優しさ残酷優しさ
「とても汚かったです」そう地球の川は工場やゴミなどでとても汚れこんなふうに足を付け気持ちいいと感じる事は絶対にない
「そうか…でも俺達この世界の人間は自然と共に生き自然に帰るそうしてまた新しい命が産まれる俺たちは自然と1つなんだそれを壊すやつは魔王と呼ばれても仕方ねぇ」と冗談の様にヘラヘラと笑いながら言っていた
でもここに来るまでに楽しそうに話していたヨークの声ではなかった本当に魔王がいるかのような口ぶりだその事を考えていてもそれ以上に疲れが勝手しまい少年は深い眠りについてしまった…
〜翌朝〜
「おーい…少年起きろ出発だ」ヨークは張り切って準備をしている
「んっ…んん…うん」少年は眠り眼を擦りながらテントから出てくる
「おはよう…テント直すん?手伝おか?」少年はそう言うと
「いや大丈夫だすぐ終わるから」と言うとボタンのようなものを押すとテントがどんどん小さく戻っていく
「すっ…すげぇ」少年はその言葉をしか出てこなかった
「そんな珍しいか?旅するならこれくらい普通だぞ」
こっちの世界すげぇ
そろそろ出発してから大分歩いたので街が見えて来るかと思ったらヨークが真面目な顔で「少年…止まれそこの茂みに隠れてろ」
急になんだ…少年は戸惑いながらも茂みに身を潜め息を殺す
グルルルル…
前から狼の様な見た目だが異様に牙が長い
それが6…7…いやそれ以上ヨークさんは大丈夫なのか
一匹がヨークに飛びかかるそれを合図に他の数匹も飛びかかる
するとヨークはマントに隠してたの両刃剣を抜刀するその太刀筋は速すぎて少年の目にはわからないほどだった
抜刀した直後最初に飛びかかった一匹の首が胴体と離れる
ゴロン…胴体から離れた頭が少年の方を見つめる
死体と目があった少年は生まれて初めて動物の死体を凝視したあまりの恐怖で吐き気が押し寄せた
びちゃびちゃびちゃ…少年はおもわず吐き出してしまった
今の音でこちらの場所がバレたみたいでヨークにまだ飛びかかっていない数匹がこちらににじり寄る
たっ…たっ…たっ
こちらに来るのがわかる一歩一歩こちらに近づいてくる
ヴァンと音が聞こえたら三匹程が少年に飛びかかる
その時
…ブシュッ
何かの吹き出す音が聞こえた
目の前には死んだ狼の様な化け物では無かった少年を庇って左肩を噛み付かれてたヨークの姿だった
「うっ…うわぁぁぁヨークさんっ」
「あっ…あぁ良かった少年無事か」ヨークがにこやかに笑顔を見せる
だが明らか無事では無いのは一目瞭然血が地面に滴り落ちる
その血を見てフラッシュバックで自分が事故死したのを思い出す
「うわぁぁぁっ…」俺は…死んだんだ…あの時死んだんだ
少年は放心状態になってしまう
「少年っ…少年っっ!!くそっ離れろこの犬っコロ」ヨークは右手で化け物を殴り飛ばす
「少年大丈夫か…」
「あっ…あっ…あう…あ…」少年は返事ができない呼吸が乱れ心臓の鼓動が速くなる
「少年…仕方ない出てこいグリフォン!!」
ポッケットから何かカードを出し叫んだと思ったら突然空から新しい化け物が現れた
頭は鷲で体は馬の様な羽の生えた化物だ
「ナンダ…マスター我二用カ」グリフォンはヨークに問いかける
「すまないグリフォンお前の力を貸してくれ」
「相ワカッタナラ我ハドウスレバヨイコヤツラヲ排除スレバヨイカ?」
「いやこの少年と俺それに荷物を乗せてここから離脱して街に向かって欲しい」
「仕方ナイ…ダガ又我ヲ便利道具代リ二使用シタラ貴様ヲ食スカラナ」
「あぁ解っただが今回は緊急だ頼む」
「ナラ速ク乗レ」
そう言うとヨークは少年を乱暴にグリフォンの上に乗せると自分も荷物と一緒に乗り込む
そして狼の様な化け物達を置いたまま空高くグリフォンは羽ばたき街に向った




