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良い物発見!!


「今回はお姉さんが先頭だからね!! 暗闇も何のそのだし」


 バーバラは自分がリーダーだと言わんばかりにヤル気に満ちてるのは良いんだが……


「……そうした方が良いんだろうが、後ろにサマナやチェリオがいるのを忘れるなよ。勝手にドンドン進みそうだからな」


「私からもお願いしますね。今回はラビを助けるためでもあるから」


 サマナやチェリオがいる以上、暴走する事はないと思いたいが、注意はしておいて損はないからな。


「いるのは分かってましたが、実際に見ると驚きますね」


 先頭を進むのは宙に浮いた松明。チェリオの目にバーバラの姿が見えてるわけじゃない。


 サマナがバーバラに松明を受け渡す時はビックリしていた。


 バーバラから情報を手に入れていたのはチェリオも知っているわけだが、存在を確認するのとは別だ。


「みんなにお姉さんの姿が見えたり、声が聞けたりしたら良いんですけど」


 サマナ的にはバーバラの姿がラビ達にも見えて欲しいみたいだな。


「夜になったら出来なくもないけど……」


 バーバラも夜になれば、ラビやチェリオ達にも姿を見せる事は出来ると以前も言っていたな。声は流石に聴こえないと思うが……


「そこは仕方ない。見えない方が良い事もあるからな」


 探索者試験後もパーティーを組む場合、ありかもしれないが、流石にないだろ。


 サマナが組みたい相手は決まってる。そいつは試験内でまだ遭遇してないわけだが……ソロで行動してるからな。何のしがらみもなく、最初の合格者になりそうではある。


 俺様がそう口にする事で、バーバラも姿を見せる事はしないはず。先に出会ったラビにも見せてないからな。


「……どうですか? ここは洞窟というよりも洞穴で、そこまでの長さはないと思っています。あったとしても、分岐点との距離ぐらいかと」


 森のダンジョンで端の部分だとして、分岐点の事を考えると、地下でもない限りは、それぐらいだと思うのは間違ってないと思うぞ。


 とはいえ、松明の明かりは奥まで届いてない。


 洞窟内は石造りのダンジョン……という事はなく、単なる土壁だ。期待外れというか、洞穴そのままというか……


「それに……獣に似た……独特な臭いもあるから」


 洞窟内ともあって、外とは違った……独特な臭いはしている。


 チェリオが獣に似た臭いというなら、魔物が隠れているのか? だとしたら、バーバラが見るのは重要になってくるぞ。


 その魔物がフォレストバットなら尚良いんだが……


「あっ!! 良い物発見したよ」


 バーバラは目を輝かせながら言ってくる。余程良い物が洞窟に隠されていたというわけか?

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