風にもほのか
意外にも反響の大きかったバラハキリバチの続報と、八十八夜のお話です。
五月晴れ八十八夜のもえぎ色
渋みも爽やか香りは青く
新緑に富士の高嶺も青く映え
風にもほのか夏が混じりて
ゴールデンウィーク、五月晴れ。
期間中ずっとお天気が良かったわけではありませんが、それでも晴れの特異日5月5日は、(加純さんの所在地は)見事な五月晴れでした。子供たちも大きくなってしまったので、一緒にお出かけ……なんてこともなく、母はひとりで置いてけぼりを喰らうのが常。良人も休日に仕事が入っていることが多いので、アテにはしていません。
おひとり様、満喫。
映画にでも……と思ったのですが、お目当ての映画はまだ公開前。(←※『黒牢城』)
6日の日に、良人・娘と義母を連れ買い物ツアーに出る予定が入っていたので出費は押さえたい――ともなると、気楽にフラフラと外出して、うっかりお宝にめぐり逢い運命を感じ購入・出費することになるのは絶対に避けたい。ここで軍資金を減らすようなことにはしたくないんですもの。
抜けるような青空を眺め、「そ~いえば『子供の日』なのよねぇ」と深呼吸をして終わったのです。立派な兜飾りもあるのだけど、もう何年出していないだろう?
それでも柏餅だけはちゃんと買ってきて、お飾りの主(←ウチの愚息)に備えました。
頼りないウチの大将だけど。
結局、いつもどおり家事を済ませたらPCの前に座って絵を描いていたとかいう、実に代わり映えの無い休日となりました。まぁ、好きなことが出来たから、それはそれでよかったんだけどね。
あ、でも面白い出会いもありましたよ。この前のep.7でご紹介したハキリバチの職人さん。も~、びっくり!あれは職人芸です。
その後面白がって生態を調べたのですが、わたしが観たのはオスだったかもしれません。オスの方がメスよりひと回りくらい体長が小さいらしいのです。確認したわけではないので、あくまで憶測ですよ。
彼らは花粉や花蜜を食べるハナバチで、幼虫の餌にもします(ちなみにスズメバチとかアシナガバチは肉食系)。筒や木の小さな穴や土の中の坑道に巣を作り、切り取ったばらの葉で幼虫を育てる巣を作るのだそうです。
筒の中に円筒状に折った葉を詰め、そこに花粉や花蜜を溜めて卵を1つだけ産み付け、また折った葉を詰めてを繰り返していきます。同じ形のコップを積み重ねて、コップ1つ1つを部屋にしているとイメージしてください。あんな小さな身体で、こんな器用なことをしているのですよ。さすが、職人!
花粉媒介者として重要な役目を負っている昆虫でもあります。でもハチですから毒針は持っているのですよ。身を守るために。
不幸な接触の結果、攻撃を受けるようなことさえなければ、わたしだって多少のことは目を瞑ります。益虫ですし!
そう、刺されるようなことにならなければ。(←過去に、そういった不幸な事後があったので過敏性になっている)
でもね。ばらの若葉をあっちこっち丸く切り取られるのは困るので、木酢液撒きました。支柱にアルミホイル撒いてみました。ミントも手入れをして、復活させました。その甲斐があったのかどうか、その後は被害が広がっていません。成果があったのか、単にハチの巣はもう完成してばらの葉っぱを持ち去らなくてもよくなっただけなのか。
後者のような気がする……。
さて。今年の八十八夜は5月2日でした。店頭でも、八十八夜摘みの新茶が出回ってきました。縁起ものなので、つい買っちゃった。
そもそも八十八夜ってなんなのでしょう。
立春の日から八十八日目が八十八夜なんですね。童謡「茶摘み」に歌われる、「夏も近づく」のフレーズそのまま。
それこそ、夏の隣ですよ!
この八十八夜は、二十四節気以外の季節以外を示す「雑節」のひとつ。雑節には八十八夜のほかに、節分や土用、入梅などがあります。八十八夜の頃って、種まきや田植え、お茶を摘むなど、春の農作物の作業が行われる時期にあたるので、農業をする人にとって大切な日なのでした。
また、八十八夜のころにはお茶の新芽が出そろう時期で、お茶摘みが始まります。この時期に摘まれたお茶は「新茶」または「一番茶」といい、栄養が豊富でおいしいのですよ。茶葉も鮮やかに黄緑色をしていますが、抽出した液体も明るく澄んだ緑色で、渋みも少なくほのかに甘い。新茶は、少し冷ましたぬるめのお湯で淹れましょう。苦味や渋味成分が少なくなり、旨味や甘味をより感じられるお茶になりますから。間違っても、紅茶のように熱湯を注いではいけません。
新茶には、カテキン、ビタミン、テアニンなどがたっぷりと含まれています。新鮮なので、香りも良いし。だからでしょうか、この時期に摘んだお茶を飲むと、長生きするという言い伝えもあるんです。
ペットボトルじゃなくて、ティーバッグでもなく、お急須で淹れてくださいね。最近はおしゃれな耐熱ガラス仕様のティーポット(お急須って言わないんだな)などもあり、中身が見えるポットで淹れると、中国茶の花茶や工芸茶ほどの派手さではないにしても、茶葉が開く様子も観察できて楽しいです。
――あ!
紅茶と緑茶の違いって、ご存知でしょうか?
紅茶は完全に発酵させた「完全発酵茶」で、緑茶は発酵を止めた「不発酵茶」なのですが、元をたどれば全く同じ茶葉から作られています。風味が全く違うから意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、原材料は同じなんですって。茶葉を「発酵」させるか否かという製造工程の差で違ってくるらしい。
日本茶と呼ばれる煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶などは、すべて不発酵茶である緑茶のグループ。発酵工程を経ないことで、茶葉本来の鮮やかな緑色と清々しい香味が維持されてい。一方、茶葉を完全に発酵させたものが紅茶。その芳醇な香りと、美しい色が世界中で広く親しまれています。
大事なことだから、もう一回言っておきます。
今の時期、紅茶よりも緑茶の方がねらい目です。特に、新茶はフレッシュで栄養も豊富なんです。
夏の隣で、爽やかさを味わいつつ栄養補給。
目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ
昔の人、いいこと言った!(※山口素堂です)
今年の夏も酷暑になりそうですから、今のうちに精神と体調を立て直しておかなくっちゃ!
まあ。お茶は日本茶も、中国茶も、紅茶も、コーヒー(←これは豆だからお茶っ葉じゃないけれど)も美味しいから、どれも好きで飲みますけれど。
先日、美味しそうなクロテッドクリームを手に入れたので、スコーンでも焼きましょうか。
と、お茶の時間にする前に。もうひとつウンチクを。
八十八夜は茶摘みだけでなく、お米をつくる上でも重要な時期。八十八夜の「八十八」という文字。これを組み合わせると「米」の文字になります。そのことから八十八夜に種まきをすると、秋においしいお米が収穫できるといわれていました。
立春から88日目で、霜の心配がなくなり農作業や茶摘みをはじめる目安の日。特に一番茶の収穫期として重要視されたのです。(wiki調べ)
新芽にはテアニンやカテキンなどの栄養が最も豊富で、無病息災を願う風習が由来。末広がりの「八」が重なる縁起のよさも理由かも。
ん、新芽は栄養が豊富? ハキリバチが新芽(若葉)を狙うのは、こんなこともあるのかなぁ。な~んてね。
てっきり若葉は柔らかいからきりとるのがラク――だと思っていたけれど。
本虫に訊いてみないとわからないけれど、まずはお茶にいたしましょう。
クリームをたっぷり乗せたスコーンを
頬張る贅沢 至福の時間
面倒なダイエットなんて明日から
まずは精神の幸福摂取
――ですよね!
ご来訪、ありがとうございます。
ここ最近イラスト描きに夢中になっていたので、少し更新ペースが落ちてしまいました。すみません、お絵描き脳と、文字書き脳は同時に働かないのです。
バラハキリバチさんとはその後お会いしないので、写真は撮れませんでした。ならば、解説用イラストの一枚でもつけろよ?努力はしたんですけれどね、描いている内に気分悪くなっちゃって。駄目でした。6本足は、どうにも苦手なんです。特に、ハチ!!
一昨晩もほぼ徹夜でイラストを描いていたりしたので、本日もほとんど頭が働いていません。年々体力・気力の回復速度が遅くなっている。
ほどほどにしておこう、と始めた作業でしたが、気が付いたら空が白んでいました(涙)
なんてことやっているからなのか、風邪ひきました。なんだか身体が怠い。明日法事なのに、大丈夫だろうか?
誤字脱字、事実と違う説明とかおかしな表現などありましたら、教えてください。現在、絶賛眠くって、思考回路が動いていないのです。ご気分を悪くするような表記がありましたら、ごめんなさい。




