第50話 ◆多々良和美 守秘義務
すでに日が沈み、事務所の外は電飾看板の光で、昼より眩しくなっていた。窓から見える月をぼんやり眺めながら、短くなったタバコの火を揉み消す。
九月も終わりに近づくと、日が沈めば多少なりとも涼しさを感じた。日の長さもそうだが、秋は確実に側まできているらしい。
……秋の夜長に、面倒な仕事だよな。
目の前にある調査書の内容を思い出すと、自然にため息がもれた。
「自分は離婚を取り扱った事がないので、その道のプロを紹介しますよ」
真木に話をもらった時、迷わずそう伝えた。離婚についての依頼は受けないと決めていたからだ。
なのに、真木は薄い笑みを浮かべて『いいのかい?』と、逆に聞き返してきた。長い付き合いだからこそ、答えが間違っている事に気が付いた。
真木優介の機嫌を損ねる事は、職を失う事に等しい。独立時に支援してもらっているのも然り、大切なクライアントはほぼ、真木の紹介によるものだからだ。それを失うわけに行かない。
仕方なく首を縦に振ったが、思った以上に厄介な依頼内容で、正直手を焼いていた。プライベートでも失敗している問題なので、不安も増すばかりだ。
それでも仕事である以上、成果を出さなければならない。
とにかく、早く仕事を終わらせよう。……世話になっている先輩と言えど、できれば真木とは関わりたくなかった。
今後の対策を練るため、腕を組んで唸っていると、自分の携帯まで唸りだした。表示を確認すると、噂の本人だったので思わずギョっとなる。
深く息を吐いてから、電話に出た。
「……はい。多々良です」
(君は、いつから無能な弁護士になったんだい? 私の投資は失敗だったのか?)
いきなり辛辣な言葉を投げつけられた。慣れているからいいものの、普通の人間なら心が折れているだろう。
「……申し訳ありません。 今回の事は想定外でした。 しかし、それで離婚が白紙に戻るわけではありません。このまま……」
(当たり前だ! 私が望んでいるのはただの離婚成立ではない。早期解決を君に求めているんだよ!)
電話の音量が上がった。
こんな風に、声高にものを言う真木は珍しかった。言葉自体は辛辣でも、真木は怒鳴ったりしない。 ……何か、焦っているように思えた。
「はい、もちろんです。できる限り迅速に対応して……」
(わかっているかい? 時間が掛かれば、それだけ西尾の負担が大きくなるんだよ!)
その瞬間、真木が西尾の事を心配しているのかと思った。
(このまま、西尾が使い物にならなくなったら、君の責任だからね)
……ま、そんなわけ……ないか。
少しの期待と、落胆している自分が可笑しかった。 分かり切っていた事だ。
真木にとって、まわりの人間はすべて駒の一部……。もちろん、自分もそうである。これまで、嫌と言うほどその事を思い知らされて来た。今更驚くことではない。それでも、どこかで期待してしまう自分が、甘い人間だと思わざるを得ないだろう。
「そうならないよう、努力します」
(私が欲しいのは努力じゃない。……結果だ。 ちゃんと用意しているんだろうね?)
すでに真木の声は、いつもの落ち着きを取り戻していた。
求められている答えはひとつ……。
「……もちろんです」
これ以外は、受け付けてもらえない。 だからやるしかないのだ。
(この先は、ないよ)
そう言って、通話は一方的に切れた。 同時に肩の力が抜けていくのを感じて、自分に苦笑してしまう。
今の電話でわかった事がひとつ。西尾と言う人間は、真木にとってよほど重要な駒だと言う事だ。
さしずめ、チェスならクイーンと言ったところか……。怒鳴っていた様子から見て、失うと痛手な駒である事は間違いないらしい。
では、自分はどの駒になるのだろう……そんなくだらない事を考えていたら、目の前に珈琲カップが置かれた。ビックリして顔を上げると、帰宅したはずの事務員が立っていた。
「え、瀬川さん。 どうしたんですか?」
通話に気を取られて、存在に全く気付かなかった。 驚いたまま尋ねると、瀬川美波が対面のソファに腰を下ろす。
『駅前で、美味しそうなパンが半額になってたんです。先生、どうせ夕食まだでしょ?』
美波が、紙袋から惣菜パンをいくつもとりだし、嬉しそうにテーブルの上に広げ出す。 優しい気遣いは出来る子なのに、広げたパンの下には調査書が置かれたままだ。……美人だけど、ガサツなのが悲しい。
慌てて、調査書を引き抜き、脇に積み上げる。
『……先生。 真木さんって何者なんですか? やたら持ってますよね?』
若い女性が、右手でお金のサインを作っている。……嘆かわしい。
「瀬川さん」
嗜めるために、眉間にシワを寄せた。すると、美波がペロっと舌を出して肩を竦める。ごめんなさいと言う事だろう。
「まあ、田舎旧家のご子息……そう聞きましたが、ご自身でもいろいろされているようです」
『いろいろ?』
「不動産投資とか、経営店舗もいくつかあるようですけど……まあ、私は彼の顧問弁護士ではないので、その辺りは詳しくありません」
『先生、パシリですもんね』
……うっ。 当たっているけど、言い過ぎだ。
再び眉間にシワを寄せると、同じように美波がペロっと舌をだした。
『それにしても先生……面倒な依頼を押し付けられましたよね』
差し出されたパンを受け取り、一口かぶりつく。 美味かったせいか、急に空腹感が襲ってきた。返事もせずに咀嚼に勤しむ。
『依頼人の奥さん、なんで別れないんですかね? 慰謝料も払うって言ってるのに……。あんな鬼瓦みたいなダンナ、わたしだったらすぐに別れるけどな……』
美波の言う事もわかる。自分も不思議に思っていたからだ。
『鬼瓦って、普通のサラリーマンですよね? 家が金持ちとかじゃないですよね?』
「ゴホン。 西尾さんですよ。 鬼瓦じゃないですから。 彼は出世コースを走るエリートですけど……まあ、普通のサラリーマンですね。実家も資産家ではありません。つまり、お金とか、顔は関係ないんじゃないですか? ……愛でしょ?」
冗談を一つ入れたが、これがいけなかった。
『何を言ってるんですか! そんなメルヘンな事を言ってるから、先生は奥さんの浮気に気付けないんです! しかも、浮気相手は実業家でお金持ち! 先生は、お金が無いから奥さんに捨てられたんですよ!』
……ひどい言われ方だ。 古傷をえぐらないで欲しい。
「悪かったですね。 貧乏弁護士で……」
『何をいまさら……。そんな事、先生は気にしちゃダメです! 多々良先生は、貧乏でも優秀な弁護士ですから、大丈夫です』
慰めになっていない意見を聞いて、よけいな事を言ったと後悔する。
「……冗談を言っただけです。 二人に、最初から愛が無いのはわかっていました」
口を尖らせながら、美波に伝える。
『え? それは、お見合い結婚だからですか?』
……な! 私だって見合い結婚だ!! それでも私はちゃんと妻を愛していたよ! 断じて見合いは関係ない!
お見合いを否定されて思わず怒りに震えてしまったが、声を出す前に何とか落ち着きを取り戻した。
「違います。 ……最初に離婚を切り出したのが、妻の美奈子だからです」
『え、そうなんですか?!』
「この案件は、別居中の西尾に愛人ができた事によって離婚の話になりました。しかし、そもそも別居の原因が、妻の不倫によるものなんです」
『ええ!! ウソ! それじゃあ、どっちもどっちじゃないですか! なんで別れないんですか?』
「そこが、この案件のややこしい所なんです。調べるのに時間が掛かって大変でしたよ」
この件について、西尾は非協力的だった。
とにかく、相手の言い値で慰謝料を払うと言うだけで、それ以外はほとんど説明しないのだ。
「美奈子の実家について、瀬川さんに調べてもらいましたよね」
『あ、はい。美奈子の父親は、地元で三代続く有名な町長さんです。まあ、それなりにお金のある家のお嬢さんですね』
「そうです。……そして、さらに調べて分かったのですが、美奈子が離婚を申し立てた時期が、その町の町長選挙と同じ時期だったんです」
『ええ! それって……』
「はい。……その年、現職町長に汚職があるのではと噂が流れ、風は新人立候補に吹いていました。これ以上の負の要素は受け入れられない。そう思った父親が、娘のスキャンダルを恐れて離婚に反対したのです」
『わぁ! ドラマみたいな話ですね』
「誰の人生にも、ドラマがあるんですよ」
『先生のドラマも、激しさは負けてませんもんね……』
「そ、その話はもういいです!」
……古傷がシクシク痛む。
『だけど……。そもそも、何で見合い相手が鬼瓦なんですか? 金持ちの親なら普通、自分と釣り合うか、それ以上の人とさせません? ブスならまだしも、美奈子はかなりの美人じゃないですか……。鬼瓦だと、釣り合いませんよ』
「鬼瓦ではありません! ニ・シ・オ!……さんです。……まあ、そうですね。私も疑問を持ちました。でも、ある事に気が付いたんです」
『ある事?』
「真木は、田舎旧家の跡取りだと言いましたよね。……つまり、その田舎で真木家は、かなりの権力者なんです」
『もしかして、先生! 真木さんと美奈子は……』
「……その通り。同じ地元です。これはまだ確証を得られていませんが、多分、美奈子と西尾を見合いさせたのは真木、あるいは真木家の人間でしょう。 だから、町長である父親は逆らえなかった。美奈子も、その当時付き合っていた恋人と別れて、西尾と結婚しています」
『わお、わお! まさに、政略結婚! 昼ドラじゃないですか!』
「昼ドラじゃありません!」
はしゃぐ美波をぴしゃりと叱る。ドラマみたいだと感心するのは別に構わないが、面白がっていい話ではない。相手に失礼になる。 今度はちゃんと反省したのか、ペロ舌は出て来なかったので安心して話をすすめた。
「ただ、それでも疑問が残ります。……西尾と真木のつながりがわからないんです」
『つながり……ですか? 同じ会社の人ですよね?』
「そうですが、親戚ならともかく、同じ会社の部下だからというだけでは、こんな強引な見合いをさせる意味がわかりませんよ。ただのお節介なら普通、見合いじゃなくて、恋人のいない女性を紹介……という形にしませんか?」
『……しますね。 はい、変です。 ……西尾がイケメンじゃないから心配したのでしょうか?』
「いや、瀬川さん。先程から、かなり失礼ですから……。あ、イケメンで思い出しましたが、美奈子の不倫相手は、見合い前に付き合っていた町役場のイケメン青年だったんです。広報担当でしたから、町でも顔の知られた人でした」
『ああ! だから、地元の広報誌を取り寄せたんですね』
頷くと、美波が取り寄せた広報誌をテーブルに運んできた。 九月号だけだが、全部で三十冊もある。そんなに必要なかったのだが、取り寄せたものは仕方がない。
九月号の最終ページには、その年の広報担当者の写真と一言が、毎年載せられていた。町長が再選する前の年の広報誌を開いて、美波に渡す。なかなかのイケメンな顔写真に、彼女が『へぇー』と声をあげた。
「……この人も可哀想な方です。町長の再選が決定した途端、役場を退職しています。まあ、居づらい環境だったのでしょうね。そして間もなく町からも姿を消しました」
『え! 町長が追い出したんですか?』
「いえ、多分、違うでしょう。 追い出すような事をして、美奈子と共に姿を消されては困りますから……。 町長はいくらか納得のできる金額を青年に渡して、自ら消えてもらったんだと思いますよ」
『汚ったないなぁ……』
「だからこそ、お金で恋人に裏切られた美奈子は、西尾に頼るしかなくなり、復縁を求めたんじゃないでしょうか」
『手のひら返し過ぎだし!』
そう呆れながら、美波が別の広報誌を開いて閲覧しだした。
私も、一息ついてドーナツを頂く。疲れているせいか、甘さが身体に染み渡った。
そんな幸せ気分に浸っている中、唐突に質問が飛んできた。
『鬼瓦……じゃなくて西尾さんは、ここの出身……ではないですよね?』
「ん? 違いますよ。 同じ県ですが、かなり離れた町です。……どうしてですか?」
『写真見てたら、結構、イケメンが多い町だなぁと思って……。町長さんもイケメンだし、真木さんだってイケメンでしょ? 不倫相手の元カレなんて激イケだし。……西尾さんは違うのかな……って』
「瀬川さん……ホントに失礼ですよ」
『すみません。 でも、やっぱ鬼瓦だしな……』
西尾の顔を思い出して、自分も吹きだしてしまった。思えば「鬼瓦」は言い得て妙なのだ。
誤魔化すように立ち上がり、珈琲のお替わりを注ぎに行く。 戻ってくると、美波が広報誌を凝視したまま固まっていた。とんでもないイケメンでも、発見したようだ。
「瀬川さん?」
声をかけても返事がない。
しばらく待つと、ようやくポツリと言葉を発した。
『……私……つながりを発見したかも……しれません』
「つながり?」
首を傾げて問いかけると、美波がページを開いたまま広報誌をこちらに渡してくる。 ページに掲載されている写真を見て、私も固まってしまった。
それは、小学生が書いた「青空」という書が、県知事の賞を取ったという記事だった。 誇らしげに賞状を胸の前に掲げ、写真に納まっている少年は、間違いなく幼い頃の真木だ。写真の横に、真木優介君(小三)と記されてもいる。そして、その後ろで自慢気な顔で立っている男性が、少年の父親で真木宗介氏と表記されていた。
こういう写真は普通、受賞した少年一人が写るものだが、相手は町の権力者だ。自分も載せろと言われれば、役場は逆らえなかっただろう。真木家と役場の関わりが、そこに透けて見えた。
それにしても、するどい眼光でこちらを見ている父親の怖い顔と、私は最近何度も面会していた。いや、正確には、似た顔と会っていたと言うべきだろう。
『その写真の男性……鬼瓦にそっくりですよね?』
美波の問いに頷くしかできない。
西尾の父親だと言われたら、素直にそうだと信じてしまうだろう。それぐらい瓜二つなのだ。
皮肉な事に、真木はまったく父親に似ていなかった。
『それって、つまり……』
美波の目が、異常に見開いていた。……好奇心の目だ。マズイ。
「まあ、彼らが親子だという可能性も……否定できませんね」
美波が結論づける前に、可能性で留めておく。
『何言ってるんですか! その顔は、間違いなく親子でしょう! これで親子じゃなかったら、何なんですか!』
……他人です。 ああ、他人であって欲しい。……神様お願いです。
『あ、でも、名字が違うって事は……西尾さんは私生児ですかね?』
可能性が勝手に確定に変えられ、露骨な質問が続く。正直、勘弁してほしいと思った。なぜなら、西尾の戸籍は請求済みで、すでにその答えは知っていたからだ。 ……父親の欄は、彼女の予想どおり空欄だった。
「まあ……そうですね。嫡出でない子、いわゆる非嫡出子の可能性もあります」
あくまで可能性として濁しておく。
しかし、異母兄弟という言葉が自然に頭に浮かんだ。西尾は、真木宗介が囲った女に産ませた子供かもしれない。
いやいや、ただの他人のそら似ということも否定はできないのだ。 ……真実はまだ、何もわかっていないのだから。
『そう言えば、先生。 ……西尾さんのお名前も、ユウスケ(雄輔)ですよ』
美波のセリフに思わず息を飲む。 他人のそら似では、偶然の一致が多過ぎた。
真木家当主の愛人の子。 ……それが真実ならば、見える景色がガラリと変わる。 始めから考え直さなければならない。 真木にとって西尾は、単なる駒ではないのかもしれなかった。
『私、ちょっと調べてみますね』
美波の張りきったセリフにギョッとなる。
「だ、ダメです、瀬川さん! この写真は、見なかった事にしましょう!」
いろいろ考えなければいけない事だが、とにかく直感でそう判断した。迂闊に手を出していい案件ではない。
そう思った途端、理解できた。 真木が私を選んだ理由を……。
私は昔から、危ない橋は渡らない主義を貫いていた。仕事ならいざ知らず、他人の暗い過去を、興味本位だけでわざわざ掘り起こすような事はしない。真木はそれを知ったうえで、私に依頼を任せたのだろう。
離婚の調査をしていれば、必ずこの事が出てくる。 そう踏んでいた真木は、秘密を利用しない……いや、利用できない私をわざわざ選んだに違いなかった。
それこそ、真木にとってアンタッチャブルな秘密だという証拠である。まさに、触らぬ神になんたら事項だ。
『ええぇ……。でも、知らなくていいんですか? 離婚に必要になるかもしれませんよ』
「必要ありません! きちんと離婚は成立させます!」
私にだって、疑問はいっぱいある。
そもそも、西尾に見合いを世話したのは誰なのか? 真木はどうして、愛人の子と同じ会社にいるのか? 家督を継ぐ気はないのか? 真木家の跡継ぎ問題はどうなっているのか?
そして、肝心の西尾は、どこまで知っているのだろうか……。
知りたい事は山のようにあった。 しかし、真木が望む答えは、この事に触れずに離婚を成立させる事に違いないのだ。そうでなければ、私に頼む理由がない。もっと優秀な離婚弁護士に頼めば、スピード解決が保障されているのだから……。
それにしても、とんでもない事に巻き込まれていると気付いた。対策を考えなければ、自分の身が危ない。
……ああ、できるなら、今からでも断りたい。 いや、断ったら即、廃業だ……。 くうぅ……。
前門の虎、後門の狼とはこの事を言うのだろう。 結局、やるしかないのだ。
「わかっていると思いますが、瀬川さん。 依頼人の! 西尾さんの利益を一番に考え! そして、守秘義務を遂行しなければいけませんよ!」
取りあえず、美波に念を押しておく。彼女が暴走することさえ許されない事態だ。相手は真木である。とにかく油断は禁物だ。
『はーい、先生。……私は何も見ていません』
適当に見える彼女だが、こういう事はキチンとしている。 逆に言えば、ちゃんと出来るからこそ、事務員として雇っているのだ。
『でも、先生は大丈夫ですか? 真木さんに消されたり……』
「しませんよ! 怖い事言わないで下さい!」
慌ててそう言い返すが、震える手は止められなかった。
とにかく、早く離婚を成立させよう。早く仕事を終わらせなければ、西尾ではなく私の身が持たない気がする。
『先生、本当に大丈夫ですか……?』
考え込んで、青ざめていたのかもしれない。優しい気遣いの出来る美波が、本気で心配してくれていた。
「ああ、大丈夫です。……心配はいりません」
『……ですよね』
美波が、アンパンを片手に牛乳パックをズズッと啜る。
……うーん。 美人だけど、ガサツなのが悲しい。
『あ、先生。これ、経費でお願いします。 無理なら先生の自腹で……』
ペロ舌と共に差し出された紙は、パンの領収書だった。
……なるほど。 瀬川美波はできる事務員だ。
嬉しいのか、悲しいのか、よくわからない気持ちでその紙を受け取った。
読んで下さってありがとうございます。




