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ループしてますよ

「四つ目の分かれ道!! 次は北方向へ。幽霊のお姉さんが来るのを待てばいいんだよね」


 ラビは上を見るが、バーバラの姿を見る事は出来ない。夜になれば、見せる事も可能だが、他の参加者達にも見えてしまうからな。その優位性を取るため、どうするかだが……


「バーバラは俺様達よりも先に着いてるようだぞ」


 見上げれば、バーバラの姿が確認出来る。


 サマナ達は普通に移動してたわけだが、急いで来る必要もない。


 それに……だ。俺様達よりも先に着いてるのなら、バーバラは東側を向いてるはずなんだが、背中を向けてる状態になってるぞ。


「お姉さん!! 何か分かりましたか!!」


 サマナの呼び掛けで、バーバラがこっちに振り返る。それも驚いた様子でだ。そして、急いで降下してきた。


 嫌な予感がする。まさか……


「やっぱり!! サマナちゃん達は同じところを移動してるから。お姉さん達は一つ目の分かれ道から動いてないの」


「ええっ!!」


「何々!! どうしたわけ?」


 サマナの驚き様に、ラビがビックリするのも当然だな。バーバラの声が聞こえないわけだからな。


「俺様達はぐるぐると同じ場所に動いてるらしい。最初から罠に嵌ってたわけだ」


「ええっ!! そんな罠なんて何処にも見当たらないし、臭いもないんだけど。叢に隠れてる事もないと思う」


 森の中で関連しない物があれば、匂いで分かるとラビは豪語する。それも限界があると思うぞ。


 だが、叢に隠されていたとして、それを隅々まで探すだけでかなりの時間、労力を割いてしまう。


「つまり、ラビが体験した事がない罠のタイプというわけだ。俺様……サマナもそれを感じ取っていたからな」


「あっ!! 魔力の変化ですか。分かれ道を決めて、先に進んだ時に感じてたんです。ガイコツさんも」


「そうだ。魔力関係だからこそ、ラビの目や鼻も効かなかったわけだ」


「そんなの……僕以外でも分からない参加者は多いと思うよ。全員が魔法使いじゃないんだし。探索初心者なんだから」


 そうだ。今回はサマナが……俺様と契約している事と、バーバラが空から見る事で分かった事だ。


 いずれは気付く事なんだろうが、対策は必要となる。はじまりのダンジョンで難度が高い事はないはずだ。


 職業や仲間次第で変わる事になるからな。


「仕掛けは職業とは無関係だと思うぞ。シルティのように一人が動く奴もいるわけだからな。気付くか気付けないか。この場所で怪しいとすれば」


「フクロウコウジしかないよね!! 怪しいとは思ってたんだ……食べたいからじゃないよ」


 ラビは自身満々に言ってくる。食べたいからではないようだ。

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