チョット不思議な
「女王様とわたし」(←以前書いた爆笑害虫駆除エッセイ)再び、はイヤなのよね。
現れたチョット不思議な泥棒は
薔薇の新芽を丸く切り取り
ばらの栽培をしていると、大変なこともあります。
昨今の気温の上昇の関係上、水遣りは欠かせません。どんなにめまいでフラフラ状態でも、リバースしそうで胸がムカムカしていても、頭痛がガンガンしてたって、水遣りだけは(雨天以外は)根性で実行します。
あと肥料と害虫対策も忘れずにしておかないと、大変なことになります。葉っぱが重なり合って日当たりや風通しが悪くなるのも、病気が発生してしまう原因に。そこで花柄摘みのついでに、マメに枯れた枝や葉なども取り除くのですが、その際気を付けていないと棘で手をひっかいてしまったり。
植物の棘ぐらいで……とお思いになるかもしれませんが、これ、不意打ちでやられてしまうのと、案外深手を負うこともあり! 棘事態に毒があるわけではありませんが、品種によってはトゲも狂暴で。先端が鋭いので深くぐっさりと、皮膚の内部に入り込んでしまうことがあります。
そんな時は、すぐに棘は抜いてくださいね。刺さった棘と一緒に、細菌や病原菌が入ってしまうこともあるので。わたしも刺された箇所が、じくじくと、半日くらい痛いことがありますもの。棘を抜いたら、流水でしっかり洗い流すことが大切です。その後、適切な処置も忘れずに。(←大抵忘れて、後で痛い目に合うのよね)
園芸用の手袋を用意してあるので、面倒くさがらずに付ければいいのよ。つい素手のままでやってしまうので、隠れていた棘に、引っかかれることになるのよね。刺されるよりはまだましだけど、これも結構痛いのよ。
冬場だと、セーターを引っ掛けてしまうこともあって。
でもね、ウチのアイスバーグ(シュネーヴィッチェン)苗。本来は棘の少ない品種のはずなのに、今年伸びて来た若枝は、物凄~く立派な棘がいくつも付いていて、すでに何回か引っかかれてしまいました。丈夫そうに太く育ったのは、うれしいのですが。つい最近もうっかりグサッと刺され、トラウマになりかけているので、棘を見つけたらハサミで先端だけでも始末するようにしています。
アブラムシとかコガネムシも嫌(虫嫌い)なんですけれど、この先梅雨時は黒星病なんてのも、ばらの大敵! あまり農薬を使いたくはないけれど、やっておかないと後が大変。
う~ん、なんて考えていたら、新たなる敵が出現!
ばらの新芽に、いくつも大小丸い穴が空いているという事件に遭遇。これがまた、見事なくらい、きれいな円形に切り取られているんですよ。
なんだこれ? と思っていたら、犯人に遭遇しました。
小さなハチで、サイズはハエくらい。アブかと思って、ちょっと身体を引いてしまいました。(ごめんなさい、ハチの写真は撮っていません)
その昔、ベランダでハナアブに足を刺されて皮膚が赤くパンパンに腫れ上がり、強い痛み、かゆみに襲われました。気持ち悪くなってくるし、熱を持った患部はかゆみと痛みが酷くなる一方。そのうち傷口から膿が流れ出してくるし……で、結局皮膚科を受診して薬を処方してもらい、薬を飲み始めて2週間くらいでようやく沈静化。(普通は1週間くらいで治るそうです)
そんな過去持ちなので、思わず身を引いちゃうの、理解してください。
で、その虫。ぶ~んと飛んできて、アイスバーグの葉に止まったと思ったら、速攻で仕事を開始したのです。6本の足で葉を抱くように掴んで、強靭な顎を使ってぐるりと葉を噛み切っているではありませんか。まぁ、その器用なこと!自分は切り落とす丸い葉の部分に捕まっていて、最後は自分の重みで切り取った葉が千切れ落ちるのを利用して、そのまま飛び去って行きました。この間、1分もかかっていないのでは?
なんだかあっけにとられて一部始終を見ていたんですが、はっきり言って、
「上手い! お見事!」
しかも、さ。青々とした柔らかそうな新芽を切り取っていくんだよ。下の方の、固そうな葉っぱには見向きもしないの。
どうやらハキリバチという虫で、ばらの葉を狙うらしい。おとなしい性格らしい(いきなりは刺さない)ですが、せっせと葉っぱを切り取って持って行ってしまうので、わたしのアイスバーグは荒らされ放題になってしまいました。
なんのために葉っぱを切り取っていくのか気になったので、さらに生態を調べてみたら、なんと巣作りの為らしい。巣の中に花粉と蜜を詰め込み卵を産み付けて、また葉っぱで蓋をする。幼虫の為の、居心地の良いベッドルームを作っているのだそうです。
餌じゃないんだぁ……。まあ、だからあんなに必死になって、自分の体長より大きな葉っぱを持って帰るのね。
気がつけばばらの葉丸い穴だらけ
不揃い模様はハチの仕業で
切り取った葉を持ち運び巣を作る
ここにも母あり我が子のために
膜翅目ハキリバチ科に属する昆虫の総称なんだとか。黒い体と黄色い毛が生えた、ミツバチやクマバチに似た見た目――いいや、わたしにはハエに見えたよ。体型はニホンミツバチに似ているようにも思えたけれど、なんとなく印象はハエだった。
まあ、個人の感想だから。
ばらの葉を切り取っていくので、どうやらバラハキリバチという種類らしい。
しかも好みがはっきりしているようで、我が家に飛来するハチは、アイスバーグの新芽が好きなのね。すぐそばにレーヌドヴィクトリア(ep.1で写真を掲載した、あのピンクのばら)もあるんだけど、こちらは被害に遭っていないので、同じばらの葉っぱでも、建築材料に関して好き嫌いがはっきりしているタイプなのね。東側のジュリアも、今のところ被害はないし。
葉っぱを切る作業をじっと見ていたんだけど、顎が強いのは確か。口の中にカッターナイフ仕込んでいるのかってくらい、きれいにスピーディーに切り取っていったもの。持ち帰った葉を器用に丸めて産室を作り、その中に幼虫の栄養と卵を産み付けるそうです。
ってことは、ベランダの近くもしくは庭のどこかにハキリバチの巣が作られているということになるわよね。どこかはわからないけれど。なんでも筒や木の小さな穴、土の中に営巣するそうなんだけれど、視力が悪いので行き先を追いきれないのよ。何処に営巣しているのかわからない。だから駆除は難しい。
基本はおとなしい性格の益虫なんだけど、ハチである以上、まったく刺さないわけではないのですって。刺すのはメスだけ(オスは針を持っていない)で、刺激しない限りは襲ってこないとのこと。
でも葉を切っているハチは、メスである可能性の方が高いので、不幸な接触事故に遭う可能性は高いということになるでしょ。
依然そのパターンでクマバチに刺された経験もあるので、アナフィラキシーショックが怖い!
クマバチの毒は毒性が弱いとはいえ、赤く腫れあがり、痛烈な痛みに襲われました。急いで対処したので大事には至りませんでしたが、用心に越したことはないのは確か!
も~刺されるのは、イヤっ!!
この際、(今のところあまり)有害ではないハチの巣よりも、ばらの葉の被害状況を食い止めたい!
だけど、飛んでくる虫に対する有効な防御手段って難しいのよね。防虫ネットをかけるか、支柱にアルミホイルを巻くのも有効なのだそう。木酢液やミントの匂いも嫌いらしい。
おかしいわねぇ、アイスバーグの鉢の横にはミントの鉢が置いてある(もちろん!虫よけ兼ねて)んだけど、ウチに来るハキリバチはミントの香りは平気なのかしら?あまつさえその横には紫蘇の鉢もあるんだけど、紫蘇は全く効果無いのかなぁ。
ミントの苗、元気がなくなっていたから、香りが薄くなっちゃったのから?大変、手入れしなくっちゃ!
本当は、巣を駆除するのが一番有効な手段なんだけど、見つけられなくて。トホホ。
まずはアルミホイルと、木酢液ね。
ご来訪、ありがとうございます。
今回はお花じゃなくって、葉っぱを狙う泥棒さんのお話。お花を育てている以上、昆虫との遭遇は避けて通れないものがありますが、わたしは6本足の生物が大っ嫌いなのです。6本の足がざわざわと動くのが、どうにも気持ち悪くって。
その割に観察するのは苦じゃないのですが。(←どーいう……)




