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いよいよ拒絶区突入です!

いよいよ拒絶区に行く日の朝が来た太陽は

出発する俺たちを後押ししてくれるかのようなまばゆい光を放っていた。

「さてと着替えるか」

窓際にかけてあるいつも着る服に着替え歯磨きをするため一階の洗面所へと向かった。


異世界の歯磨きはドロウブラシと言うものに

ドロウの樹液と言う木の樹液をかけて歯を磨く。樹液と聞いてなんか不味そうなイメージがあるが、そんなに日本の歯磨き粉とは変わらずしかも歯茎にも効果があるという


俺が寝ぼけた顔で歯を磨いていると鏡に映ったのはミサエラさんだったミサエラさんはまだ着替えておらずパジャマのままだった。

ミサエラさんは俺が振り向くとドロウブラシを棚から取り


「おはよう優雅くんよく眠れた?」

「はい今日のためにしっかり睡眠を取りました!」

ミサエラさんは俺に比べてどこか顔に疲労感があった。どうやらよく眠れていないようだ

俺は心配になり


「ミサエラさん眠れなかったんですか?」

それを聞くとミサエラさんは水で口をすすぎ

ハンカチで口を拭くと窓の外の景色を眺めながらその理由を切り出した


「私、フォースギルドのリーダーとしてちゃんと仕事ができてるか不安になるのよ。」

「どうしてですか?ミサエラさんはちゃんとリーダーできてると思いますよ!」


「今日の拒絶区だって私、しっかりリーダーシップを取れるかどうか...」

その会話を洗面所のドアの外で聞いている

ナギサとルルがいた、二人とも黙ってミサエラと優雅の会話を聞いている。


ミサエラさんは普段の大人びた感じとは裏腹にこんな悩みを抱えているとは知らなかった

冷静なお姉さんもこんな面があるのか...だかしかし普通にリーダーらしくできているミサエラさんに掛ける言葉は決まっていた。


「そんな心配することないですよ!ナギサもルルもきっとミサエラさんがリーダーじゃないとダメ!と言うと思いますよ?そんなに自分を追い詰めなくてもいいんで!何か困ったらいつでも俺に相談してくださいよ!」


ミサエラさんは俺の言葉に静かにうなずいた

その顔はさっきの顔と別の明るく何か吹っ切れた顔になっていた。俺も一緒に明るく笑うそしてさっき聞いていたルルとナギサがドアから飛びだしてきてミサエラに


「ミサ姉がいるからこそのフォースギルドだよ?だから自信持ちなさいよ!」

「そうだよ!ミサ姉さんがリーダーじゃないとダメだよ!」

「ナギサ、ルル...ありがとう!」

ミサエラさん、ナギサ、ルルこの三人には俺が入れ込めそうもない硬く、純粋な絆がある気がした。


朝ごはんを軽く済ませるとメンバー全員がリビングに集結した。

真ん中にミサエラさんそれを囲うように俺やナギサたちが並ぶ

ミサエラさんは手を差し出すと


「いよいよ新生フォースギルド初の拒絶区よ

今まで会ってきたモンスターとは格が違う

だけど私、このギルドならやれると思うの

優雅くん、それに魅色ちゃんが新しく加わったしナギサやルルもレベルアップしたでしょ?だから絶対に成功させるわよ?」


「じゃあ行くわよせーの!」

ミサエラの声掛けと同時にメンバーの手が一斉に重なった

「おー!!」

全くなんだかんだでメンバー全員の絆もかなり深いものになっている事に改めて気づかされた。異世界に転移してどうなるかと思っていた俺だったがいつの間にか日本に帰るという目的も忘れ異世界ライフを楽しんでいた。


そしてギルドの小屋を出て拒絶区へと向かう

俺の横にはナギサと魅色が一緒に歩いていた

ナギサは魅色の体験をじっーと見ながら何かを考えていたそれに気づいた魅色は


「ナギサちゃんどうしたの?」

「いや、魅色が持ってるその大剣見た事ない武器だなと思っただけよ」


ナギサが気になっていたのは魅色の大きな大剣だった。魅色の大剣には金属光沢があり

何か、なんと表現すればいいか分からないが

重苦しい雰囲気が大剣から伝わってくる。


その大剣は普通の大剣ではない。俺のゲーマーとしての勘がそう告げている。まあポケモンのピカチュウがさばきのつぶてを覚えたぐらいの衝撃だった。それってチート使ってるんじゃないんすか?


「なあ魅色その大剣どこで手に入れたんだよ?なんかすごい雰囲気だけど」

「私もこの世界に来た時、いきなり横にその大剣が落ちてきてなんか使え!てきな感じで落ちてきたから私の武器にしたの」


魅色の話を聞く限り、この世界の神様が魅色に武器をドロップしたご様子だった。

神様...俺にもチート的な強さの武器をドロップしてくださいよ!あ、ダメだ。そんな武器だったら最強勇者になってもただのチートで最強になった勇者になってしまう....


なんだかんだで1時間ほど歩くとさっきまでの明るく綺麗な景色とは一変、なんか噴火とかいろいろしてるすごい地帯へと着いた。てか拒絶区近いな!?


「ここよあの洞窟を入るとダンジョン開始になるわ」

ミサエラさんが指を指した方向には一軒家ぐらいの大きさの洞窟の入り口があった。

いかにもダンジョンの入り口という事を俺に教えてくれる


「じゃあ洞窟に入るわよ」

ミサエラさんは先陣を切って洞窟へと入っていくその後に俺たちは洞窟へと入る。洞窟の中はとても暗いミサエラさんは持ってきた木に火をつけ前へと進む


洞窟の中はとても肌寒く水がぽたぽたを落ちている音も聞こえてきた。さらに至る所からモンスターの声が聞こえてくる。この前のダンジョンとは比べものにならない緊張感が漂っていた。

俺はそれでも前に進む。俺の初の本格ダンジョンが今始まる。





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