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第4話 王女の影と新たな始まり【リニューアル改訂】


町の冒険者ギルドは朝から賑わっていた。


アリスが依頼掲示板の前に立つと、ディネが肩の上で腕を組んだ。


ディネ:「今日は中級ダンジョンにしなさい。レベル上げが優先よ」


サラ:「俺の炎を派手に使わせろ!」


ノーム:「……無茶するなよ」


アリス:「三人とも、朝から元気すぎ……」


そこへ、昨日出会った金髪の青年剣士・ミクリが近づいてきた。


ミクリ:「アリス、今日も一緒にどうだ?」


アリス:「もちろん! よろしくね」


ディネがミクリをじろじろ見ながら評価する。


ディネ:「腕は悪くないわね。顔もまあまあ」


サラ:「男だけど……まあ、使えるかも」


ノーム:「試してみる価値はある」


アリス:「みんな、初対面で失礼だよ!」


ミクリは穏やかに微笑んだ。


ミクリ:「なんか……アリスはいつも独り言が多いよね」


アリス:「(やばい、精霊の声聞こえてないんだっけ)あはは、気にしないで!」


最初のダンジョンで連携を確認することになった。


1階層のゴブリン相手に、アリスとミクリは息を合わせ始めた。


アリスが前衛で気を込めた大剣を振り、ミクリが俊足で弱点を突く。


ディネ:「左のゴブリン、腕狙い!」


サラ:「俺が焼くぜ!」


ノーム:「足場を固める」


ミクリ:「すごい……アリス、指示が的確だな」


アリス:「えへへ、勘みたいなもの!」


5階層のボス部屋で巨大オークロードが待ち構えていた。


アリス:「ミクリ、足を!」


ミクリ:「了解!」


俊足で回り込み、後ろ足を深く切り裂く。


アリスは気を最大限に込めた大剣を振り上げた。


「これで終わり!」


縦一文字の一撃がオークロードを真っ二つにした。


アリス:「やった! 連携、いい感じじゃん!」


ミクリ:「君のおかげだ」


ディネ:「まあまあね。まだまだ改善の余地はあるけど」


サラ:「もっと派手にいこうぜ!」


ノーム:「焦るな」


ギルドに戻ると、受付嬢が興奮気味に声をかけてきた。


受付嬢:「ちょうどいい! 東の沼でリザードンが暴れてるの。急ぎの依頼なんだけど……」


アリスとミクリは顔を見合わせ、すぐに引き受けた。


沼地に着くと、重く淀んだ空気が二人を包んだ。


ミクリ:「ただのリザードンじゃない……気配が濃い」


ディネ:「アリス、気をつけなさい。何か、ただの魔獣とは違うわ」


サラ:「俺が焼いちゃうよ!」


ノーム:「足場に注意」


巨大なリザードンが泥の中から飛び出し、毒の息を吐いた。


アリスとミクリは背中を合わせ、連携で対抗。


ミクリが足を切り裂き、アリスがトドメを刺す。


しかし、三匹同時に現れた瞬間——


アリス:「まだいるのかよ!」


ディネ:「左は私! 右はミクリ!」


サラの炎、ノームの土壁、ディネの氷の矢が飛び交う中、二人は息を合わせて戦った。


最後のリザードンを倒した後、アリスは親指を立てた。


アリス:「ナイス連携!」


ミクリ:「君と組めてよかった」


ギルドに戻り報酬を受け取った夜、宿の部屋でアリスはベッドに寝転がった。


アリス:「みんな、今日もありがとう。どんどん強くなってる気がする」


ディネ:「まあ、頑張ってるじゃない」


サラ:「次はもっと派手にやろうぜ!」


ノーム:「基礎を固めろ」


アリスは小さく笑った。


アリス:「このメンバーなら、どこまで行けるかな……」


しかし、その心地よい充実感の裏で、沼地の奥で感じた不自然な黒い影が、胸の奥に残っていた。


(……気のせい、だよね?)


翌朝、ギルドで緊急依頼が舞い込んだ。


受付嬢:「北方の街道で商人の護衛と捜索! 報酬高めよ!」


アリスとミクリは即座に引き受け、馬を飛ばした。


森の中でオークの群れを蹴散らし、商人のキャンプ跡を発見。


さらに奥へ進むと、リザードン・キングが現れた。


激しい戦いの末、アリスたちはキングを倒し、隠れていた商人を救出した。


商人は震えながら礼を言い——意外な人物だった。


商人はシグナス王国の使者で、王女ノアールからの手紙を持っていた。


手紙には「北方で闇の魔王が動き出した」という緊急の情報が記されていた。


アリス:「……ついに、本格的に動き出したか」


ディネ:「アリス。覚悟を決める時が来たわね」


サラ:「派手にいくぜ!」


ノーム:「焦るな」


アリスは剣の柄を強く握り、明るく笑った。


アリス:「みんなと一緒なら大丈夫!」


しかし、心の奥では王女としての責任と、冒険者としての自由が交錯していた。


8大精霊をすべて集め、強大な脅威に立ち向かう——


その大きな戦いの序曲が、今、静かに始まろうとしていた。


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