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第39話「僕勇者」絆アップと長期イベント

「永遠、大豆買いにいっちゃう系?」

「行っちゃう系?愛陽?」

……

……

「プププ。わっかりやす」

「ナビ達めっちゃ可愛いよね!前突っ込んで聞いたらあたふたして、それからこうなったの」

「うちもうちも!プププ」


彼女らは、イベント告知をする事はできるが、イベントの内容を事前に知らせることはできないのだ。

佐々木さんから見て、ナビの任意で告知タイミングを決められ、主の性格に応じてクリアに最も効果的なタイミングを見て告知している気がするという。ちなみにタイミングは変えられる。佐々木さんは一部変更したとか。

最も効果的なら私はデフォルトで良いか。

私達は一旦佐々木さんの時間に戻ってからまたはじまりの部屋に。ほんとえぐいチート。まだ朝の10時である。



農村イベントが出たのでアトソーヌに向かって歩く。

「マウンテンバイクとか要らなかったかも!」

「錬金術で出てない?」

「出てる!」


カリクとノッテも連れて農村に着くと何だか慌ただしい感じ。


「はっ!!大魔導士様!!!どうかお助けください!」

「こんにちはあ。僕勇者なんですけど、お困りですか?」

「佐々木さんの自己紹介軽すぎる」


勇者と聞いて早速村長のもとに連れて行かれる。


「ウルフですか?」

「そうなんですよ。牛で済んである意味良かったです」

牛さんを2頭も食べられてしまったとか。

『イベント、村民と馬房柵を作ろう(0/10)マップ参照』

"佐々木さん、馬房柵って何?10って"

"ええ。そっち馬房柵なの?ちなみにこっち牛舎で困ってるんだけど"


牛舎とか。


"こっちは村民と協力プレイ"

"まじか。こっちは創造魔法で牛舎を建てようだって。報酬が農村アトソーヌに牛10頭で、それも踏まえて建てるみたい"

"まあイベントだしなぁ。後に繋がるんだろうな"


村長さんに牛舎建てて良いか聞く。イベントだから絶対オッケーだろう。

「牧場と牛10頭寄付するんで増やすなりして僕に還元して欲しいなあ」

「もちろんです勇者様」

もう土下座する勢いである。


「牛舎が出るアニメは二個知ってる」


タイトルを教えるとそこで佐々木さんが牛舎を検索して創造で作って避難させた。有名なアニメの学校の牛舎である。


マップで指示された場所に行き、先の尖った木で馬房柵を作る。一個を見本で作って村民と次々設置していく。材料は村の木材置き場から貰って私が尖った木材を作った。それを村人が組んだ。

村民と協力だから、私達が錬金術で全部作るのは報酬が下がる可能性があるからね。

"ちょ。マップには100箇所以上設置場所表示されてるんですけど"

"まじか。長期イベントか。これウルフ防衛戦来るぞ"

とりあえず村民と手分けして昨日ウルフに入られた方から柵の補強をしていく。10個設置でイベントクリアした。


『馬房柵の報酬は豚10頭です。準備ができたらオッケーボタンを押してください』


「佐々木さん。豚小屋も要るみたい」

「ええ……」


豚小屋を建てたら馬房柵10の報酬だった豚を入れる。

『先取りイベント、豚小屋設置。アトソーヌ用連絡マジックバッグ』

村長に渡してとりあえず馬房柵の木材を森へ取りに行く。無属性カッターで切り倒したら切り株も収納できた。全て連絡用マジックバッグに入れる。


「イベント出ないから大丈夫だよね?心配で仕方ないんだけども」

『不眠不休はまずいので休んで下さい。イベント一日一個ペースでも村民は死にません』

「がっつりネタバレしてきた」

「愛陽たんかわいいよね」

『ありがとうございます♪』

『拙者は?拙者は?!』

「永遠も超可愛いからね!」

『やったでござる!莉緒たんも可愛いでござる!』

「えへへーありがとう永遠!」

「え!りおりお!僕は?僕は?」

「顔が童顔で可愛いよ!」

「やめて。気にしてるの」

「にゃー!ノッテも可愛い?」

「わうー」

佐々木さんはノッテとカリクに纏わりつかれてニヤケが止まらない。

「ノッテもカリクも可愛いに決まってるよ!」

「ほんと癒しだよー。ねー。佐々木さん」

「ねー。りおりおー」

何このアホみたいなテンション。

『パーティメンバー・ナビ、絆アップ』


ノッテは左手を私と、右手を佐々木さんと繋いで並んで歩いて村に帰ってきた。

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