風
イメージの仕方。
ロイは氷魔法を氷柱のようにしていたことがありました。
あればきっとそういう【思い】を込めたのでしょう。
それぞれの魔法の現状の把握と底上げをしてみる事になりました。
まずは発動したことのある使用可能な魔法の現状を整理してみます。
浮遊と呼び出し魔法はロイとアリィだけですね。
縮小魔法については全員できます。
そしてそれぞれの属性魔法については皆、光魔法意外ならば可能なのでした。
氷はロイとアリィだけです。
ロイは氷の造形ができます。
強化魔法や魔力遮断は全員使えますし、アリィとピアは火や水を小さい球体にして撃ち出していましたね。
アリィは魔法吸収とサイレントも使ったことがありました。
ちなみにそれぞれがよく使う魔法は、
ロイ 氷
アリィ 火
ピア 水
ルーイ様 土・風
ミーサ 風
ノノア 広範囲魔法
マリー 武器の具現化。魔法剣、魔法矢など。
カミーユ 土
ですね。
まずは、それぞれの扱う魔法のレベルを高ランクにあげてみることを目標に始め留事にしました。
風→竜巻
水→氷
火→白色の炎へ
土→岩
と最終的になるのです!
頑張りましょう!
ちなみに光魔法については光を放つことが出来る時点で既にレベルが高いのでそれ以上の質の変化はないのです。
魔法を発動することが出来るか出来ないかは、単純に発動するに足る魔力を注ぐ事が出来るかという事と、【思い】が具現化出来るほどイメージが鮮明であるかどうか……というところですね。
「ダン先生ー!今日はこれから練習場お借りできますかー?」
「というも、これから合同演習始まるまで毎日借りられますでしょうか?!」
「は?まあ、借りれるだろうが。…………『嫌な予感が……。』お前達、破壊しないよな?!」
「ちゃんと壁は強化しておきますから!」
「あーー……。やっぱり危険な感じなんだな?んー。じゃあ、一番広い所を借りとくぞ。」
頭ボリボリ。
ダン先生ありがとうございます。
と言うわけで練習場の全壁と地面を魔法吸収を張ります。
コレはアリィの魔法をノノアが広範囲魔法で拡散しました!さすがに一番大きい練習場だけあってかなりの広さがあるので早く部屋の防御が完成するように皆さんに魔力を上乗せしていただきましたよ。
ちなみに天井はありません。ダン先生が気を利かせてくださって天井のない練習場にしてくださいました。
さて!何からやりましょうかねぇ。
“風”
一番応用で他の属性魔法と連動して使う事が多いですのでこれからいきましょうか。
今までは、攻撃として使う場合はかまいたちのようにする事がおおかったですね。
‘’ピッ!
【風!】
ブワァ!っと手をかざした方向に飛んで行く。
これは単純な風--つまり、風圧ですね。
‘’ピッ!
【風で切り裂く!】
シュッ!と手を手刀のように動かすと空気を切り裂くように飛ぶ風--かまいたち。
ここからですね。
‘’ピッ!
【風よ。巻き上がれ!】
私の中での竜巻イメージを指で表す。地面から、初めは小さく……そして上空にいくに連れて大きな大きな渦を描くように指を動かす。
ゴォッ!巻き起こる風。魔力を注いだ分だけ強大に。そして、自分の指し示す通りに速く加速する渦。そして、次第に出現した竜巻は術者の手元を離れ独りでに暴れ出す。
「出来ました!」
「出来たわぁ~!」
「出来た!」
「出来たわ!」
「出来たしたね。」
う~ん!規模はそれぞれ違いますが、確かに皆さん竜巻ですね!
わぁーお!凄い光景です。
お互いに支障がないように円になって並び、それぞれ中央に向かって魔法を放っていました。
アリィ、ミーサ、ロイ、マリー、ルーイ様の作りだした五つの竜巻が騒音を立てながら目の前でうねうねしています。
凄い光景!!!!!!----って言ってる場合ではありませんね!
見ている間に五つがひとつになってしまいました。
…………なんでしょう。これ…………。これは……危険です。
やばい光景になってしまいました。
「さすがにこれは……まずいですね。」
「どうしましょ。」
「……災害みたいですね。」
「怖いわぁ~。」
「そんな呑気にしてる場合じゃなくない?」
「あら?そんなカミーユも落ち着いていますわね。」
「ピアこそ。」
「頭が考えることを拒否してますの。」
「ああ……、同感。」
いや~!凄いですなぁ~!と皆さん眺めてらっしゃいますが。現実から目を背けないでくださいませ~!!!
「ロイ、どうしますか?」
「そうだな~。」
「……。」
何か考えてくれているのでしょうが、もう!
もう!もう!もう!急成長した竜巻がこの広い部屋を飲み込みそうなほどになっています!
「ロイ~!!焦。」
「……なあ、アリィ。2人で逆回転を上からぶつけてみる?」
「……。」
「遙か上空へは?」
「ノノアの手を借りよう。
この規模を止めるには俺達は風魔法に全力を注いだ方が良い。」
『逆回転ですか。』
「そうですね。やりましょう!」
ニッコリ。ニッコリ。
「「ノノアー!ノノアー!!!」」
なんでしょう?という顔のままやってきたノノアに急いで竜巻の真上に魔法を飛ばしてほしいと伝えます。
「なんだ?あの3人。何をごちゃごちゃとしているのだ?」
「うぅ~。もうダメよぉ~!!!」
びょおおお~!
もう私達も嵐の中ですね。汗。
そろそろやりましょうか。
「ロイ!」
「ああ。」
‘’ピッ!
‘’ピッ!
【あの渦の逆回転!】
「「竜巻!!!」」
‘’ピッ!
【……あの渦の上空。】
「……真上へ。イケ!」
ロイとアリィが同時に。そして、あわせてノノアも魔法を放ちました。
竜巻の遙か上空に新たな竜巻が出現した。
竜巻の上に新たな竜巻。
……それが重なって----ゴウンッ!!!
一瞬の轟音。風と風のぶつかり合い。それは、風同士で起こるのかと疑いたくなるほどの凄まじい音だった。
ゴォン!!!----ふぁっ。
轟音----そして柔らかな風が皆を包み込む。
「成功?」
「成功ですね。」
「……成功しましたね。」
そう言えばさり気なく言葉にして魔法を放ってしまいました。
気合い入ってしまっていましたね。
「ほえ~!」
「驚いたわぁ~。」
「さすがですね」
「何とかなったね!」
「良かったですわ。」
ふふふ。ははは。
上手く風が中和出来て良かったです。
「よくな~い!!!!良くないぞお前達!俺が起きるほど危険だったぞ!」
その後ギャーギャーとダン先生から喚きながら注意されてしまいました。
「今日は魔法練習ここまでだ!明日に備えてここの空間防御強化しろ~!!!」
今日はもうダメだそうです。
すみませんでした。
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ギールとソアラとCクラス。
校庭の脇を皆で移動中のCクラス。
「あれ?Sクラスが珍しくいない!」
「本当だ!このくらいの時間だといつもピアさん達はティータイムしたり、何か瞑想っぽいのしてるのに!」
鍛錬は他の方が見ると、瞑想しているように見えるそうです。
「そうだよね。アリィさんも皆さんもいないね。」
「今日は何してるんだろう?」
「俺らもたまにでいいからご一緒したいよな~。」
「ねー!一緒に魔法の練習したいわね~!」
皆さんがSクラスとの合同授業を望んでいた、ちょうどその時!
ゴー!……。
「何かしら?」
ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!
「……。」
ゴガガガガガガ!!!……。
「……あれ、何?」
「竜巻。」
「それはわかるさ!……じゃなくてさ。」
「そんなの!…………Sクラス以外の人が出来るわけないじゃない。…………。」
「ねえまた…………!」
「もっと上にまた竜巻?!」
「…………消えた」
皆「「「……。」」」
皆「「「やっぱりCクラスの授業でいいかなー!」」」
ははははは。と乾いた笑い声でCクラスは去っていきました。




