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最恐魔導士は、おれがお嫌い  作者: 水桜崎 有叉杜
第三章

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謎の神殿

 神殿の外で、嘉一が神殿を見上げている。


「ゼノが、目くらましの魔法、掛けてくれたから、俺の姿は他の人には、違う人に見えるんだよね?」

「もう魔法、解けてるけどな」

「危なくない?」

「人間が居なければ大丈夫」


 神殿に沿うように、歩いて行くゼノの後を、嘉一は追い掛けた。

 ゼノは「魔物は賞金首に興味無いから」と続け、嘉一が「なら、いいけど……」と口にする。


「神殿は地下に続いてるんだ。無事に攻略しても、誰も何も言わないんだよね。魔王が居るのかも居ないのかも」


 そう言って、嘉一より少し進んだ位置で歩みを止め、視線を神殿の壁に移したゼノを見ながら、嘉一は「行ってみれば分かるかな」と聞く。


「俺は、お前の事、助けないから、自分でどうにかしろよ」


 困ったように、嘉一は言う。


「少しくらい助けてくれても……」

「さっさと行くぞ」


 歩き始めたゼノに、「待って……」と言いながら、嘉一は、ゼノに追いつこうと少し走った。

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