幼馴染じゃない(不本意ながら)
もうそろそろ導入終わります。
長くてすいません
いつもと同じ道。
茜色の空、違うのは。
いつも誰もいない左隣に彼女がいること。
上機嫌に鼻歌を口ずさみながら彼女が歩く。
それだけで、私は沈む。
小学6年。両親の離婚により、転校してから早5年。
久しぶりにあった彼女は、私の知らない彼女だった。
プラチナブロンドの長髪に、ピアスだなんてはじめは誰かすらわからなかった。
ただ、涼宮苦来という名前だけが、記憶の片隅にあった。
今の彼女は苦手だ。
キラキラしていて楽しそう。それ自体はいい。
ただ、遠くの人になった気がした。
「暗いなぁ、ほ〜らスマイル、スマイル」
彼女が私のほっぺをつねろうとする。
「うざい」
そういってもやめようとしない。
諦めて、適当にあしらう私。
そうして、ダル絡みされること十数分。
家についた。
カバンから鍵を取り出そうとする私。
カチャッという音が鳴る。
視線をあげた。
音の方を振り向いて。
……え?
——彼女が鍵を開けていた。
靴を脱ぐ。
そして家に入った。
「ただいま〜」
そういってリビングに入る彼女。
父は一瞬、固まってから言う。
「おかえり苦来」
玄関を開けて。
そして、私は見た。
「ねえお父さん、なんで苦来の母親がここにいるの?」
父は頭を掻いた。
それは誤魔化すときの父のクセ。
そしてバツが悪そうにいう。
「まぁその、お前の新しい家族だよ」
苦来が笑っていう。
「ってわけだからよろしくね?お姉ちゃん」
私はめまいを覚えた。
次回から少しずつ、関係が変わっていきます
ぜひお楽しみに\(^o^)/




