前へ目次 次へ 74/121 寝物語 ある入江に小さな村がありました 海の幸は絶える事なく 暖かい風がふく 皆仲良く平和に暮らす村 人々は波の音を子守唄に 朝焼けを目覚ましに この暮らしを続けていました 人は増えました 絶えない海の幸に 暖かい風に 育まれて、人は増えました 小さな村では溢れてしまうほどに そうして、人は争う事を知りました 愛しい人のために 大切な我が子のために でも 神様は許しませんでした 大塩で大人を洗い流し また一から始めようとなさいました 何度でも 何度でも……