レア魔物
「ポイントは……十!! フォレストバットの倍以上だぞ。時間帯に制限はないみたいだが…」
フォレストバットは夜にしか出現しない。強さ的にもフォレストバットの方が強そうに見える。それも大きさ次第か。ブックに描かれている絵だと本来の大きさが分からないからな。
「総数が少ない感じだね。しかも、出現する事がレアと説明されてるから」
魔物の説明分に出現がレアと書かれている。総数も三体のみ。ビックワガタだけでなく、カブトも同じ。
「結構な広さがあったから、その中で三体だけなのは厳し過ぎでしょ。そんなのを必要なアイテムにするのもさ」
「す、すみません」
森のダンジョンともあって、階層があるわけではなく、広い面積がある。そこから魔物一匹を探し出すのは難しいだろうな。
サマナの引きの悪さ……不幸体質なのか。最後には福がなかったわけだ。サマナ本人も申し訳なさそうにしている。
「だが……見つけるためのヒントは書かれている。そこから考えていくしかないな。他の魔物を確認していくぞ」
「どれどれ……本当だね。甘い物に引き寄せられるのか。その甘い物を探す必要もあったり、色々する事があってのポイントなのかもね」
ラビもブックでビックワガタの情報を確認する。魔物の強さというより、工程の多さによるポイントか。
ビックワガタを誘い込むための甘い物……それが森の中にあるのは確かだ。
ダンジョンの準備にそんな物が必要と思わないしな。
森にある果物やキノコの可能性も低い気がする。それだったら、ちゃんと果物と記す気がするぞ
「それも魔物が持ってそうな気がするんだよな」
「わ、分かりました!! 調べてみます」
サマナはキノコンから順々に調べていく。バーバラが俺様を持ち、二人して後ろからブックを覗き込む形だな。
「僕は後ろから見てみるよ。最初に調べた方が楽そうだし。ついでにフォレストバットの事が何か書いてあったら教えてね」
ラビも俺様の案に賛成して、サマナとは反対の後ろ側から調べてくれるようだ。
合格条件としてのアイテムが記されたページまで捲った感じとしては二十ぐらいか?
つまり、はじまりのダンジョンである、この森には二十種類の魔物がいる事になる。それも一体ずつじゃない事を考えると、結構な多さになるぞ。勿論、その魔物全種類と戦闘する必要はないんだろうが……
「あっ!! フォレストバットに関する事がありましたよ。この魔物が好物らしいですね」
「マジ!! だったら、夜になる前にその魔物を倒すのもありだね。ポイント稼ぎにもなるわけだし。どんな魔物なの?」
「ビービーです。ビックワガタみたいに虫型の魔物みたいですね」
サマナが見つけたのはビービーという蜂の魔物だな。小型の魔物で、この森に巣が幾つも存在するようだ。果実や花、様々な蜜を集めるために行動しているらしい。




