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魔物は多様多彩です

「次のページから魔物の情報ですね。文字が分かるようになっていて良かったです。ガイコツさんがいなかったら、全くでした」


 ゴール地点もそうだが、魔物の情報にも文字が書かれている。サマナは孤児院で文字の勉強はしてなかったらしいからな。


 俺様の知識がサマナに流れる事で、読む事が可能になったわけだ。


 最初に描かれているのはキノコの魔物。キノコに手足があり、体部分に口がある。


 名前はキノコン。コイツは昔にいた魔物だな。昔にいた魔物は消えたわけじゃなく、ダンジョンに移動したのか?


 ポイントは……なし!! しかも、キノコンの数と撃破数も表示され、更新されていく。


 キノコンの数は総数は三十体。撃破されたのが二体なのが、四体に。


 サマナ達よりも先にダンジョンへ入った参加者達が撃破しているのが分かるようだ。


 それと魔物が落とすアイテム。素材も律儀に書いてくれているぞ。どの魔物が落とすのかを予想しなくて良さそうだ。


 キノコンが落とすのは……キノコン。キノコン本体がアイテム扱いになっているぞ。食料とも記されている。ポイントなしで撃破されている理由はそれかもしれないな。


 勿論、森の中だから別の食料はあるとは思うんだが……


「必要なアイテムは一番後ろのページ。僕は蝙蝠の羽根だったよ」


 ラビがゴール地点の確認を終えて、木から降りて来た。


「幽霊のお姉さんが言う通り、ゴール地点は森の中心にあるみたいだね。二日も掛ける必要がある距離じゃない気がするけど……何かしらあるよね。その一つは集めるアイテムなんだろうけどさ」


 ラビが見せてきたのは蝙蝠の魔物のページ。フォレストバットという名前だ。


 ポイントは二ポイント。総数は十五体。まだ誰も撃破はしていないようだ。


 それもそのはず。出現時間が夜限定になっている。


 つまり、フォレストバット、蝙蝠の羽根を手に入れるためには夜まで待たなければならないわけだな。


 フォレストバットを探すのもそうだが、確実に落とすとも限らない。手に入れてからゴール地点に向かうのに一日では流石に無理だ。


 それに加えて、ポイント数を稼ぐために魔物を倒さないと駄目なのもある。


「私は……ありました!! クワバサミ? らしいです」


「クワバサミ? ちゃんとアイテムの絵も描いてくれてるな……これは」


「ビックワガダの素材だね。虫型の魔物で、カブトのライバル的存在だよ。ダンジョンには両方いるみたいだし」


 ラビはビックワガタとカブトのページを見せてきた。


 クワガタ虫とカブト虫の魔物だな。蟻や百足、蜂等の巨大化した虫達を虫型魔物と呼んでいたな。


 クワバサミは言うなれば、ビックワガタの頭部分。ハサミと持ち手が頭部分になっているわけだ。

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