絵本の真実②の裏話①
リアンの口調の変化を書けなかったので、遅ればせながら…
『いい加減やめんかーーー―ー!!!』
はい。わたくし、先程、はっきりと、叫ばせていただきました。
遅々として話が一向に進まない事に対して耐えられず、行動に起こした次第であります。
えぇ、釈明など致しません。
真実、心からの叫びでございました。
え? 言葉遣いがいつもと違う?? ふふふ、何のことでしょう?
『3歳児らしくない』?
ええ、それは仕方のないことなのです。だって、中身が『おばさん』なもんですからぁ。ふっふっふ〜。
………もうね、叫んでしまったから、吹っ切れた私は『幼児言葉』を封印する事にしました。
私の精神安定の為でもあるし、兄には既に聞かれて難しいことば話してたよ〜と両親に報告されておりましたから。
所謂『開き直った』ということです!
ちょっと両親が、
『うちの子……え? 何て言ったの?』
と、なっておりましたが、うちって不思議一家みたいだし、これくらいイイよね! 気にしちゃいけないよ!!
それでも、あまりにもな変化だろうから、説明はしなくちゃね。
「カイ? お話、終わった? あのね、私、お腹すいたの」
「………え、いや……ヴィヴィシュアナ様に……まだ」
まだ言うか、この男。
「お母さん。お母さんは、カイと一緒に『王国』に行きたい?」
微笑みながら、母に問いかけると「いいえ」と頭を左右に振りながら言ってくれたので、心中ホッとしながらカイに振り向く。
「と、いう事なのでお帰りください。私達家族は今からお昼ごはんと大事な話があるので」
若干、ご飯の方に力が入っておりましたが(ほほほ)反論は受け付けませんのでさっさと帰れ、と満面の笑顔に込めて言ったのだが予想外の反応が返ってきた。
何故か少し頬を赤く染めるカイ。そして、私に向かって照れている。なぜ?
「―――その大事な話に私も加えていただけませんか? 先程の私に向けて下さった笑顔は、私に好意を抱いている……と思って良いですよね、リアン嬢? なので出来れば、リアン嬢の求婚者として家族の一員として私を扱って頂いて大丈夫ですよ!」
「…………」
「「「????」」」
―――訳わからない展開きました! この王子、頭の中どうなってる?!
『コイツ、危険なヤツ』
私の中で確定したので目の前から消えてもらいましょう。
あ、決して物騒な事ではありませんのでご安心を!
そして、今もカイの発言についていけていない家族は、この際よこに置いといて、っと。
「私、3歳ですがよろしいの?」
「ええ。出会った時から、とても可愛らしいと思っていたのです。ヴィヴィシュアナ様と何処となく似ていらっしゃると思って、仲良くなれたら……と思っていたのですよ」
「そう? 母に似ていると言われて嬉しいですわ」
にっこり微笑むが、腹の中では『あの時の冷たい視線は仲良くなりたいなんて思ってなさそうでしたがね? ふふふふふ』と毒吐く私。
しかも、こいつは顔にしか興味がないと言ってるようなもんだ。最低だな。
私の反応に、自分に好意を持ったと思ったのか、カイは目に母に向けていた様な欲情を滲ませながら私を見た。……3歳児に向ける視線じゃないでしょ……気持ち悪い。
「貴女はこれから歳を重ねていくに連れ、大輪の華を咲かせる事でしょう。それにとても聡明な方のようです。きっと、年頃になれば大勢の者たちが現れてしまう……そうなってしまえば………私は嫉妬に身を焦がすでしょう」
カイの言葉を聞いて、ふふっと微笑む。
「先程、私に向けてくれた笑顔が他の者に向けられるかも知れないというのは、とても耐えられません」
「悲しませるのは本意ではありませんわ」
「―――では、この話受けて頂ける……と思っても」
「絶対にありえません!! お父さんっ カイはお帰りですので! どこでもいいのでさっさと送って差し上げましょう!!」
こんな人が王太子で、王国って大丈夫なんですか?!
話が気づいたら長くなってしまったので…分けます!すみませんっ




