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ピンク色の肌……ではなく、骨です

「ガイコツさんは面白いから、他の人にも声が聞こえて嬉しいです」


「他の奴に聞こえて、先程みたいに恐れられる可能性もあるぞ」


 俺様はそれでも構わないが、サマナはどうなんだ? 俺様が側にいるだけで喜んでいたぐらいだからな。


「そこはガイコツさんが良い人だと説得します。ガイコツさんは私を受け入れてくれたように」


「そこは逆だぞ。サマナが俺様を受け入れてたんだ。……気恥ずかしくなる!! 話は戻すぞ。はじまりのダンジョンとやらに挑戦する前に話しておくべき事がある」


 コイツの恥ずかしげもなく言った台詞のせいで、俺様は新たな色……ピンク色にでもなってるんじゃないか?


 それは兎も角として、サマナに死霊術師や俺様の使い方をレクチャーしなければ。魔力の使い方も知らなかったわけだからな。


「その前に……はじまりのダンジョンは何処にあるんだ? サマナが向かっているのは……おおっ!!」


 この場所は坂の上にあったらしく、下の景色には森があり、その先に街が、街が見える!!


「アジマルという街です。街にあるギルドの中にはじまりのダンジョンがあるんですよ。私は受けれてはいないんですけど」


「ギルド……昔で言う冒険者が集まる場所だな。それぐらいの知識はある。今はそこにダンジョンも作っているわけだな」


 サマナに魔法や様々な知識を与えると言った手前、今の知識が全然ないのも問題だ。


 彼女が眠った後、幽霊達に覚えている過去の話をしてもらった。ギルドの知識もそれだ。


「どんな風になってるか分からないですけど、魔物との戦闘もあるみたいです」


「ダンジョンと呼ばれるのなら、そういうものだろ。はじまりのダンジョンを受ける事が出来たとして、戦闘で失敗したら終わりだぞ。教えるのは戦闘方法だ」


「お、お願いします!!」


 サマナの体が震えている。今の段階でそうなら、先が思いやられるんだが……


「まずは俺様の使い方だな。その方が魔力量を増やしやすい。死霊術師の力は幽霊との契約、呼び出すための魔力が必要だ。サマナにはその両方がない。奴等から普通に話せるだけで情報を得られるのも力ではあるがな」


 俺様と一緒にいた幽霊とも契約出来たかもしれないが、それだけの魔力がサマナにはなかったからな。


 あの中の一人だけと契約する選択もサマナにとっては難しい気がする。


 ……俺様が選ばれない可能性を消したかったわけじゃないぞ。

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