↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最恐魔導士は、おれがお嫌い  作者: 水桜崎 有叉杜
第四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/62

無罪放免になる条件

 手配所の中に、嘉一とゼノが現れる。

 ゼノは「着いたぞ」と嘉一に声を掛けた。

 手配所の女性が「あら。お客さんかい? 仲いいんだね」と、二人に笑い掛ける。

 女性は三十代か、四十代くらいだ。

 嘉一が、ばっと、ゼノから離れる。

 女性が「あらあら。恥ずかしがらなくていいのに」と笑う。

 ゼノが「無事に着いて良かったね」と、嘉一に話し掛けた。

 嘉一が顔を上げた事で、女性が「なんだ。あんたかい」と言う。

 女性に、ゼノは「ユィンが三人、賞金首捕まえたんですけど、データ照合、お願い出来ますか」と聞く。

 そう言われて、女性は「久しぶりだねぇ。元気にしてたんだね。首、おくれよ」と、ゼノを見た。

 ゼノが、首の入った袋を三つ、女性の前のカウンターの上に置いた。

 女性が、ブースの中の機械に、袋ごと首を入れる。

 機械に備え付けられたモニターに、盗賊達三人の顔が映された。


「本人みたいだね。ちょっと待ってね。お金、用意するから」


 そう話すと、女性は、ブースの奥の部屋に入って行き、袋を一つ持って来て、それをカウンターに置いた後、袋の口を開け、嘉一とゼノに中身を見せる。


「これでいいかい? 金額合ってるか確かめるかい?」

「今まで間違ってた事無かったんで、確かめなくて大丈夫です」


 ゼノの返答に、女性は、「あんたが来なくなってから、花錬族の事、調べたんだよ。あんたも気の毒にねぇ。復讐したら、賞金首にされてねぇ」と嘉一に、同情するような表情を向けた。


「調べて頂けて、ありがとうございます。ユィンの記録って、まだ残ってますか?」


 女性は「勿論だよ」と、ゼノに答える。


「賞金首にはグレードが有って、一番凶悪なグレードの賞金首を十人捕まえたら、特例で無罪放免ですよね?」

 嘉一が「え? そんなの有るの? なんで教えてくれなかったんだよ」と、ゼノを見ると、「面白くないじゃん」とゼノは言った。

 女性が「あんた、前にも三人捕まえてるから、後四人だね。無罪放免になるには、賞金首になった理由以外に犯罪犯さなければって条件が有るから、頑張るんだよ」と、嘉一に笑顔を向けた。

 嘉一は、賞金首のポスターが貼られている壁を見る。

 ゼノが「記録しとこうか? 見たい時に空中に投影してやるよ」と、嘉一が見ている壁の方を見た。

「そんな魔法有るの?」と嘉一がゼノに尋ねる。


「魔導士なら大抵、使えるよ」


 その答えに「ありがとう」と、嘉一は少し微笑んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。