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第11話 異世界の老人
4人が二階のモデルルームで談笑しているまさにその時
明かりの切られ外の街灯の明かりが入るだけとなった薄暗いヤマダ電機の一階
自動ドアがウィンという音をたてて開いた
入り込んだのは霧ンの父や母ではないし祖父母でもない
無造作に延びきった白髪
所々に機械油のような黒いカスレの付着した白衣
疲れきったような皺だらけの顔に対して目だけは力強くギョロついていた
その老人はヤマダ電機のヒンヤリとしたセラミックタイルを裸足で歩く
上半身を左右に大きく振りながら一歩一歩エスカレーターへ歩みを進めた
人を感知したエスカレーターは"ゴォウン"と音をたてて動き出す
老人は静かにエスカレーターに乗った
老人の目は次第にギラキラと光輝く
二階の煌々とした明かりを受けて




