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最高ランク

「探索者試験の内容を説明するぞ。今回の試験官を務めるシンキだ。補佐としてガイエル、ドランクが補佐と入る」


 探索者試験。はじまりのダンジョンに入る前に内容の説明がされるようだ。


 ガイエルが中心ではなく、シンキという試験官の補佐役のようだ。ガイエルとドランクはベテランの雰囲気があり、シンキは若い。試験官としては新人なんだろうな。


 とはいえ、強いのは確かだろう。ガイエルもそうだが、試験官になるのは元探索者なんだろうな。


 あの時……サマナが探索者試験に登録して、ガキ共を退けた後の話だ。


 俺様の声を顎髭のガイエルに聞かれた事で、サマナの死霊術師としての力を認めた感じがあった。

 

 そして、サマナがガイエルの職業が死霊術師なのかどうかを聞いたんだ。


 ガイエルの答えはNO。死霊術師の事を知っていたのは、探索者時の仲間にいたらしい。


 その仲間もダンジョン攻略時に亡くなったようだ。


 俺様にも死霊術師の知識はあるが、ソイツが生きていれば、現在の死霊術師の力や成長方法も教えて欲しいところだったぞ。


 その死霊術師が亡くなったダンジョンに行けば、幽霊として会える可能性もあるが……


 ガイエルとその仲間が行くダンジョンだ。難関なのは間違いない。


 酒場の探索者の声がバーバラの耳に届いたからな。いや……酒の匂いに吸い寄せられて、そっちに行ったのもある。


 その時にガイエルの話があったらしい。元探索者なのは知り得たが、その中でも最高ランク探索者パーティーだったようだ。


 顎髭が貫禄があるのも頷けるぞ。奴に憧れる探索者もいるとかどうとか。


 だが、そんな奴がギルドで働いている。しかも、受付をしても並ばれてない。憧れがあっても、受付はオッサンよりも可愛く、綺麗な女性が良いんだろうな。


 それとも怖くて、近寄れない可能性もある。サマナも最初の受付で顎髭、ガイエルを選んだまであるぞ。


「今回の探索者試験、はじまりのダンジョンはシンキ。ギルドから提供されたダンジョンを私が改良されて貰った。どのようなダンジョンなのかは入ってからのお楽しみだ」


 シンキはサマナ達参加者達に説明を始める。


 ギルドは攻略されたダンジョンを所有して、探索者試験として利用しているようだ。それも試験官、ギルド職員にダンジョンを設定させ、内容を変えさせてみたいだな。


「期間は今日を含めて二日であり、明日の夜まで。その間にダンジョンのゴールに辿り着けば合格だ。二日にしたのはダンジョンで時間の間隔を掴めるかを確認する。時間によっては出現する魔物が変化する場合もある。そして、ダンジョン内で休息を取れるかどうかもだ」


 探索者試験は一日で終わらず、日を跨ぐのか。理由も納得出来るものだ。


 時間による魔物の変化。ダンジョン内での休息。休息は寝るのも含まれているんだろうな。


 魔物がいるダンジョン内で、休息可能なのか。これこそソロじゃなく、仲間が欲しいところではある。

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