↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最恐魔導士は、おれがお嫌い  作者: 水桜崎 有叉杜
第七章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
55/62

塩対応のゼノ

 ゼノが、ヴァンの家のキッチンに居ると、ヴァンの兄であるナラがキッチンの戸を開けて、現れた。

「美人だね。目の保養だなぁ」と、のたまうナラの後を追い掛けて来たヴァンが「ナラ!」とナラの肩を掴む。


「客人なんだ。何もしないで」


 ヴァンの言葉に、ナラは「美人は口説かれる為に居るのに?」と、笑う。

 ゼノは「あいにく俺、男には興味無くてね」と疲れたような表情になる。


「それは残念」


 ゼノの方へ向き直ったナラが「じゃあ、君の気が変わるまで待とうかな。人は気まぐれだからね」とゼノの傍に来た。


「あんたが見て来た人間が、そうだったってだけじゃねぇの? 世界が狭いんスね」

「そう思うなら、君が広い世界を教えてくれる?」

「ははは……死ねよ」

「言われ慣れてるから、何ともないね」


 ナラとの会話に、一層、疲れたような表情を見せたゼノは、「料理の邪魔。ヴァン。連れて行って」と言った。

 ヴァンが、ナラの肩を、もう一度、持ち「兄さん。帰ろう」と声を掛ける。


「僕の分も作ってくれると嬉しいなぁ」


 笑顔のナラに、ゼノは「今からかよ。せいぜい、目玉焼きくらいだな」と適当な返事をする。


「何でも嬉しいよ。君が食べさせてくれるなら」

「……うぜぇ」

「美人には何言われても嬉しいな」

「さっさと去れ」

「じゃあ、また後でね。ゼノ君」


 ヴァンがナラを連れてキッチンを去った後、ゼノが「……面倒くせぇ奴ばっかり」と呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。