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俺様強化?

「無事に終わったみたいだね。サマナちゃんもきちんとやれてた……」


 バーバラもサマナ達の戦闘が終わり、空からの見物を止めて、下に降りてきた。そこでも言葉が途中で止まったんだが……


「アークの頭に付いてるのは何?」


「……はっ!? 俺様の頭にか!! 少し違和感があるとは思ったが」


 サマナが俺様の少し上を見ていた理由はそれか!!


 一角ウサギを倒した直後、頭に違和感が起きた。それは一角ウサギに頭突きを喰らわせた事による衝撃のためだと思っていた。


「ぷっ!! 一角ウサギの角が手に入ったんじゃないかな。それをガイコツが吸収した感じ? 槍にも使えそうだよ」


 一角ウサギの角が俺様に装備された感じなのか? 


 俺様自身、魔物との戦闘は初めてなわけで、こういう進化があるのは知らなかったぞ。


 サマナと契約した事により、直接俺様が触れなくても、サマナが倒せば問題ないのかは分からない。


 それでも俺様が強化されるのは嬉しい面はある。見た目に関しては……


「ガイコツさんも強くなれるなんて知らなかったです」


「……俺様もだよ。魔物の種類、倒し方によってかもしれないがな。それも魔物と戦闘を繰り返す事で分かってくるだろ……って、おい!!」


 サマナが角部分に掴んだのか、簡単に取れてたんだが!! サマナの手に角があるのが俺様にも見えるからな。


 そうなってくると、槍として使うのには無理があるんじゃないか?


「ゴメンナサイ!!」


 サマナはすぐに角を俺様に貼り付ける。


「付けるところが違うぞ!! そこは流石に格好悪いだろうが!!」


 あろう事か、俺様の鼻部分に角を付けたぞ。長い鼻で、全く似合ってない。しかも、サマナが手を離したところで、ちゃんとくっついている。落ちる感じはなし。


 契約者であるサマナだけが取り外し可能なのか?


「面白い格好だけど、流石に……ね。額も良いけど、頭のてっぺんが一番良いと、お姉さんは思うな……って、動かないんだけど」


 バーバラが俺様の鼻……ではなく、角を動かそうとするが一向に動かない。


「本当ですか!? ……取れました。今度は頭に刺しますね」


「刺すのではなく、付ける……だ」


 尖ってる方を頭に刺されるのは回避しておかないとな。それに予想通り、サマナだけが角の取り外しが可能のようだ。


 進化、強化もサマナ次第ではあるのかもしれないか。


「俺様に何か出来るのは契約者であるサマナだけとして、サマナ自身に変化はないのか?」


 今のところ、俺様からはサマナの変化を感じ取れない。最初の魔物との戦闘を終えただけだからな。魔力が劇的に上がる等の大きな変化なら分かるが、細かな事はまだ把握出来ていない。サマナ自身もそうかもしれないが……


「う〜ん……どうなんだろう? 変わった感じはないです」


「一角ウサギが相手だからね。そこまでなんじゃない? 深く考えるのは探索者試験が終わってからで。早く花畑に向かわないと駄目だよね」


「……それもそうだな」


 ラビに正論を言われるとは……考えるのは後だ。今は探索者試験の合格。それにマッドベアラーから離れるためにも、花畑に向かった方が良いからな。

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