異世界と元の世界
「あっ…あははは…人生リトライか」
少年は思わずその言葉を口にした
あの時歩道橋に居なかったらあの時変な女に会わなかったら
等と考えていた
広大な自然の中木陰に座り込みもんもんと考えていたどう仕様もない事が頭の中をくるくる回る
悩みはやがて痛みに変わってくる電撃が走るようなビリビリした感覚に襲われ少年はうなりながら倒れた
「…いっ…おいっ…大丈夫か少年っ」少年の肩を揺すりながら話しかける男
「…んっ…だっ大丈夫です…」
頭が痛いのはマシになっただけど悩みは吹っ切れていないここはどこか…元の世界に帰れるか…等と
「まぁいや無事ならいいんだけどよぉ」
肩の荷が降りたかのような軽やかな笑顔を見せる男
この男は何だろうか一人で持つには多すぎる荷物にボロ布の様なコート靴は泥まみれ髪はボサボサで無精髭も生やしたまま放ったらかしだ
「あっ…あのあなたは誰ですか?」
少年はびくつきながら聞く
「んっ?俺か俺は商人のヨークって言うんだよろしくな」男は気さくに言うと右手を差し出す
「立てるか?」男は少年に問いかける少年は頷き手を取り立つ
「今度は少年の名前教えてもらおうか?」
男は問う
「あっはい俺の名前は…」
少年は自分の名前を言おうとした時-------思い出せなかった
「あっ…あれおかしいな名前…出てこない…」
少年は驚いていただがそれ以上にヨークのほうが驚いていた
「おいおいそれはねぇぜなら自分の家は?」
ヨークが尋ねる
「いえこの世界には無いです俺の家…」
少年がそう言うとヨークは一瞬痛い人を見るような目で見たあと何か思い出したように喋り出した
「そらぁ少年…召喚術だ」
召喚術…少年は相手の言う事を疑った
「なんだ少年聞いたことないか?」
ヨークはこれは当たり前だろと言うような顔をで尋ねた
「いや聞いたことはありますよでもあれって普通獣とか悪魔とかじゃ…」少年は元の世界の常識とは違うのだと初めて認識する
(もう俺戻れねぇわさよなら愛しき嫁達よ(元の家にあるフィギュアや本たちの事)もう俺会えない)少年は涙ぐみ出した
するとヨークが「ハッハッハ面白い少年だなぁ身寄りがねぇならうちの店に来るか?」とヨークは誘う
少年は行くあても予定も何もないのでついていくことにした
ヨークはここから東に位置する街につくまで色んなことを教えてくれた自分が東の街の商人連合会の取締役会長という事や魔力の概念があると言うこと
そして今この世界で起きてる大きな出来事など教えてくれた
そうして二人で歩いていると夜になった
こんなに歩いたのは久しぶりだ足が痛いくてとても靴なんて履いてられない
近くの川にあしを付け休んでいた
「この世界って川凄く綺麗なんですね」少年は気持ちよさそうにそう言うと
「そうかこれぐらい普通だぜ少年のいた世界はどんなんだったんだ?」ヨークは興味本位で聞いてくる
「とても汚かったです」とそんな他愛のない話をして二人はテントで休んだ
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