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幽暗に堕ちたあの日が消えない  作者: Ruru
1章

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第六話 願いと紋章

 宿へ戻る頃には、通りが夕日に染まっていた。


 扉を開けると、話し声と食器の触れ合う音が押し寄せてきた。

 食堂の席はほとんど埋まり、厨房からは料理の匂いが漂っている。


 空いた皿を重ねていたルートが、顔を上げた。

 別のテーブルで料理を配っていたリナも、こちらに気づく。


「おかえり、レイ」

「おかえり~、レイくん!」


「ただいま」


 二人に微笑み返し、テーブルの間を抜けて厨房へ向かった。


「メイラさん、ただいま」


 フライパンを握るメイラが、肩越しに振り返った。


「レイ、おかえり」


 笑いかけてから、すぐにフライパンへ目を戻す。

 隣には、盛りつけを待つ皿が並んでいた。


「先に、部屋へ戻ってきます」


「ああ。夕飯、まだならあとで食べな」


「はい」


 厨房を離れ、階段を上った。


     *


 部屋へ入り、帽子とマスクを外した。

 机に置いて椅子に腰を下ろし、日記を開く。


 毎日、欠かさず書いている。

 どこへ行き、誰と会い、何があったのか。


 特に、あの記憶に関わることは、正確に残していた。


 僕は、あれを『メモリア』と呼んでいる。


 知らないはずなのに、覚えている。

 見たことのない景色も、そのときの気持ちも、僕の中にある。


 すべてが同じように起きるわけではない。

 アルスは、今も生きている。


 こうして記しておけば、メモリアとの違いをあとから確かめられる。

 覚えているつもりで、曖昧にしておきたくなかった。


 今日の出来事を、順に記していく。

 二人の様子。母さんの墓へ行ったこと。


 ペンを止め、書いたところを読み返した。


 この二年近く、メモリアにある出来事と照らし合わせる機会は、あまりなかった。


 明日は違う。


 メモリアの中で見た、あの催し(イベント)がある。


 日記へ目を戻し、最後の一行を書き終えた。


 そのとき、階下から大きな笑い声が上がった。

 続けて、食器の重なる音がする。


「リナちゃーん! こっちも頼むよ!」

「は、はぁ~い! ちょっと待って~!」


 返事の途中で、別の客が注文を呼んだ。


「ルートくん~! こっち、お願い~!」


 僕はペンを置いた。


 日記を閉じ、机の引き出しへしまう。

 部屋を出ると、リナの声が階段から響いてきた。


「待って~! 順番に持っていくから~!」


 ……手伝ってあげるか。


 僕は食堂へ続く階段を下りた。


     *


「ありがと~ございました~!」


 最後の客を見送ったリナが、入口の札を裏返した。

 扉を閉めると、食堂には食器を片づける音だけが残った。


 結局、僕もあれからずっと手伝うことになった。

 客足が落ち着いてから夕飯を食べ、今は残った皿を集めている。


「レイくん~、途中から手伝ってくれてありがと~!」


 テーブルの間を戻ってきたリナが、いつもの笑顔を向けてきた。


「いいよ。今日も忙しそうだったからね」


 同じ大きさの皿を選び、重ねながら返事をした。


「ほんとだよ~! ずっと動いてたんだから~。疲れたよ~」


 リナは眉尻を下げ、肩を落とした。

 ジョッキの取っ手を左右の手で一つずつ握り、持ち上げる。


 厨房へ向かいかけたところで、ぱっと顔を明るくした。


「けどけど! 明日は、ついにあれがあるんだよね~!」


「そうですね。ずっと待っていた日ですから!」


 別のテーブルを片づけていたルートも、顔を上げた。

 珍しく、声が弾んでいる。


 厨房の洗い場で鍋を洗っていたメイラが、こちらへ顔を向けた。


「二人とも、そんなにわくわくして。明日、何があるんだい?」


 僕は重ねた皿を持ち、厨房へ向かった。


「明日は、紋章儀式(シグナ・リート)があるんです」


「ああ、そうか。三人とも、今年だったね」


 洗い場へ皿を置くと、メイラが鍋を脇へ移してくれた。


 『紋章儀式(シグナ・リート)』。

 十歳を迎えた少年・少女が神殿に集まり、紋章(シグナ)の発現を試みる儀式である。


 通常の紋章(シグナ)は、首の後ろの付け根に現れる。

 発現するのはその素質を持つ者に限られ、望んだ紋章(シグナ)が現れるとは限らない。


 紋章(シグナ)を持たずとも術式を扱える場合はあるが、その習得にも才能を要する。

 紋章(シグナ)は適性を示すとともに、特定の術式を扱うための条件にもなる。


 憧れの探求者(シーカー)へ近づけるかもしれない。

 その期待から、儀式の日を待ちわびる少年・少女は多い。


 リナも、ルートも同じだった。


「僕は、精律紋(オルディア)を発現させてみせます!」


 ルートが皿を抱えてやってきた。

 積み重ねた皿の縁が、顎のすぐ下まで迫っている。


「……ルート、足元、見えてる?」


「え? あ……」


「ほら。半分、こっちに寄越しな」


 メイラが手を拭き、上から皿を取った。


「すみません。つい……」


 残りを洗い場へ置いたルートは、気恥ずかしそうに顔を背けた。

 耳の先が、少し赤くなっている。


 紋章儀式(シグナ・リート)で発現する紋章(シグナ)には、大きく五つの系統がある。


 生成や加工に優れた創成紋(アルティア)。

 治癒や浄化に優れた癒生紋(ヴィータ)。

 効率と制御に優れた精律紋(オルディア)。

 術式の威力を引き出す剛威紋(フォルス)。

 防御や保護に優れた守護紋(イージス)。


 模様によって特性は異なるが、用途まで限定されるわけではない。

 その力をどう活かすかは、使い手次第である。


 ルートが望む精律紋(オルディア)は、術式の展開に伴う消耗を抑え、効率よく制御することに優れている。

 連続して術式を展開したり、複数を同時に操ったりする際にも、その特性を発揮する。


「やっぱり、ルートはそれなんだね」


「はい。もっと複雑な術式も、扱えるようになりたいので」


 こちらへ顔を戻したルートが答えた。

 その目は、まだ期待に輝いていた。


「リナは、何か欲しい紋章(シグナ)があるの?」


 僕が聞くと、ジョッキを洗い場へ置いたリナが首を傾げた。


「ん~……まだ迷ってる~。どれも、いいな~って思うんだよね~」


「迷って選べるものではありませんよ」


「わかってるよ~。でも、想像するのはいいでしょ~!」


「それは、まあ……そうですね」


 ルートが笑った。


「それに、特別紋(ユニーク・シグナ)っていうのもあるんだよね~」


「聖女や英雄の紋章(シグナ)ですか?」


「うん! もし出たら、びっくりするよね~」


 特別紋(ユニーク・シグナ)は、通常の五系統とは別に、聖女などの特定の役割に結びついた紋章(シグナ)である。

 同じ特別紋(ユニーク・シグナ)を持つ者は、世界に一人しか現れないという。


「まず、神殿の人に何度も確かめられるんじゃない?」


「そっか~。じゃあ、帰るの遅くなっちゃうかな~」


「もう出たつもりなんですね」


 ルートの言葉に、メイラが笑った。


「どんな結果でも、帰ってきたら三人の話を聞かせておくれ」


「うん! メイラさんにも、すぐ見せるね~!」


「ああ。楽しみに待ってるよ」


 リナは嬉しそうに頷くと、残ったジョッキを取りに食堂へ戻っていった。

 その足取りは、さっきまでより軽かった。


     *


 翌朝も、リナは布団に潜ったままだった。


 僕とルートは、もう身支度を終えている。

 ルートが何度か呼びかけても、リナは小さく唸るだけで起きなかった。


「おい、リナ。今日は起きないと、紋章儀式(シグナ・リート)に参加できなくなっちゃうぞ」


「ん……」


 布団が動いた。


「あっ! 今日、紋章儀式(シグナ・リート)の日じゃん!」


 リナが勢いよく起き上がった。

 寝癖のついた髪のままベッドを下り、服を取り出し始める。


「あ~、もう~! 何着ていこう~!」


 ベッドに服を広げ、両手に一着ずつ持って鏡の前へ立った。

 交互に身体へ当てては、首を傾げている。


 起きたと思ったら、今度は服か。

 すぐには決まりそうにない。


「僕たち、先に下りてるからね」


「うん~! すぐ行く~!」


 鏡を見たままの返事を聞き、ルートと部屋を出た。


 一階へ下りると、厨房から朝食の匂いがした。


「おはよう、メイラさん」

「おはようございます、メイラさん」


 メイラは手を止めずに、こちらへ顔を向けた。


「おはよう、レイ、ルート。二人は、いつも早いね」


「何か運ぶもの、ありますか?」


 ルートが聞くと、メイラは並べてあった皿へ目を向けた。


「じゃあ、そっちを頼むよ。レイはパンを運んでおくれ」


「はい」


 二人で食卓へ運び、四人分の皿を並べた。

 スープと料理も揃い、メイラが厨房から出てくる。


 三人で席についたところで、階段から慌ただしい足音が響いた。


「ごめ~ん! 準備に時間かかっちゃって、手伝えなかった~!」


 リナが食堂へ駆け込んできた。

 椅子に座ると、顔の前で両手を合わせる。


「ごめんなさ~い!」


「いいよ。支度に時間がかかったんでしょ」


「レイ、甘やかしては駄目ですよ。何度呼んでも起きなかったんですから」


 ルートが言うと、リナは合わせた手の向こうから、そっとルートを見た。


「……明日は、ちゃんと起きるから~」


「毎回、そう言ってますよね?」


「うっ……」


 リナが肩をすくめる。

 メイラは笑いながら、スープの器をリナの前へ寄せた。


「ほら、せっかく揃ったんだ。冷めないうちに食べようか」


「そうですね。食べましょう」


 ルートが頷き、僕たちも手を合わせた。


「「「いただきます」」」

「いただきま~す!」


 リナはさっそくスープへ手を伸ばした。

 一口飲むと、ほっとしたように頬を緩める。


「ん~、おいしい~」


「慌てて食べて、服にこぼさないでくださいね」


「だいじょ~ぶ! ちゃんと気をつけてるから~」


 そう答えながら、リナが胸元を確かめた。


「今、こぼしてないか見た?」


「ち、違うよ! 念のためだよ~!」


 リナが慌てて顔を上げた。

 僕が微笑むと、ルートも口元を緩めた。


 メイラはパンを取りながら、楽しそうに僕たちを見ていた。


 どんな紋章(シグナ)が現れるだろうと、リナとルートの会話はなかなか途切れなかった。


 やがて食べ終えると、リナが真っ先に立ち上がった。


「片づけは、私にさせて! 朝、準備を手伝えなかったから!」


 僕の皿にも手を伸ばしかけたところで、メイラが声をかけた。


「リナ、そろそろ神殿へ行く時間でしょ。片づけはやっておくから、行きな」


「で、でも、メイラさん。私、朝、何も手伝えなかったのに……」


 皿へ伸ばした手を引き、リナが俯く。

 さっきまで弾んでいた声が、小さくなった。


「いいんだよ」


 メイラが立ち上がり、リナの髪をそっと撫でた。


「それより、今日はおしゃれして可愛いね。きっと、いい結果になるよ」


 リナが顔を上げた。

 撫でられるままに目を細め、嬉しそうに笑う。


「うん! ありがと、メイラさん! 大好き!」


 メイラも笑って、もう一度、その髪を撫でた。


     *


 身支度を整え、三人で玄関へ向かった。


「メイラさん、いってきます」


「いってきま~す!」

「いってきます」


 厨房からメイラが顔を出した。


「ああ、いってらっしゃい。気をつけてね」


 リナが大きく手を振り、僕たちも宿を出た。


 向かったのは、アバンダの広場だ。

 紋章儀式(シグナ・リート)に参加する者のために、今日だけ転移門(ゲート)が開かれている。


 そこへ向かう間も、リナとルートの話は尽きなかった。


「ねえ、もし二人とも同じ紋章(シグナ)だったら、模様も一緒なのかな~?」


「同じ系統なら、似た模様になるそうですよ。僕も、見比べたことはないですけど」


「そっか~。じゃあ、終わったら見せ合おうね!」


 二人の話を聞きながら、通りの先へ目を向けた。


 同じくらいの年頃の少年・少女が、幾人も歩いている。

 家族に付き添われている者もいれば、僕たちのように友人同士で並んでいる者もいた。


「なあ、ルート、リナ。周り、見てみなよ。僕たちと同じくらいの人が、たくさんいるよ」


 二人が話を止め、辺りを見渡した。


「本当だ。みんな、転移門(ゲート)へ向かってますね」


「うん! でも、私が一番いい紋章(シグナ)を出せる気がする~!」


 リナが得意げに胸を張った。


「昨日は、どれがいいか迷っていたのに?」


「それとこれとは別だよ~!」


 ルートが笑う。

 リナもつられて笑い、また前を向いた。


 広場には、既に列ができていた。

 その先に、白く光る大きな枠が立っている。


 枠の内側には、広場の向こう側ではなく、別の通りが映っていた。

 広い石畳の道を、何人もの少年・少女が歩いている。


 神殿があるのは、エルフの大陸(シルヴェスタ)の中心にある世界樹の都市だ。


 大陸で唯一の神殿。

 そして、多くの者が入学を夢見る学園も、同じ都市に置かれている。


 この転移門(ゲート)は、その神殿の近くへ繋がっていた。


 列に従って進み、僕たちも門の前へ立った。


「なんか、どきどきするね~」


 リナが枠の向こうを覗き込む。

 ルートも、その先の景色を見つめていた。


 係の人に促され、光の内側へ足を踏み入れる。


 次の一歩が、別の石畳を踏んだ。


 背後を振り返ると、枠の向こうに、さっきまでいた広場が見えた。

 二人も続いて現れ、次の参加者のために脇へ寄る。


「わぁ……」


 リナが、頭上を見上げたまま声を漏らした。


 建物の屋根を遥かに越えて、世界樹の枝葉が広がっていた。

 幾重にも重なる緑の隙間から、朝の光が落ちている。


 ルートも顔を上げていたが、後ろから来た人の足音に気づき、僕たちへ向き直った。


「……そろそろ行きましょうか。後ろ、来てますよ」


「うん~」


 リナはもう一度だけ世界樹を見上げ、僕たちと歩き出した。


 別の転移門(ゲート)から来た者たちも通りへ合流し、人の流れが太くなっていく。


 その先に、神殿が見えていた。

 広い石段を上り、開かれた扉をくぐる。


 幾つもの柱が並ぶ広間を、大勢の少年・少女が埋めていた。


「わぁ~! すごいね~! こんなにたくさんいるんだ~!」


 リナが足を止めた。

 ルートも、その隣で広間を見渡す。


「……こんなにいるんだ」


「今は、みんなここに集まっているからね。儀式場は幾つかに分かれているし、移動したら、もう少し落ち着くと思うよ」


 壁際には、儀式場ごとの案内が出ていた。

 その前では、神殿の人が参加者を誘導している。


「そうですね。でも、レイ。今年はちょっと違うみたいです」


 ルートの視線が、広間の奥へ動いた。


 受付を待つ列とは別に、人だかりができている。

 背伸びをして中を覗く者や、隣の相手へ何かを囁く者がいた。


「ん~……あっ!」


 リナが、その中心を指さした。


「あそこにいるの、ファブリス家の人じゃない?」


 人の間から、一人の少年が見えた。

 襟元まで整った服に、腰には細身の剣を提げている。


「セドリック・ファブリスですね」


「そう、その人! この前の剣術大会で、同じ年代の部門で優勝したんだよね~!」


 大会を見ていたらしい者が、身振りを交えて話しかけていた。


 セドリックは相手へ向き直り、穏やかな笑顔で応じている。

 立つ姿勢にも、礼を返す仕草にも、乱れがない。


 ファブリス家。

 代々、王族や貴族の剣術指南を担ってきた名家だ。


 無駄のない鋭い剣技と、洗練された立ち居振る舞い。

 その両方を受け継ぐ一族として知られている。


 セドリックは、その長男だった。


「リナ、よく知ってるね」


「大会の話、食堂でお客さんがしてたの~。すっごく綺麗な剣だったって!」


 リナがもう一度、少年の方を覗き込む。

 僕はその姿を確かめ、広間へ視線を巡らせた。


 柱の近くにいる少女へ、何人もの視線が向いていた。

 ちらりと見ては、連れと顔を寄せている。

 だが、声をかけようと近づく者はいなかった。


「あそこにも、いるね」


 二人が、僕の視線を追った。


 少女の胸元には、純白の宝石が飾られていた。

 こちらへ顔を向けた拍子に、左右で色の異なる瞳が見える。


 一方は、炎を閉じ込めたような赫(あか)。

 もう一方は、深い海を思わせる蒼(あお)だった。


「……リゼット・エーデルシュタインも来てる」


 ルートが、声を落とした。


 宝石に術式を刻み、その力を引き出す技術で知られるエーデルシュタイン家。

 多くの財を持ち、優れた術式使いを輩出してきた家でもある。


 リゼットは、その一人娘だった。


「本当に、目の色が違うんだね~」


 リナの声も、少し小さくなった。


 百年前、歴史に名を残す程の力を振るった術式使いにも、赫(あか)と蒼(あお)の瞳があったという。

 それ以来、同じ特徴を持って生まれたのはリゼットだけだとされている。


 その人物の再来ではないか。

 そんな噂とともに、リゼットの名前は生まれた頃から広く知られていた。


 さらに辺りを見ると、ほかにも見覚えのある顔があった。

 大会や名家の話で、名前を聞いたことのある者たちだ。


「ここには、有名な人ばかりですね」


 ルートが、こちらを見た。


「そうだね。強い人が多いみたい」


 僕はそう返し、神殿の奥へ目を向けた。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。Ruruです。


今回は、リナとルートのやり取りを、微笑ましく読んでいただけたら嬉しいです。


明日のことを楽しみにしたり、どんな紋章(シグナ)が現れるか想像したり。二人の、まだ十歳の少年・少女らしい姿を描けていたらいいなと思っています。リナに振り回されつつ、時々からかうルートのやり取りも、書いていて楽しかったです。


また、今回は紋章(シグナ)をはじめ、いろいろな設定が登場しました。名前も多くて、覚えるのが少し大変だったかもしれません。


これからも設定は増えていくので、物語を読みながら、少しずつ覚えてもらえたら嬉しいです。気に入った名前や設定が一つでもあれば、ぜひ心に留めておいてください。


そして、ここからは本作品で重要な催し(イベント)の一つ、紋章儀式(シグナ・リート)が始まります。


少し裏話ですが、実はレイの紋章(シグナ)をどうするか、めちゃくちゃ悩んでいます。頭の中にいくつも候補があって、それぞれのパターンで先の展開を考えては、また迷っています。どれを選ぶか、じっくり考えながら次の話を書いていこうと思います。


次の話でも、自分の好きな設定を存分に盛り込んでいくつもりです。好み全開のお話に、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

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