姿小さい星なれど
イフェイオンを見かけたのは3月初旬だったかなぁ。
イフェイオン 姿小さい星なれど
日陰の庭にミルキーウェイ
同名の競走馬がいるそうですが、こちらはハナニラのこと。その名のとおり、その葉にニラ(ネギ科の野菜)のような独特の香りがあることから、「花」と「ニラ」を合わせて「ハナニラ」と呼ばれるように。「イフェイオン」(Ipheion)は、学名なのだそうです。でもハナニラよりちょっとおしゃれな響きのあるイフェイオンの方が、お花の雰囲気にも似合っているような気がしますし、実際にこの名前で苗が流通しています。やっぱりイメージは大事ですものね。
イフェイオン、早春に、星型の小さな可憐な花を咲かせます。
園芸品種として花の色は何色かあるようですが、わたしが遭遇したのは美しい青みがかった紫色の花を咲かせた、ウィズレーブルーというお花でした。草丈が10cm~20cmと低く 、早春に花を咲かせます。
英名は「スプリング・スターフラワー」というのだそうですが、6枚の花弁が星形に開くのですよ。そんなお花が群生していたものですから、なんだか天の川みたいだと思っちゃったんですね。
想像してみてください。ちょっと日の陰った場所に、青みがかった星形の小さな花がいっぱい群れて咲いていたら、楽しくなっちゃうではありませんか。
なんだか秘密の宝物を見つけたみたいで。
たまたまわたしが見かけたのは日陰に群生していたお花なのですが、本来は日なたの方が育つんですよ。
そう!イフェイオンは非常に繁殖力が強くて、害虫もつかない「ローメンテナンス(手間いらず)」の花なんです。しかも花付きは良い。園芸初心者にはピッタリの品種かもしれません。
――と力説してお勧めしていますが、写真を撮るの忘れちゃって。
こんなお花なのよ~とご紹介できないのが……(大汗)
興味を持たれたらウィキ○ディアで。ハナニラでも、イフェイオンでも調べられます。(←検証済)
短歌は5・7・5・7・7の5句と31音で構成された定型詩です。(現代短歌はもっと自由ですが)
わたしの好みで、冒頭の初句はハナニラじゃなくてイフェイオンにしました。短歌俳句では「ゃ・ゅ・ょ(拗音)」は2字で1音に数えます。だから「イフェイオン」は5音で1つの句に。
拗音は数えないのに、「っ(促音)」は1音で数えるんですよ。
短歌を詠み始めた頃は、これがごっちゃになっていて、ずいぶん悩みましたっけ。
短歌は5・7・5が「上の句」、次の7・7が「下の句」。5つにわかれている各句は、順に「初句」「二句」「三句」「四句」「結句」と呼びます。
そんなことは、昔、古典の授業で習ったって?
昔過ぎて、わたし、すっかり忘れていましたわよ!
5つの句を持つ短歌は、句の切れ目で意味を持たせることもできます。これを「句切れ」と言います。
例えば。
今回の歌は、「イフェイオン」で1回句切っていますから、「初句切れ」の歌になります。いや、切らなくてもいいんだけどさ。そうやって短歌にリズムを付けていくのね。
下手の横好き、手探り状態の試行錯誤で作っていくうちに、やっぱりリズムって大事だと思ったの。だって、歌なんですもの。
下の句、最初は「日陰の庭に天の川(字足らず)」にしようかと思ったんだけど、初句にカタカナを並べたので結句もカタカナで締めた方がいいかなぁ、とか。「天の川」だと5音だから、「ミルキーウェイ」の方が収まりがいいかも、とか。ちなみに「ー(長音)」は1音で数えます。どっちにしても1音足りないんだけど、ね。
字余りでも字足らずでも、必ずしも定型にぴったりでなくてはいけないという決まりはないので、あとはリズムと文字に書き起こしたときのバランスで決めちゃえ!ということになる。
どうかすると最初から5・7・5・7・7で思いつく場合もあるけれど、そんなことはまれで、大抵は推敲の段階で整えています。指で音を数えつつ、ぶつぶつ独り言を言っている姿は、優雅からは程遠い。先人たちは、どんな風に歌を詠んでいたんだろう?といつも考えてしまうのですわ。
女王のその名に恥じぬ色艶の
花びら重ね大輪の花
数年前に訪れたばら園でみつけた「ベルサイユのばら」。(←本当にそういう品種名)
ちなみに「バラベルサイユ」という名前の競走馬もいたのだそうな。
これから次々お花が咲いてきますからね。
しばらくは悩みが尽きませんわ!
ご来訪、ありがとうございます。
今回の「イフェイオン」と「ベルサイユのばら(バラベルサイユ)」は、競走馬の名前には花の名前が付けられる場合もある、つながり? 探せば「ミルキーウェイ」もいそうよね。あらら。ファンファーレが聞こえてきそう。
勇壮なトランペットの音といななきに、皐月の香りも早春のやわらぎも、かき消されてしまいそうなので……、
また次回。




