらしいからです。

その為この魔法は、通常魔法学園では教わることはあまり無いそうです。




「あそこまでとはな…………。やはり騎士学園との鍛錬を組んで本当によかった。」

ボソボソ。




---------------


ダン先生はちょっとだけ気になった。




『……俺あそこまで跳べたかな~?』


「今度ひっそりとやってみよ。焦。」



魔法師団に入ると、騎士団の魔法を身近に見る機会が多くありますので身体強化を自主的に覚える魔法使いもいるそうです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ