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夏の隣 ~春惜しむ頃~  作者: 澳 加純 


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6/7

ため息ひとつ

 木蓮の花はお好きですか?



   挿絵(By みてみん)

低い空 はんなり浮かぶ木蓮の

  花に灯れり淡色の春



天を向き白い花びら口開き

  ため息ひとつ曇天の空





 こちらも今年の3月頃。ふと目に入って来た木蓮の白い花を見て詠んだ歌です。

 この頃は「エムこん」の執筆に追われていて。遅筆の大家が週一更新を続けよう――いやいや。この頃には週一更新じゃ月末までに完結しないって計算になっていて、週二更新に持ち込もうって必死になっていた――って無茶を決行していたのですから、一意専心、わき目も降()()()ず(ここ、「降らず」通り越して「降れられず」です)状態だったんですよ。


 その日は、朝から重たい雲が天を覆っていて、いつ雨が降ってきてもおかしくないような天気。もう夕方が近い時刻になっていました。車でスーパーへ買い物に出て、その帰り道ハンドルを切っているとき、突然、木蓮の白い花が目に飛び込んできたのです。

 

 いつの間にか木蓮が咲いていて、街の景色も、空気感も少し変わっていて。「ああ、もうこんな季節だわ」と思いつつ、季節の変化に気づかないまま執筆していた自分を恥じたのでした。それだけ必死だったといえば、聞こえは良いんだけどね。

 その時、ポンと浮かんできた短歌です。(注:その後改稿したから、そのままじゃないけれどね)


 俗に言う「花曇り」の天気。柔らかな輪郭が似合う頃で、暗い灰色が支配する空気感の中で、白い花がほわっと空に浮かんでいるようにも見えたの。それでなくても木蓮の花って、昔の雪洞(ぼんぼり)みたいでしょ?


 はて、雪洞がわからない?

 う~ん。クラシカルな、紙・布などをはった火袋を取りつけた日本風(ジャパニーズスタイル)のキャンドルスタンドですね。(←大雑把!)

 お雛様飾りの、ライトスタンド。あれです!


 木蓮の花は、あれの手持ちスタイル型――って感じ。

 

 その白い雪洞のような花が、再び真冬に戻ってしまったような重い雲が支配する空に向かって、


「はぁ……」


 って、やるせないため息を付いているように見えたのでした。




   挿絵(By みてみん)


ご来訪、ありがとうございます。


木蓮の花が好きで、この季節になると詠んでいるように思います。

今回は白い木蓮。紫の木蓮も好きです。

でも白木蓮の方が目に付くというか、目に留まる回数が多いので、つい白木蓮の歌の方が多いかも。ご近所に木蓮の木が植えられているのですが、白い花の木蓮の樹のほうが多いのも関係しているかもしれませんね。

それでは、また。

この花が咲くと、桜ももうすぐだなぁという気分になって、空気も春らしく華やいできますね。

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夏の隣 ~春惜しむ頃~ /></a></div></body></html>
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