レオンとエアンディールさま③
「われ、レオナギル?の名のもとにエアンディールのせんせいをここにみとめ、とわのちぎりとする……?」
ん〜? また分かんない言葉が出てきたぁ……僕、調べるまで覚えておけるかなぁ?
お父さんの言った事をそのまんま口にしたんだけど『レオナギル』って? なに?
またまたまた、頭の中がパニックになってたけど目の前のエアンディールさまから、また光がシュルシュル〜って出てきてビックリ。
うわ〜、綺麗!!って見てたけど気づいたら僕も光に包まれてた。そのうち光が小さな球になって、僕のおでこに着いた、と思ったら体の中に入っちゃったみたいで……。
慌てておでこを両手でさわったけど手には何にもついてなかったんだ。
「?????」
もう僕なにが何だか分かんない。お父さん、教えて?って言おうとしたら後ろからお母さんの声が聞こえたの。
「ナル? レオン? ―――何かあったの?」
「! お母さんっ」
お迎えに来てくれたお母さんにぎゅってしようとしたら座ってくれて。嬉しくって首に手を回して抱きついちゃった。
「レオン。帰りが遅いから心配したのよ。―――あと……何だか知ってる気配が、ねぇ、したのよ」
お母さんがチラッて僕の体から向こうを見てるみたい。僕も後ろを振りかえる。
笑顔のお父さん、そして蛇口を思いっきりひねった時みたいに泣いているエアンディールさまがいた!!
「――――ぁぁぁあ!! ヴィヴィシュアナ様〜〜!!!!! 御無事でっ、御無事であられたとは! エアルは……エアルはっっ、ずっっっっっっっっっっっとお会いできる事をっ!!」
一息でそう言うと、僕たちに向かって飛びかかって?きたの! こわいっ
でも、ビクッてなったけど、お母さんが掌でエアンディールさまのお顔をバーンって張り手したら、ポンってちっさいお兄さんになっちゃった。 お母さん、すご〜いっ
「ナル、レオンからエアルの気配がするの。もしかして契約した?」
「ああ。古の盟約だ」
「………。そうなのね。古のかぁ……。また古いのを……ん〜、じゃあ説明しなきゃ、よね」
「そうだな」
「―――じゃあ、私するわね。ナルは、エアルと話すこともあるだろうし。あと、レオンが限界と思うのよね。家で話してくるわね。エアル、また後でね〜」
そう言って、お母さんは僕を抱えたままお家に向かって歩き出したの。ゆらゆら揺れる体は気持ちよくって瞼が閉じてくるけど、お話を聞かなきゃみたいだし。目をこすって頑張るんだ。
お母さんは、僕の部屋のベッドに優しく座らせてくれたの。そして聞かせてくれた。
『エアルさまがどんな存在か。契約できたという事は、魔法適性があるという事で。僕が10歳になったらしようと思っていた話がある等々』
眠いけど頑張ってお話聞いたよ! お母さんの「レオン、ここまでのお話分かったかしら?」って言ったことに「うん」ってお返事したんだけど……。
気づいたら僕の目の前は真っ暗になってたんだ。




