4話初陣(序)
右に進んだ俺リョウは絶賛魔物に追いかけられている。
頭は悪いらしく俺に付いてくるだけだった。
かれこれ20分程走っているそれほど早くはないがいつまでも追いかけてくる、体力を鍛えておいて良かったのかもしれない。
作もなく走っている訳では無い。もうすぐ終わる。
ここを右、その次を左に曲がると。
見えてきた。
村のみんなが使うすごく大きな井戸がある、危ないので子供は近づけなかったが、この場所にあるのは知っていた。
今俺がかんがえているのは、敵をどう倒すかでは無い俺は魔導書のストックについて考えていた。
魔導書の仕組みは使う魔導書によって種類も違う、主に火、氷、電気、守、回復が多い。
俺の魔導書もそうだ。
魔導書は魔法をそのまま閉じ込めており俺が使っている訳では無い。
先生に聞いた話では、術者の力がその術の物質により近いものに変えるだけであり、雷の術を打ってもゼンの避雷針は1度体を通るだけで効果が無くなる。
ストックの3回をまとめて打つこともでき、その数に応じて、力も負担も違う。
今ここで使うべきはこれだ。
俺は氷の2回分の魔法で敵をの足場を凍らせ、敵は全員井戸に転がり落ちた。
「じゃあな。バーカ。」
家の屋根に乗り下を見下ろしながら、火の3回分の魔法を打つ。
メラメラと燃えるのを見て確認もせず、俺は歩き始めた。
「あいつらを助けに行かなきゃ。」
俺の体は2回分と3回分を使ってそうとう体に不可がかかっていた。足が上手く動かない。
左に来た僕、マサギは逃げ遅れた人を探している。
僕は戦闘向きではない、幸いここには敵はいない。
と思った矢先、あたりの空気がかわったことが僕でもわかる。
デカい豚のような魔物がドシドシと音を立てながら、迫ってくる。
「マズイ、逃げなきゃ!」
影に隠れていた僕が外に出る時、一人の少女が目に入った。
(逃げ遅れたんだ。)
遠い・・
とてもじゃないけどあそこまで行くまで気づかれる。
かと言って、僕が逃げたらあの子が気づかれる可能性がある。
「クッソー!」
僕は考えるのをやめて飛び出した。
そして魔物の視界に入った。
「お、うぉい、お前弱そうだからあ、相手し、してやるよ。」
僕はとにかく魔物を少女から離れさせるべく魔物を煽った。言葉が伝わるわけはない。・・
と思っていた。
「お前、俺様はメンバーだぞ?弱いわけないだろ。
そんなに殺されたいならすぐ殺してやるよ。」
言葉を喋った!?魔物が話すなんて聞いたことない。
まぁいいや、こっちについて来てくれた。
相手はあの重い甲冑だ走れるわけが無い。
魔物を少女と逆方向に連れて行くことに成功した。
正直勝ち目はない、ここは左、近い真ん中は1番敵が集中しそう広い町がある。助けは来ない。
後ろから迫る魔物に僕のスピードは上がる、魔物は追いつけていない。
敵に見られていない時、僕は隠れることに成功した。
「ハァーハァー、もうダメだ。」
その時僕の肩に何かが当たった、手に取るとそれは紙飛行機だった。紙は魔導書の切れ端だった。
「作がある、こっちへ来い。」




