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近々わたしウソつくかもだから先に謝っとくだと⁉︎それって嘘告じゃないよね⁉︎  作者: 猫の集会


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11/22

ついに⁉︎

 落ち着かないまま、放課後をむかえてしまった。


 おむかえに行ってないのに…勝手にやってくる放課後。


 …仕方ないな。


 嘘告を受け入れる決心をして、桜の元へ向かった。


 あれ?


 とりあえず教室を出たところで、迷子になりました。


 待ち合わせ場所って、どこ?


 放課後話があるって言われただけで、場所を聞くのを忘れた。


 こういう場合は、普通体育館裏とか?


 靴履いて、体育館に行くの?


 荷物は、どうする?


 教室に置いたままだと、またとりにいくようだね?


 桜と一緒に、また教室戻るの?


 気まずくないか?


 なに話せばいいんだよ?


 教室に戻るときは、もう偽カップルなんじゃん?


 偽カップルって、どんな感じでやりとりするん?


 学習してくればよかった‼︎


 予習復習は、大事だってあれほど先生が言っていたというのに…


 しかし、夏休み明けだと思って油断しすぎた…


 廊下をウロウロするぼくを、補導したのは桜だった。


「こっち、いい?」


 ⁉︎


「あ、桜…うん。」


 大人しく桜についていくぼく。


 パパラパラパラパーン


 ゆうたは新しい仲間をみつけた。


 ザッザッザッ


 手と足をブンブンさせて、ぼくはゲーム気分で桜についていった。


 いきなり振り向く桜。


「あはは、なにその歩き方」

「あ、なんか…落ち着かなくてつい」

「そんな、たいした話じゃないから安心して。ここなら、だれもいなそうだね。じゃあ、話すよ」

「う、うん…」

「実はわたし…」


 …


 どうしよう…どうしよう…


「あのね、わたし…実は、痩せたのっ‼︎」


 え?


 そうきたか⁉︎


「あー、それはすごいじゃん‼︎それは、すごいよ。」

「じゃ、それだけ!また明日ねっ」


 ⁉︎


 え?


 えっ⁉︎



 これは…これは嘘告の予行練習?


 どういうこと⁉︎


 え?


 痩せたの?


 そもそも桜は、元からスタイルいい方だよね?


 これは、ただの練習にすぎないのか?


 桜は、行ってしまった。


 桜の花びらみたいに、あっという間に散った。


 いや、去った。


 …


 えー…


 なにこれ?


 誕プレに、立派な大きな箱をもらい、喜んであけると中身がただの箱だったくらい、びっくりだ。


 せめて小物入れとかだったら、まだよかった。


 しかし、ただの箱…だった。


 そんな感じです。


 …


 とりあえず、また教室に戻らないと…


 バッグカムバック…


 とりあえず、言いたかった言葉がそれだった。


 なんなんだよーっ…⁉︎


 ところで、桜ってほんとうに痩せたの⁉︎


 なにか、重大な意味が隠されてるっ⁉︎


 十代なだけに、重大ななにか…


 なんなんだ…


 どういう意味が隠されてるというんだ⁉︎


 わたし痩せたの…


 わたし痩せたの…


 え、聞き間違いじゃないよね⁉︎


 わたし、痩せたいのっていった⁉︎


 でも…すごいじゃんって言ったら、否定しなかったよね?


 痩せたいって言ったなら、まだ痩せてないよ?って言ってこない?


 …わからない。


 わからないって‼︎


 難問が解読できないまま、教室に戻ると、だれもいなかった。


 よかった。


 桜と鉢合わせしたら気まずいもんな…



 無事に遭遇せずに帰宅した。

 

 

 そこでハッとした。

 

 明日って…土曜日なんだよね⁉︎

 

 さっき桜は、また明日って言ってなかった⁉︎と。

 

 明日は、土曜日だから…また明日ってのは、どうなのだろう?

 

 これは、なにかを意味するのか?

 

 明日…

 

 なにか用事があるってこと?

 

 よくわからないが、一応カレンダーをみてみた。

 

 …ゴミの日ってかいてある。

 

 母さんは、最近なんでも忘れるって言っていたから、たぶんゴミ捨てを忘れないように、カレンダーに書き込んだのだろう。

 

 桜に連絡して…みる?

 

 してみよう。

 

 いや、どうしよう…

 

 とりあえず、散歩しながら考えよう。

 

 

「さぁ、散歩に行こう。ジョセフ」

 

 シーン

 

 よし、行こう。

 

 静かについてくるジョセフ。

 

 ジョセフは、ずっとぼくの後を黙ってついてくる。

 

 しかし、雨の日や夜はあまりみえない。

 

 街頭がある場所になると、ジョセフはひょっこり顔を出す。

 

 ジョセフとは、ぼくのかげだ。

 


 かげと遊んでいたら、桜とうっかりあってしまった。

 

 そりゃそうか。

 

 家近いんだもんな…

 

 桜は、買い物をしてきたみたいだ。

 

 でも、買い物袋を慌てて隠していた。

 

「こっ、これは…違うの。おつかいなの。そう、おつかい」

 

 ?

 

 なぜそんなに慌てているのだろう?

 

「そう。おつかいなんてえらいね」

「あ、えと…はい。ごめんなさい」

 

 ⁉︎

 

「なんで謝るの?」

「それは…なんとなく。」

「なんだよそれ」

「あはは…」

 

 …

 

「そういえば、明日って…土曜日だよね?」

「なにあたりまえのこと言ってるの?」

「そうだよね…あたりまえの土曜日だ。」

「そうだね。あ、わたし明日田口さんのお宅におじゃまするんだ」

「へえ、それはよかったね」

「うん!」

 

 …

 

 じゃあ、ぼくは明日なんにもないんだ。

 

 桜は、ただ間違えてまた明日って言っただけっぽい。

 

 

 続く。


 

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