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謎な休日

今日は短めのお話です。





接近戦--って近距離での戦いですよね?ダン先生は何故いきなりこんな事を?!



「接近戦については校長とかと話し合わないと、実現できるかわからないから取り合えずやるか、やらないかだけ皆の希望を聞きたい。」



「私はやりたい!」


「え?!」


「意外だな、真っ先に返事したのがマリーか。」


「私は魔法剣をもっと上手く使いたい!確かに、魔法使いは接近戦は少ないし、騎士がいれば尚更最前線なんてないだろうけど、昨日みたいに圧倒的な数が相手だったり、魔法使いだけで戦うときは必要だと思うの!」


「よく解ってるじゃないか!それもある!他はどうだ?」


確かにかなり近くまで魔物が来ることもありました。その際には急いで攻撃魔法を放って危ないところでギリギリ倒していました。


「あの、質問があります。」


「何だ?アリィ。」


「接近戦を学べば防御も覚えられますか?」


皆さんがハッ!とした顔で見てきます。何かトンチンカンな事を言ってしまいましたか?


「アリィ。それがその他の理由だ。」


「ふえ?」


『良かったのでしょうか???』


「防御は私も覚えたいですわ。」


「ピア!?」


「私が、今度は皆を守れる力が欲しいのですわ。」


「そうですの。----そう言う事でしたら私も学びたいです。」


「……僕も、接近戦は多くない方だと思いますが皆さんと一緒に、皆さんを守りたいです。」


「私もやるわぁ~。戦い方を知りたいの。」


「俺も、接近戦も出来る魔法使いってカッコいいからな!」


「ルーイ様とロイはどうしますか?」


「俺は勿論やるさ。」


「私もです。」


「じゃあ、決まりだな。話は進めておく。お前達、皆もそうだが、自分も守れよ!」



と、そんなお話をしているうちにお昼時時になり他クラスも戻って来たようです。



「さあ、これで全行程終了だな。帰るぞ!」


皆「「「はーい!」」」



帰りは学園側が手配してくださった馬車で全生徒一斉に帰ります。約1日かけて帰るので長く感じるかと思いきや、ゆっくりとした時間の中で景色やお茶などを楽しみながらのんびりと、そしてどこか一人一人がぼんやりと考え事をしているような……そんな時間を過ごしているうちに王都へ着きました。



「しっかり休めよー!」



とダン先生がさっさと帰って行きました。



明日は……いつもより少しのんびりと過ごしましょう。



※※※※※



「おはようアリィ!」


「おはようございます。」


ダイニングに行くと、お父様とお母様が待ってらっしゃいました。


「お待たせしてすみません。」


「いや、待ってないぞ。」


「ええ、丁度良かったみたいですよ。」


すると、タイミング良くサンがお料理を運んで来てくれました。


「おはよう、サン。」


「おはようございます。アリィ姉さん。」


コトッ。

目の前に置かれたのは色々なカットフルーツの添えられた3段重ねのパンケーキでした。


「わぁ!なんて美味しそうなパンケーキ!しかもこの香り!かけてあるソースにヘーゼルナッツシロップを使ってあるのですね!」


「へへ。そうなんですよ。さすがですね、もう気付いてしまうとは!?。」


「何だか昨日はアリィが疲れて帰ってきたでしょう?サンが美味しいご飯で元気付けたいと思ったみたいなのよ。」

にっこり。


「まあ、そうでしたの!ありがとうございます!」

にっこり。


「ですが、ホイップクリームを作ることを忘れてしまっていました……。冷やしたり、泡立てにも時間がかかるので最初にしておくべきでした。」


「ああ。でも、いいではないか!こんなに美味しそうなのだから。それにな、そう言う事を気付く為の料理当番でもあるんだ。」


「そうですよ!料理なども上達していますからね。」


『……料理なども、……ですわね。』

にっこり。


「では、私の為にこんなに美味しそうなパンケーキを作ってくださったお礼に私がホイップクリームを用意しますね。」


「え?お姉様?」

「アリィ?」

「アリィこれからだと時間……。」


‘’ピッ!‘’ピッ!‘’ピッ!

生クリームと砂糖がボウルと共にぴゅ~っと飛んでくる。


‘’ピッ!‘’ピッ!

ボウルに注がれた生クリームと砂糖が高速に回転し始めたと思ったら、ボウルの外側は分厚い氷で覆われた。


シュルシュルシュル~。


ポフッ。


「うん。クリームの角が立つわね。」


‘’ピッ!

一人一人のお皿へクリームをホワッと飛ばしていく。


「さあ、どうぞ。」


「わぁ!アリィ姉さんありがとうー!」

「……アリィが。」

「……氷を一瞬で……。」


御両親の想像を軽々と越えていくアリィの成長速度におふたりの頭はついて行けていませんでした。



※※※※※


ブロンクス公爵家


「え?今なんと?」


「だからな、私が戻ったら教えて欲しいのだよ。」


「……お口に合わなかったでしょうか?」


「いや、私のために教えてもらいたいのだ。お前が淹れてくれるものはいつも絶品ですよ。」


「ありがとうございます。…………事情は解りませんが、畏まりました。」


身支度を整えるルーイ様。


「お出かけですか?」


「ああ、ちょっとな。」


「いってらっしゃいませ。」



※※※※※


シルク伯爵家


ベシャ!


「マリー様?!急に何を???」


ゴンゴン!


「私はマドレーヌを自分で作れるようになるのです!」


ガシャーーン!


「私達がいくらでも作りますわ。」


「私が作れるようになりたいのです!」


「…………マリー様。では、私と一緒に作りましょうか。」


「では、魔法を使いながら……。」

「あ~ああああ!!!まずは普通に!!」

にっこり。汗。


「……わかりました。」



※※※※※


国立図書館


「ノノア。珍しい本棚にいるな。」


「お父様、お疲れ様です。」


「通りかかったらお前を見つけてな。……で、何故その本なんだ?」


【美味しい紅茶の淹れ方】


「……秘密です。」



※※※※※



「ねえ、美味しい茶葉をいくつか個人的に買いたいんだけど、オススメはあるかい?」


「坊ちゃんの頼みならいくらでもお安くお売りしますが、どうしたんです?」


「まあ、ちょっとな。」



※※※※※


ルーイ様、ノノア、カミーユ『『『ロイは出来てたからな。』』』


※※※※※


ハノワ侯爵家


「お嬢様、お客様です。」


「え?どなたですの?」


「ブロンクス公爵家の嫡男様だそうです。」


「ふえ?ルーイ様?」


お通ししますね。と言われ待つ間もビアは考えていたが……なぜルーイ様が???


「おはようピア、急にすまないな。」


ルーイ様の突然の訪問に疑問符が浮かびっぱなしのピアでした。



---------------


ある日の母親ズ。


「なんか、最近うちの子の魔法が段違いに進化しているのよね。」


「しかも、起動も早くて。」


「魔法の同時起動出来る子もいるって聞いたわ!」


『『……それうちの子ですわ~。……。』』


「あの子達これからどうなっていくのかしら?」


「……暖かく見守っていきましょう。」


「そうね!あの子達の“みまもる”ですね。」


「親の務めですわね。」





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