表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/84

幽霊のお姉さん

「あっ!! 幽霊のお姉さんだ!!」


 サマナも俺様の側に幽霊がいる事に気付いたようだ。


「サマナちゃん、やっほ〜!! 昨日ぶりだね」


「昨日ぶりじゃないだろ!! 何しに……どうやって、ここまで来れた!!」


 俺様の目の前にいるのは墓場にいた女幽霊。サマナに服を用意した奴だ。


 俺様が墓場からいなくなった後、幽霊達はゆっくり休むと言ってたからな。


 それだけじゃない。墓場からある程度の距離までしか行けないはずだ。でなければ、俺様を森の中に捨てる事も出来たはずだからな。


 この湖までは墓場と練習場の間だが、その距離までは無理な気がするぞ。


「アークだけにサマナちゃんを任せるのは心配だなって……だから、私もついて行く事にしたわけ」


 俺様の名前はドクロード=アーク=サンドリオン。彼女が呼ぶのは俺様の名前で間違いないんだが……何故そこを選ぶ!!


「サマナちゃんはゆっくり水浴びの続きをしてて構わないからね。その姿をアークに見せるのは勿体ないでしょ。お姉さんは何処にも行かないからさ」


 女幽霊は俺様がサマナの裸を見させないためにも、こちらに近寄らせない。


「俺様はこう見えても紳士なんだ。そこは(わきまえている。サマナにも伝えてあるからな」


 俺様をエロ扱いされても迷惑だからな。一緒に来るというなら注意しておかなければ……


「そんな事よりもだ!! 一緒に来ると言ったか? ……お前、サマナとすでに契約を済ませてるなんて事は」


 ないとは思うが、断定は出来ない。俺様と契約した時、女幽霊とは契約していなかったからな。


 魔力量を調べた時も、契約による消費はなかったはず。だが、それをするのはサマナが初めてであり、勘違いしている可能性もある。


 契約していたとすれば、女幽霊がここまで来れた理由にもなる。


 面倒という気持ちもあるが、女幽霊が一体いるだけで、戦闘の幅が広がるぞ。


「してないよ。する必要もないでしょ。縛られるのは嫌だし。サマナちゃんとは友達だから。……お姉さんでも構わないけど? それだけど!! 私の名前を覚えてないわけ!?」


「名前だと!! 教えて貰った事があるのか?」


 隠し部屋に来る幽霊達は多く、いちいち名前なんて覚えてないぞ。その名前を呼ぶ事もなかったからな。


 それに自己紹介をする幽霊なんて……


「アークは知ってると思ったんだけど……誰かと勘違いしたのかな?」


 勘違いだと? ……こんな姿をしてるのは俺様ぐらいしかいないんじゃないか?


 コイツの名前よりも、どうやってここまで来たのかを知りたいんだが……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ