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フラグですか?

「そんな……ラビに無理はさせられないよ。私とガイコツさん、お姉さんもいるから大丈夫だから」


「うっ!! そんな顔をしないでよ。僕が悪いみたいじゃないか。もう……一緒に行けばいいんだろ。行けばさ。嫌な視線を向けられても文句は言わないでよ」


 サマナの残念そうな顔を見て、ラビも観念したようだ。俺様もその気持ちは分かる。あんな顔をされて、拒否するのはなかなか難しい。心を鬼にするしかない。仲間になったばかりだと、それも無理だと思うわ。


「大丈夫です。私自身もそうなると思うから」


 サマナは死霊術師だからな。とはいえ、見た目だけでは判断するのは難しい。バレない可能性の方が高いだろ。


「確かに……コイツを持ってたら、怪しく思われるか。変に声を掛けられたりしても、無視するんだよ。試験前に問題事を起こすのは面倒でしかないんだから」


 俺様が目立つせいで、サマナに視線が集まってしまうのか。下手に言葉を発したら、エライ事になりそうだ。


「俺様も極力話さないようにする。サマナも俺様やバーバラに街中で話し掛けなくても良いからな」


 サマナが街を歩くなかで、俺様やバーバラに話すと独り言を呟く怪しい奴としか見えないからな。


 死霊術師だと分かったからとて、逆に怖がられる。


「それを考えると、ラビが一緒にいた方が安心だ。俺様やバーバラが話す時の壁役にもなる」


「僕と話してる時点で駄目だと思うけど……勿論、街の人全員じゃないからね。アイツがいたら厄介だけど」


「アイツ?」


「名前は覚えてないけど、はじまりのダンジョンで邪魔をしてきた人間だよ。僕だけが不合格じゃなくて、邪魔してきたメンバーの一人もそうなったから。多分……絶対に僕を恨んでる。落ちたのを僕のせいにしてるよ。ソイツも今回の試験を受ける気がするんだよね」


 ラビが受けるように、その人間も再挑戦しそうではある。その場合、ラビの邪魔をしそうだ。まぁ……ソイツに新たな仲間がいればの話だが。


 ソイツ以外は全員受かったのなら、仲間を一から探すしかないからな。もしくは、ソロで合格を目指すか。


「ラビに……仲間に意地悪する相手を私は許したくないです。一緒に見返してやりましょう」


「おおっ!! 良いんじゃないか? 敵対心を持つのは悪くないぞ。その方が成長しやすい時もあるからな」


 仲間のラビのためだとしても、相手を敵視出来るようになるのは良い事だ。そういう奴等を含めて、仲間にしたいというのは無理な話だからな。


 光属性の守り特化だとしても、敵が出来た事での攻撃魔法の成長に貢献して欲しいぐらいだ。


「そこは煽らなくていいから。敵対するにしても、試験の時だけだからね。街中で絡まれても無視するから。問題を起こして、試験を受けるのが白紙になっても嫌だし。最悪、探索者になった後に……」


 やはり、ラビも許してるわけじゃないわけだ。試験後が一番恨みを晴らすの集中は出来るからな。


 そういう時に限って、一番嫌な場面で会う形になるような……


 サマナに良い事ばかりが連続するわけもなく、悪い事も起きそうな気がするぞ。


 勿論、良い事は俺様と出会い、バーバラやラビを仲間に出来た事だ。その前に不幸が連続していたのなら……

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