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光の死霊術師です

「街に行く前に森の中に入るぞ。魔法の練習だ。外に……魔物はいたりするのか?」


 昔にはいたんだが、今はどうなってるのか。魔王は勇者に倒されたという話を聞いた事がある。幽霊達に聞いたんじゃなく、俺が覚えていた。


 森の中に魔物がいた場合、サマナが襲われる可能性がゼロではないからな。いきなり実戦は流石に無理だ。


「魔物はダンジョンにのみいるらしいです。勇者と魔王の御伽噺では外にも登場しますね」


 俺様は勇者と魔王は存在したのを覚えているが、すでに御伽噺扱いになっているのか。


「……そうなのか。なら、問題ないな。まずは知識だ。先程の呪い件の話だが……アレは俺様の力だけではキツイ。俺様は補助的な役割に過ぎないからな。サマナの魔力、意志が必要だ」


 俺様の魔法を使うためには、主にサマナの魔力が必要となる。それもあって、俺様自身が魔法を使うのは難しい。彼女の補助的役割に過ぎない。


 サマナは森の中に入り、拓けた場所を見つけて、そこを練習場所にさせる。


「この森には俺様達みたいな奴等がいるのか?」


 俺様……というより、サマナ。探索者になりたい奴等。もしくは、探索者か。


 ここ以外にも拓けた場所はあった。そこには木が斬られた痕や魔法を使用した形跡が残っていた。そして、誰かが焚き火をした跡も。


 森の中でサマナのライバル……探索者になるための修行をしてた奴がいる事になる。


「う〜ん……そうかもです。森で色々な音が響いてる事がよくあるので」


「練習するのに文句はないわけだな。まずは初期魔法……といっても、本来は死霊術師が使えるわけじゃないぞ。俺様を使って、サマナが魔法使いになる」


 人間……だけでなく、魔物だとしても、その体に持つ魔力は様々だ。魔力自体持ってない存在もいるからか。


 魔力があるからといって、魔法が何でも使えるわけじゃない。属性や相性もある。


 攻撃の魔法が得意とするなら、回復魔法が使えない。火の属性持ちとするなら、水属性を使うのは苦手になる。今もそこは変わってないだろう。だからこそ、職業というのがあるわけだ。


 職業によっては特殊な能力もあるから、それを見ているかもしれないが……


「職業が死霊術師として、属性も教えて貰ったのか?」


 死霊術師なら、大抵は闇属性だ。呪いや毒系の魔法が得意。全属性の攻撃を強化される反面、防御面が弱くなる。そういった性質だな。


 性格も属性に関連しているらしい。


 闇属性の性格は根暗、陰湿……サマナには当て嵌まるとは思えない。実は……だと恐ろしいぞ。


 俺様も昔は……関係ないか。今は全属性扱いの髑髏の道具に過ぎないからな。


「属性ですか? 光……らしいです。判定員も驚いてました」


「光!? 光属性なのか!! に、似合ってると思うぞ」


 サマナの性格からしたら水が妥当で、職業からだと闇だと思ったが……まさかの光属性か。


 光属性は滅多にいないイメージがある。勇者や聖女が光属性だった。


 それが何を血迷ったか、死霊術師が光属性なんて。他の奴等も扱いに困ったんだろうな。

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