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大食いキャラ


「ハグハグハグハグ!! これも大丈夫なら、焼いても構わないかな!?」


「ガイコツさん」


「はぁ……それも大丈夫なキノコだ。バーバラもこれ以上は構わないからな。明日の分を取ってきても、コイツが食べるだけだ」


「だね。気持ちよく食べるのを見るのは良いけど、明日の分まで食べそうだね」


 ラビは俺達が焚き火をしている場所で、ガツガツと晩飯を食べている。それも俺達が用意していたのでは足らず、バーバラが適当に取ってきた物に手を出している。


 サマナもそれに文句を言わない。仲間が出来た事に満足してるんだろうな。


 サマナとラビは仲間……というより、俺様的には協力関係を結んだだけなんだが、はじまりのダンジョン攻略時に合流するのかと思いきや、開始するまでは俺様達と一緒にいるつもりらしい。


 勿論、ラビの狙いは飯……今も貪ってる最中だ。


 俺様達がラビに奪われるだけで、与えてくれる物はあるのか。……あるんだよな。


 だからこそ、俺様達はある程度の飯を提供しているわけだ。協力するためにも必要な事もあるが……それよりも情報を手に入れるためだな。


 何の情報かというと……


「そろそろ、はじまりのダンジョンについて聞きたいんだがな。仲間になったんなら、サマナに教えるべきたろ? その方が合格する可能性が高くなるはずだぞ」


 そう!! はじまりのダンジョンについての情報だ。


 サマナは参加すらさせて貰えなかったが、ラビは一度は挑戦しているわけだ。


 しかも、他の志願者、候補の邪魔さえなければ、合格した風な感じを出してるからな。ある程度……最後近くまでは進んでいるはずだぞ。


「ご馳走様でした!! 飯の分は勿論教えるよ。といっても、そこまで教えられる事はないんだけどさ」


 ラビはお腹をポンポンと叩くと、満足したように横になり、ぐ~たらした状態で答えるつもりだ。


 ここで俺様が怒れば、情報を言わない事もありえる。コイツの態度に我慢するしかない。我慢ガマンがまん……


「僕の時は候補全員が同時に出発して、制限時間内にゴール地点まで辿り着く。その時に魔物を一体は撃破するのと、指定された品を手に入れる事だったかな。このルールは変わらないんじゃないかな?」


「なるほどな。魔物撃破と指定された品……宝をGETするのは、探索者に必要な事だ。それを手にしてのゴールか。他には」


「終わりだけど?」


 ラビは欠伸をして、今にも眠りそうな雰囲気になってるんだが!!


 まだ深夜にも差し掛かってない。サマナはまだ大丈夫そうな時間だぞ。満腹だから眠たくなったのか!?


「終わりじゃないだろ!! ダンジョンの内部構造とか!! 出現する敵とか!! 地図を作ってたりもしないのか!!」


 ダンジョン攻略というのは、そういうものだろ。地図を描いたり、魔物対策のためにメモとか取らないのか!? そういうのが重要になってくるはずなんだが……


 ラビはそういうタイプには見えないか。

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