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結界あります

「空から見てみたけど、花畑があるのはゴール地点だね。後はここから北西の方? 少し霧があって、ちゃんとは確認出来なかったわ。他に拓けた場所は所々にあったわね。けど」


 バーバラは空から見た情報をサマナに知らせた。


 森ではあるが、区画がある迷路のようになっているらしい。


 確かに俺様達が転移された場所も、ちゃんと道が拓けていて、獣道を通らなくてもいいようにはなっている感じはある。


 加えて、木々の上に霧らしき物が覆い被さり、下の状況を見えにくくしているようだ。


 それをサマナがバーバラの代弁をする。


「そうそう!! ゴール地点の巨大な木は分かるけど、他は見えにくかった」


 ラビも木に登り、ゴール地点を確認した時に霧らしき物を見ている。


 俺様達が今いる場所にはそれらしき物はないな。


 上からの確認をさせないために仕掛けられた物か?


「他の子達も姿も見えなかったわね。それと……高さにも限界があったかな。天井がないのにお姉さんでもぶつかったんだから」


「何もないのに頭をぶつけたか。……結界が張られているのかもしれないな。ここをはじまりのダンジョンとして使用している以上、誰にも邪魔されないために。結界内だからこそ、監視可能する事も可能なんだろう」


 昔なら、そこまでの結界を張る事は不可能……いや、凄腕の魔法使いや聖女が何人も必要か。


 魔王なら……魔王城にも結界があったらしいが、これくらいだった?


 魔法の発展なのか。もしくは、魔導具の発展か?


 昔になかったダンジョンが生まれているからな。知的好奇心は出てくるぞ。


「ガイコツさんは嬉しそうですね」


「声が弾んでたからでしょ。サマナちゃんもアークの事が分かってきたね」


「良く分かったな。ダンジョンもそうだが、魔法や魔導具の発達を目にして、知識を増やしたい気持ちになったぞ」


 サマナやバーバラも俺様の声だけで、喜んでいるのが分かったようだ。


「ガイコツの色が黄色になってるからだよね。僕でも分かったよ」


 ……ラビにも分かるぐらいだ。単に俺様の色が黄色に変わってたらしい。


「ラビも俺様の事が分かってきたという事だ。そろそろ、出発するぞ。取り敢えず、舗装された道で北西に向かうか。所々でバーバラには上から確認して貰うぞ」


「いいわよ。その代わり、戦闘になったら空に逃げるからね。ラビちゃんもいるし、囮になる必要とないわけだし」


「……仕方ない。それで構わないぞ」


「ですね。お姉さんは空からの道を確認してくれてるから大丈夫ですよ」


 ラビもいるわけだし、役割分担とするなら、バーバラの役割はそっちに振った方がいいか。


「話的に、幽霊のお姉さんが行き先を教えてくれるんだね。なら、出発!! ……方向だけはサマナが教えてくれないかな? 僕が先頭の方がいいと思うし」

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