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落ちます落ちます!!

「ほわっ!! こんな事って」


 ウサギ女が俺様の……サマナの前に立つ直前で土の壁が出現。


 突然出現した土の壁の勢いで、ウサギ女を宙へと飛ばす。


 本来、土の壁の役割は攻撃を防ぐものなのだが、ウサギ女の速さにより、タイミングに誤差が発生。奴の目の前ではなく、足元に出てしまったのは……結果オーライだ。


「防御魔法にも色々とある。時間経過で消えたり、回数で消える魔法もな。焼きキノコや俺様に仕掛けたのは攻撃1回分に反応する。お前が来る前に設置出来たわけだ。とはいえ、長時間は保たないわけだが……聞こえてないか」


 焼きキノコに設置したのは【ウインドシールド】。


【ウインドシールド】は風属性の防御魔法。遠距離攻撃を【ウインドシールド】で別方向に流すのが本来の用途。


 だが、サマナが光属性というのもあって、近距離攻撃の一撃目をズラす事も可能としたわけだ。


 これはバーバラの攻撃でも試してみたが、効果はあった。しかも、一撃を与えるまでは二、三時間は待機状態にも出来る。


 次に俺様……サマナの前に出現した土の魔法【アースウォール】。


【アースウォール】は近接攻撃を土の壁で防ぐ役割を持つ。素手の攻撃に対して、敵側の方がダメージを受ける事になる。使い続けたら、武器すらも破壊可能になるかもしれない。


 系統としては【ロックニードル】と同じだが、攻撃か防御かで全然違う。


【ロックニードル】は尖ってもなくそこまでの高さもなかったが、【アースウォール】はちゃんとサマナの身長まで壁が伸びたからな。


 そのお陰もあり、ウサギ女は高い木の上まで弾き飛ばされたわけだ。


 奴は無事に着地が出来るかどうか……獣人なら難なく着地可能だろうが……これだけで終わらせるわけがない!!


「上に打ち上げられた程度で!! 今度こそ、僕の攻撃のば」


「は〜い。落ち着いた方が良いんじゃない?」


「ん……ん!? ニャー!!」


「そこまでビックリしてくれるだなんて……幽霊冥利に尽きるわ」


「ニャニャニャー!!」


「暴力は駄目よ。意味がないんだから」


 空で待ってたのはバーバラ。ウサギ女の目にも映るようにして、一緒に落下してくる。


 ウサギ女からすれば突然現れ、しかも足がないとなればバーバラをすぐに得体の知れない物だと認識したんだろう。


 そんなのが話し掛けてきただけじゃなく、ウサギ女の体に触れる。触れたとしても、それは体を透り抜けて、寒気だけを感じさせる。


 奴も肉球をバーバラに向けるが全て当たらない事が余計に自身を混乱されてるのが、声の大きさで分かるな。


 このまま行くと地面にそのまま激突するぞ。

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