表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/104

巨大蛇パイソン

「……どんな魔物なのか分かりますか?」


 当然、俺様だけじゃなく、サマナにもバーバラの声は聞こえているわけで、チェリオとキララの前なのを気にせずに尋ねた。


「突然どうしたんですか?」


 キララはサマナじゃなく、ラビに聞き、チラチラこちらを見て、説明する。俺様の骨の色が変わってないから、大丈夫だと思ったんだろうな。


「えっと……サマナは死霊術師でしょ。だから、幽霊から情報が来たわけだよ。このタイミングを考えると……僕達にも教えてよね」


 湖にいる魔物。それを知るのは重要だよな。


 ラビもそうだが、パーティーとしてもだ。


 キララとチェリオも一緒に行動した事で、パーティー扱いになった。


 時間経過なのか、一緒にいる時に魔物と遭遇したからなのか。魔物といっても、フクロウコウジなんだが……両方だろうな。


 必要ポイントも跳ね上がり、十から三十。倒した魔物からポイントを貰えるのは一回。


 ポイント数の高い魔物、多種の魔物を狙う必要が出てきた。


 森ダンジョンに出現する魔物は二十種。キノコンみたいにポイントがなしもいる。


 ビックワガタを倒したところで、ポイント数は足りないからな。


 とはいえ、受験者を脱落した魔物がいるのも確か。事前の準備は必要だ。


 戦闘を覗けば、魔物の動きも分かる。


 それにだ。戦闘している魔物がフォレストバットだった場合、先に倒されたなら、湖に行く必要がなくなってしまうぞ。


「どんな魔物? サマナちゃんも呑み込める程の大きな蛇ね。汚い唾みたいなのを吐いてたわ」


「蛇の魔物!? それって……」


「……パイソンですね。マッドベアラーの次にポイントが高い。ヤラれるとしたら、コイツの可能性が高いって」


 巨大蛇の魔物パイソン。ポイントは二十五。総数は二。マッドベアラーに次ぐ危険度が伺える。


 パイソンは全長が四〜八メートル。長さだけだとマッドベアラーよりある。体の色によって、特徴に変化が出る。


「お姉さん、蛇の色は分かりますか? 黄、緑、紫のどれかと思うんだけど」


 黄は麻痺。緑は酸、紫は毒……だったか。牙がそれだと思ったが、汚い唾もそれに含まれるのかもしれないな。


 それを一発でも受けた時点で脱落の可能性がある。どの色でも危険。回復手段があるかどうか。


 サマナにはまだ回復魔法を教えていない。光属性もあり、適性はあるだろうが……魔法の回数が残っているか。


「えっと……茶色かな?」


「茶色!?」


 まさか第四の色だと!? 新種がここに来て……探索者試験でそんな物を用意するのか?


「……泥を体に纏っているんだと思う。獲物を狩るために身を隠していたと考えれば」


 新種ではなく、泥に身を隠していた。湖近くなので、泥と一体化していたわけだ。


 チェリオの職業が狩人だからこそ、魔物の行動が予想出来たのかもしれないな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ