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興味はあるようです

「そうなの!! まぁ……サマナの知り合いなら、まだ信用出来るかな。彼女は一人のようだし、アイツ等に仲間が増えた分、助けてくれるように言えたりするかな?」


 アイツ等が戦闘を仕掛けてくる事はないだろうが、人数差を無くすのは良い考えだ。


 それだけでなく、シルティが一緒に行動するだけで、ガキ達も迂闊に手を出す事は出来なくなるはずなんだが……


「うっ……それなんですが」


 サマナはラビの投げ掛けに言葉を詰まらせる。


「無理だな。仲間にしたいだけで、まだ顔見知り以下だぞ。嫌われている方のが強いからな。ここでサマナの力を示す事で、意識させたい感じだ」


(私も彼女を見るのは初めてだけど、サマナちゃんとタイプが全然違うわね。けど、仲良くしたい気持ちは分かるかも。仲間になったら、尽くすタイプだと思うのよね。甘やかすのは嫌がるそうだけど……)


(……気にいったみたいだが、目がヤバいぞ。ちょっかい掛けるのも仲間になってから……なったとしても程々にだぞ。そのせいで仲間を辞めたら、サマナが悲しむからな)


 バーバラも見た目と雰囲気で気にいったようだ。良いような悪いような……サマナとバーバラの二人で暴走するのだけは止めないと駄目だな。


「死霊術師という事も教えてないからな」


「確かに……それは顔見知り以下だよ。そんな相手を仲間にしたいだなんて、余程の実力者なんだね」


「いえ……そこまで詳しくは知らなくて。昔、優しくしてもらった事があって……シルティ様は覚えてないです」


 サマナも辿々しくラビに伝える。実力者の雰囲気はありそうだが、練習風景も見てないからな。実力者なのかは分からないが、権力者ではある。


 それを振り翳すタイプじゃないとは思う。逆にその立場を嫌ってる感じだからな。自分の力だとは思われないという面でな。


「あっ……」


 シルティがサマナに視線を向けた。注目されてる中で、一番熱い視線を送ったのはサマナで間違いないからな。


 ただ……眼中に、興味がないかのように、すぐに視線を外した。それを見て、サマナはショックを受けて、俯いてしまった。流石にシルティがサマナに挨拶をしてくるとは思わないぞ。


「あらら……本当にガイコツが言った通りなんだ。ダンジョンで見返す機会はあるはずだよ。始まる前にテンションを下げるのは駄目なんだからね」


「そ、そうだよね。今から試験が始まるんだから、そっちに集中しないと」


 サマナもラビの言葉で気持ちを切り替えてたようだ。探索者にならなければ、シルティと仲良くなるのも難しいだろうからな。


「そうそう!! その調子。丁度、試験官が来たみたいだよ……って!! やっぱり、あの人も試験官なんだ」


 ギルドの奥から試験官三人が姿を現した。その中にガイエルの姿も。


 ラビとサマナもガイエルに視線が向けられる。他の奴等も試験官を方に意識が向けられているようだな。


 だが、一人だけ。シルティだけがサマナにもう一度視線だけを寄越した事に俺様は気付いたぞ。あの森で会った事を覚えてはいるようだ。


 それをサマナに教える事はしない。そこで有頂天になってしまうのも困り物だからな。

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