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賞金首、狩り放題
嘉一とゼノが、谷に現れる。
掘っ立て小屋のようなものが道の両端に、並ぶように複数、建っていた。
ゼノが、掘っ立て小屋全体に向かって大声で「頼もう!」と叫ぶ。
嘉一は、慌てて、「ちょっと……」と言い、ゼノの肩を掴んだ。
「手っ取り早いだろ? とりあえず、出て来た奴全員の首を落とせばいい」
ゼノの肩を掴んだまま、嘉一が「物騒な事、言わないで!」と急いで言う。
「ほら。敵さんだ」
その言葉で、前方を見た嘉一は、それぞれの掘っ立て小屋から、人が出て来るのを見る。
「人殺せるようになって貰わないと困るんだよねぇ。お手並み拝見と行こうか」
ゼノが消えたと思うと、掘っ立て小屋の屋根の上に現れる。
ゼノは口元に片手を当てながら、「嘉一ー。頑張れー」と声を上げた。
嘉一は、出て来た人達を見て、逃げ出した。
「まぁ、そうだろうと思ったけど」
ゼノは、そう漏らして、頭を掻いた。




