ワールド・エッグ
カツッカツッカツッカツッ・・・
「お待たせしましたゴモラ教授・・・」
「いや、私も今来たところだ」
「さあ、行きましょう・・・」
・・・・・・・
ピッピッ ブーン ピッ
バシュウッ!
カツカツカツ・・・・
ピッ バシュンッ
「これです、先週・浜名湖の海底から掘り当てられた」
「通称・エッグ」
「ワールド・クリアランス・エッグです」
「ほう、これが・・・」
「あのテラ・クラッシュ伝承に記録されている・・・」
「世界中の汚れた精神エネルギーを」
「一瞬にして清らかな。清流に変えてしまう・・・」
「通称・エッグか・・・」
「あらゆる国家・危険勢力・テロリスト・反社会勢力が」
「このエッグを狙うでしょう」
「この情報が知れわたれば、この国は焦土と化します」
「しかし、この大きさと形・色合いから見るに・・・」
「どー見てもスーパーで売られている安物の鶏のたまごと」
「見分けがつかんな」
「!」
「昨日午前1時の監視モニターの映像に、妙な動きがありました」
ピピピッ ビュンッ
・・・・・・・・・
「ここの空間の揺らぎはなんだね?」
「おそらく侵入者の透明迷彩でしょう・・・」「!」
「ここの5秒前と10秒後のエッグの画像を比較してくれ」
「!」
「どうしたね、伊藤君」
「エッグがすり替えられています!間違いありませんっ」
「なんだと?それではここに保管されている卵は」
「・・・スーパーの特売品でしょう、おそらく」
「!」
「な、なんということだ!」
「2000年かかってようやくたどり着ける」
「人類の光明が!スーパーの特売品の卵になったとは!」
「ええい!こんなもの!」
バチッ ブワッっ バシュウンッ バカッ
「私が食っちゃる!!」
カッカッ クシャッ
「あーん・・・」
ゴックン!
「こ、この卵は!?」
「ど、どうなされました!ゴモラ教授!」
「やはり本物でしたか!?」
「消費期限が切れている!!」
「おえ~・・・・」
ゲロゲロ・・・




