↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最恐魔導士は、おれがお嫌い  作者: 水桜崎 有叉杜
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
35/62

動揺

 嘉一が、炎で模った剣を手にしている。

 一番筋肉質の男の懐に飛び込み、嘉一は相手の首をはねる。

 嘉一は「ごめんなさい……」と、悲しそうな表情になる。

 視線を動かした嘉一が、部屋から入ってすぐの場所で、一番背の低い男と背の高い男、一番髪の短い男と茶髪の男が、それぞれ、お互いと戦っている事に気づく。

 その様子に、嘉一は「なんで!?」と驚いた。

 背の高い男が「どうしたんだよ、お前……!」と困惑している。

 嘉一が「仲間割れ!?」と、状況を呑み込めていないように言った後、一番、背の低い男と一番髪の短い男が、虚ろな目をしているのに気づく。


「その人達、体調悪いんじゃない!?」


 嘉一に言われて、茶髪の男が「体調悪くて、仲間を襲うか!?」と言い返す。


「そ、それもそうだね……」


 ゼノが現れて、「女将さんには眠って貰ったから、死んで貰おうか」と口にした。

 嘉一が、ゼノの腕を掴み「ま、待って! この人達、目が虚ろだし、多分具合悪いんだよ!」と止める。


「仲間割れするように操っただけだよ。首はねたのは、嘉一か? やったじゃん」


 動じないゼノに、嘉一は「うん……」と答えた。

 ゼノは「宿の前に、まだ人が居るんだよなぁ。おたくらの仲間?」と、男達に聞く。

 背の高い男が「あいつは乗り気しないって言って……」と答えたが、ゼノは「ふーん? どうでもいいけど」と杖を振る。

 一番、髪の短い男と茶髪の男が倒れた。


「後一人で、晴れて無罪放免だね」


 ゼノに言われて、嘉一が「ゼノに操られてない方の人だよね……? 確かに、こんな顔してたと思うんだけど……」と自信無さげにゼノを見た。

 その視線を無視し、ゼノが「世の中には似た顔が三人居るって言うからねぇ」と返す。

 嘉一は「え?」と、混乱したように言う。


「とりあえず、そいつが悪人だよ」


 ゼノの言葉に、嘉一は男達を見る。

 背の低い男と背の高い男の剣がぶつかり合ったまま、二人は身動きが取れずに居る。

 嘉一は背の高い男に駆け寄って、炎の剣を使い、男を気絶させた。

 ゼノが杖を振り、一番背の低い男が、その場に崩れ落ちて、意識を失う。


「お前にしちゃ上出来。じゃあ、宿の入り口に居る、もう一人を見に行こうか」


 ゼノは部屋を出て、階段を下りて行き、少し振り返り、嘉一に「来いよ」と言う。

 嘉一は、急いでゼノに着いて行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。