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登録はお早めに

「ガイコツさんが必要としてるなら、私は頑張ります!!」


 サマナはやる気十分。俺様に魔力を流すだけだが、常に減り続ける事で、体力や集中力も削られるだろうな。


「はぁ……俺様が悪かったよ。それも追々だな。サマナの魔力強化が先だ。もしくは、地図を上手く描ける練習をしてから。一番の目的は探索者になる事だ。そのために魔力は温存しないと」


 今回は俺様が悪乗りした形だ。素直に謝ってやる。サマナの願いを失敗させるわけにもいかないからな。


「はじまりのダンジョンには必要ないよ。最悪、試験官が助けに来るから。重要じゃないと思ったけど、言っておくよ。はじまりのダンジョンは毎回同じダンジョンじゃないからね。内部や敵も変わるから。対策が何々とか、試験官がそう言ってた」


「……考えてみると、そうなるか。でなければ、前回失敗した奴が圧倒的に有利になるからな。ルールは同じでも、攻略方法はその時にしか分からないわけだ」


 探索者の試験に一度失敗したら、二度と受けられないわけではない。ラビがそれを証明している。


 そうなると、同じ内容であるのなら、ダンジョンを変更しなければ、前回挑戦した奴が有利になるだけじゃなく、試験の意味がなくなってしまう。


「悪い奴がいても」


「悪い人……ですか?」


「気にしなくていいぞ。試験はその対策もしてるみたいだからな」


 俺様の独り言にサマナが反応してしまった。気にする事じゃないのは確かだ。


 合格者が次の探索者候補に情報を売る事もあり得ないわけじゃない。


 ある意味、俺様達もラビから情報を手に入れようとしたわけだからな。そこはサマナには黙っておこう。


「そういう事だね。それと前回じゃなく、それよりも前に落ちて、今回参加する人がいる事もあるみたいなんだ。その時のダンジョンも使わないように、登録は前日まで。僕が知るダンジョンでは確実にないよ」


「だとすると、はじまりのダンジョン攻略のためにするのは、サマナがコイツ……ラビとの連携だな。それと邪魔する奴等がいた場合の対策……ん? 何か引っ掛かる事を聞いたような」


 ラビが言った事は間違いない。コイツも試験に合格したいわけだから、嘘を吐く理由がない。


「何だよ? 僕はちゃんと答えたよ。気になる事なんて……もしかしてだけど、登録をまだしてないなんて事はないよね?」


「それだ!! サマナはまだ登録してないぞ」


「そ、そうです。当日でも大丈夫だと勝手に思ってました。ど、どうしたら」


 はじまりのダンジョンが開始させるのは二日後だが、前日までに登録を済まさなければいけないのか。


 前回、サマナは門前払いを受けたから、そこまで頭が回らなかったんだな。


「僕が仲間になって良かったね。前日といっても、昼までだからね。街のギルドにいって、登録しないと。参加料も必要なのは流石に」


「…………」

「…………」


 サマナの以前の装備もだが、金を持ち合わせてないと思われたわけだか。


 本当にラビ様々だぞ。明日の早朝にでも街へ行かないと駄目だな。

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