第28冊 地震1週間経過
たった100km、新幹線なら40分程度、高速道路ぶっ飛ばせば1時間後には着いている所が、水も電気もなく大変なご苦労をされている中、こちらはクーラーが効いた部屋に居て、自由に水分が摂れる。何とも申し訳無い気持ちになるが、どうしようもない。
前回は親戚も被災したため、ありったけの物資を詰め込んで配りに行った。今回は親戚が被災こそしなかった。後輩や友人は無事。
まだボランティアセンターがようやく開設されたところなので、頃合いを見てお手伝いに行こうと思っている。
色々ありすぎて、よく眠れてないせいか、物語が書けない。実体験ベースのバカバカしい話は何とか書けるけど、ストーリーを構成する気力と集中力が出てこない。書きたいとは思ってるんだけどなあ。
家財泥棒が心配で家を離れられない人も多いと聞くが、兎にも角にも、まずは生命優先で。
それにしてもイオンモールの「お金を金庫に」と言う指示があったと聞いてびっくりした。予測できなかったかもしれないが、それにしても安心面での状況確認がされないうちに戻れとは、あまりにも当事者意識が無さすぎる。
そんな事を思っていたら、我が家では「瓦ズレたら雨漏り対策どうするの?」と聞かれた。一応法律上では応急措置のブルーシートかけの助成金は出る。が、人手は多分不足してるからできるところはセルフだろう。かなり危険な作業だ。
「うちの家はセルフ無理」
「じゃあどうするの?服は?本は?」
「1階に持って降りるしかなくない?」
「どうにか考えてよ」
………どうしろと。
業者を待つしかないのだが、命懸けで屋根に登れと申されるか。
私の命は君の服よりも軽い気がするぞ。




