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狩る狩る狩る




‘’~~…………。

「……こっちの方が沢山いますね。」


「効率がいいからノノアが言う方へ行きましょうか。」


はい。いよいよ魔物というものと戦い始めました。


‘’ハッ!

ドゴドゴドゴドゴ!

地面が大きく窪み、牛のような魔物達が蟻地獄に落ちるが如くはまっています。


‘’ヤッ!

シュン!魔法剣が一瞬でその首を切り落とし、次々にとどめを刺していきます。


「おおー!カミーユとマリー、コンビネーションいいな!」



そういいつつも、

‘’ピッ!

パキパキパキ!目の前の巨大な蛇のような魔物が大口をあけたまま凍りつく。



「マリーのあの魔法で造る武器カッコいいですわね。」

‘’ピッ!

チャプン!巨大な水球が襲いかかり、豚のような魔物が中で溺れています。



「今日は長い木の枝で大きい剣にしていますね!」

‘’ピッ!

ゴォーーー!!狼みたいな魔物の群れが焼け焦げて消えました。



「魔力量が皆増えていますからね。使える魔法も強くなりました。」

‘’ピッ!

ドッゴーン!沼からでてきたナマズのような魔物は出てきた途端に急に出来上がった大きな岩に潰されていました。



「てゆ~か~、アリィ焼き消しちゃ素材とれないわょ~。」

‘’ピッ!

シュンシュン!風が刃のように舞い首の落ちた鳥が何匹か落ちてきました。




「あ!そうでした!」


これでは何の為に来たのかわかりませんね。

‘’ピッ!

さり気なく風の魔法で上空から落下してきた胴体だけの鳥達をひとまとめにして着地させます。

避けることは出来ますが、正直見ていて気分がよくなかったもので。


「ふう。コレで良しですね!」


「あらぁ、アリィありがとうぉ。」


牙は全ての魔物にあるわけではないのですね。それに、お化けみたいなものやもっと見慣れないぷるんとした液状のモンスターみたいなものを想像していましたが…………元は動物なのでしょうか。


わからないので、----のようなものとしか言えませんでした。


ノノアに聞いてみましょう。


「……ああ。そうですよ。魔物は元々、動物や植物などの生き物だそうです。元は普段よく鍛錬で感じるような生命力の魔力ですが、負のオーラが入り込み、重たい魔力に変わると自分を制御出来きなくなるようです。」


そうですか。魔物さん自身ももう訳が分からない状態なのですね。


「暴れて、襲いかかる。魔物になると何か力を得たり進化したりするようですね。」


確かに。元の姿とは随分と変貌しているものもおりました。


「……そして、魔力の塊は様々な所に生まれているそうです。」


魔物もいうものがいなくなることが無いのも納得ですね。根源をどうにかしなければ増え続けるのでしょう。



新しい事をまた知りましたね。


そんな話をしながらもどんどん現れる魔物をすぐさま倒しながら進んで行きます。





「しっかし、やっぱり何も問題ないのか。しかも話す余裕までありやがる。」


ダン先生は「俺必要?」とかなんとか言っています。



結果的に私達は魔物と問題なくそれぞれ戦えるようです。



普通に倒せてしまっています。


う~ん。でしたら、せっかく魔法学園に入学していろいろな魔法があることを知りましたし……。




--キュピーン!閃きました!



あ!ちょうど巨大なバッタの魔物が飛び出てきましたね。


「でわ!」


‘’ピッ!

----手に力を込める。炎を産み出して……握る。

パッと開くとメラメラとしていた炎は小さい赤い球体になりました。掌にはそれが5つあります。


「出来た!」


‘’ピッ!

「はっ!」


すると風の魔法に乗り、赤い球体は魔物に飛んでいきました。


ド!ド!ド!ド!ド!


次々に着弾し、バッタの身体を突き抜けていきました。


「おおー!成功です。」

「ミーサ!これなら燃えませんよ!」


やりました。コレであれば素材は残ります!



「アリィ!!まだよぉ!」


「へ?」


巨大なバッタがまだ飛び上がって向かって来ました。


「アリィ。危ない!」

‘’ピッ!

パキパキパキ!


ロイが最速で魔法を放って助けてくれました。



「ふぅ。どうしたんだ?アリィなら一撃だろうに。」


「ありがとう、ロイ。ごめんなさいね。ちょっと試してみたのです。」


そう言ってバッタの身体を指差す。


「これ、炎でやったのか?」

「----面白いな。うん。面白い。」


ニヤリ。


あれ?私何かヤバい引き金を引いてしまいましたか?




ズズーン!

巨大な襲ってくるウツボカズラに空から氷柱が降ってきて刺さりました。


「いい感じだな!」


ふふん。と満足そうなロイ。




「「……。」」

それをみていたルーイ様とピア。


「「ああ。それは良いですね。(わね。)」」


ニヤリ。ニヤリ。




ゴーー!

石と風を混ぜた危険な竜巻が毒々しい蝶の魔物達を次々と巻き込んでいきます。


「あ。鳥まで巻き込んでいまいましたか。」



チャプチャプチャプ。

ひゅん!と風に乗せて小さな水の球が次々と巨大な兎の魔物を貫通します。


「私も水の弾丸ならできましたわ。」




やってみたことが上手くいき喜んでいる私達を尻目に、呆れている方がひとり。


「何だろうコレ。天災か何かか?おまえ達が魔物のようだぞ。」


何だかダン先生少しひいてます。




そんなダン先生は置いといて、少し離れていた所からその天災とやらを見ていた後の4人も。


「「「「ほう。」」」」


ニヤニヤニヤニヤ。


もはや、止められる人はいませんね。



プチプチ。葉を数枚手に取ったと思ったら、葉に魔力を宿して風で押す。

ビュンビュン!葉を矢尻とした矢がどんどんと空の鳥の魔物を落としていきます。



ズゴゴゴゴ!地面から土の槍が飛び出てきて鮭を食べながらやってきた熊の魔物に突き刺さりました。


「魔物になっても好物は忘れていないんだな………。」



「ねえ、ミーサ。」

「なぁに、ノノア。」

ひそひそとおふたりで何か話しています……と見ていたら、



すぅ~。

何かが広がってゆく。

バタバタバタ……。

!!

周囲の魔物達が次々と泡を吹いて倒れています。


『え?これ何したのです?』


皆がさすがに不気味に思って静か~にミーサとノノアを見ると……。


物凄く笑顔です。


『怖い怖い怖いですよ!おふたりとも!』


「これ、ノノアの広範囲魔法にミーサが毒性の魔法を混ぜたのか?」

「そんな気がしますわね。」

「これは、恐ろしいな。」

「一気にこれだけ倒れると怖いですね。」

ゾゾー……。背筋が凍りそうです。



周囲は倒れた魔物だらけ。



「俺は、お前達全員が恐ろしいよ。」


『引率の意味あったな……別の意味だけど……。』

『所々森がやられている。俺がこいつらから自然を守らねば!二次災害が起こる!』

ダン先生が珍しく何かに気合いをいれていましたが、そろそろ魔物は現れなくなりましたね。




「しかし、大量でしたね。」


「これなら十分ですか?」


「でしょうね。魔法の実験も出来て良かったですわ。」


ん~!有意義な実戦でしたね。こんなに連発して魔法を使ったのも初めてです。



「それにしてもちょうどよく沢山魔物が出てきてくれてよかったな。」


「……へ?」


「へ?って何ノノア?」


「……何か反応をみたらかなり遠くですが、こちらに根城がありそうでしたので、来たのですよ?」


「……もう、空っぽですね。残りは逃げたようです。」





皆「「……知らなかった!」」





まあ、ノノアに自然~と誘導されてかなりの量を相手させられてしまったようですが。


「どうします?これ。」


周りは倒れた魔物だらけです。


「……ひとまず牙を大体一通りと、羽があるものからは羽もいただきたしょう。」


そうですね。元々の目的物ですしね。


「後は……誰か素材いりますか?」



「「「いらない。(わ。)」」」



皆さん全く興味ないようです。そこまでレアな素材でもないでしょうしね。

そもそも加工の仕方もしりませんから。


「ですが、放置していくわけにもいきませんしね。」


「カミーユの家で売れない?」


「うちは商会だからな~卸売りや、貿易が主だから。」


そういえばそうですよね。魔物を引き取って素材にするのも大変そうですからね。


「あー。じゃあ、ギルドに引き取ってもらうか?」


「ギルド?」


「登録すると、そのギルドでは仕事の斡旋や魔物の情報交換できたり、素材を買ってくれたりするんだ。俺の知り合いがやってる所がある。」


それはとても有り難いです。

お話に乗っかってダン先生のご友人の方にお願いすることにしました。


「そいつに頼む事にするぞ。あと、全員登録したらどうだ?今後もたぶんあるだろ、こういう事。」


「そうですね。」


その後は、皆でよろしくお願いしてギルドの方々に回収をしていただきました。



---------------


回収にきたダン先生の友達のギルド長の疑問。


「なあ、あの子等何者?」


「やっぱ、そう思うか?……今年の新入生だ。」


「は?普通じゃないぞ。」


「だよな~。全員Sクラスだ。」


「ああ。今年出来たって言う特例の?研究してるんだっけか?…………まあ、納得だな。他と一緒なんて無理な話だ。」



すると、少し考えたギルド長。



「ダンお前、いい仕事だな。」


「だろう。ほぼほぼ寝てるだけだぞ。かっかっか!」


「……。」


さすがダン先生と旧知の仲です。

ダン先生をよくご存じですね。



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