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Creator of the world  作者: andras
発展する島編
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アレクと共にコウキが倉庫に入ってくると多くの視線が一斉にコウキに向けられていた。まずは全体の顔見せとして倉庫の一番前に行き自己紹介することにした。横には万が一の事にも備えてアレクが立ってくれている。コウキは真ん中に立つと自己紹介を開始する。

「皆さん初めまして私はコウキクロサワこの島を開拓して住んでいます今は獣人やエルフと共に村を起こして暮らしています。ゴルドさんからのお話を聞いて少しでも力になれればと思い話した所是非助けてほしいということで皆さんにはここに来てもらいました。

初めての場所で少なからず混乱や緊張はあると思います。しかし僕も全力でサポートして皆さんには幸せになってもらいたいと思っています。これからよろしくお願いします」

コウキは終始笑顔を絶やさずなるべく上からにならないように丁寧なあいさつをした。第一印象としてかなり物腰柔らかで難民の皆は初めて見るタイプの支配者像であると感じていた。いままで出会って来た権力者や支配者は常に威圧的で自分達を下に見下している人間だった。しかし権力を力もあったため反抗することなど出来ず過ごして来たのだ。ジオストン共和国は様々な種族の集まって出来た国とはいえ古くからの歴史の中で当然力ある種族が国を支配してきた。差別などは無かったが経済格差などは存在し力なき村は圧政に苦しんできたのだ。しかも今大陸ではクーデターや反乱によって争いが多発していたため毎日が緊張状態だったのだ。そんな時に安全な場所で豊かな暮らしが出来るなどと嘘みたいな話ではあったが村が無くなり他の村に移ってもその村にとっても邪魔もの扱いされいい暮らしが出来るとは思えないしそもそも畑が無いため食事することも出来ないのだ。嘘だと分かっていても新しい土地を自分達で開拓した方が将来につながると思いここに来たのでコウキのようなタイプの人間が支配者で港だけでもしっかりとした作りをしており今後かなり期待が持てるかもしれないと皆感じ始めていた。

「まずは皆さんお疲れのようですから食事にしましょう。これだけの人数ですので多くはありませんが用意しております」

コウキの説明に皆はどよめきが起こっていた。実はコウキはここに難民が来ると分かってから港の方に来てくれたガロスの奥さんであるティファニーに頼んで食事を準備してもらっていた。食糧の備蓄的には厳しいものがあったがゴルドの物資もあったため何とかティファニーを中心とする奥さんたちが頑張ってくれた。コウキの指示を聞いたティファニーが倉庫の中に食事を運んできてくれている。冬の船旅で体が冷えているだろうからと島の野菜を使ったスープに無発酵のパンビッグボアの燻製肉と芋を痛めたものなどが並んだ。

「皆さん照会するよこれから民さんの生活を手助けしてくれる婦人会のティファニーさん今回の食事はティファニーさんが作ってくれたんだこれから一緒に生活していくから仲良くしてほしい」

コウキがティファニーを紹介するとコウキの方に来てくれた。

「紹介にあずかりましたクロス島クロス軍第三海兵隊所属隊長ガロスウェアトーガに嫁ぎましたティファニーウェアトーガです。コウキ様の要請で皆様のお手伝いをさせて頂きますこれからよろしくお願いします」

さすが長年国のトップの人間の奥さんをしていただけの事はある。コウキよりもしっかりとした挨拶で自分というものをしっかりと伝えられていたと思う。硬いとも思ったが年齢的にもこれくらいの方が良いかもしれない。

「ありがとうティファニーこれからよろしく頼むよ」

「あらコウキさんここは私達に任せて早くステラちゃんの所に行ってあげて」

「勘弁してくれよティファニーもう少しやらないといけないことがあるんだから」

「分かってるわよそろそろステラちゃんもこっちに来るはずよちゃんと紹介してあげてね」

「なに⁉ステラこっちに来てるのか」

「当たり前でしょ何となく難民の来るタイミングを伝えてこっちに来るように言っておいたわあなたの奥さんなんだからしっかりと説明しないと分からないわよじゃね」

ティファニーは急にびっくり発言をするとさっさと行ってしまった。そしてすぐに皆に食事を配り声をかけ始めた。肝が据わるというかたくましい限りだ。しかも来る時期を予想してこっちにステラを呼ぶなんて流石だ。コウキが改めてティファニーを感心している時ちょうどアリスが倉庫の中に入ってきてコウキのもとにかけてきた。

「コウキさんステラさんが来てるわよ今連れて来るから」

「ぴったりじゃないかなんて凄い能力なんだ!」

「どうしたのコウキさんまぁいいわちょっと待っててね」

アリスは再び出ていくとすぐにステラを連れて戻って来た。倉庫に入って来たステラを見てびっくりしてしまう。なんとステラはリュディアの作ったと思われるドレスを着ていたのだ。ヘイゼルとバロメの白地の布を中心にリュディアの布を青く染められた白と青のコントラストの美しいドレスを着ていた。髪はアップになりとても色っぽいとても綺麗だった。コウキはすぐにステラのもとに駆け寄っていく。

「ステラびっくりしたよとても綺麗じゃないか」

「ありがとうコウキくんこっちに行こうとしたらねリュディアさんに捕まってこれを持たされたのよこういう時には大切なことだって言われたわ」

「よし皆に自慢して回るぞ」

倉庫内では食事を貰った人から皆食べ始め食事会が行われていた。村の大きく新鮮な野菜に皆舌鼓を打っていた。コウキがステラを連れて歩き出そうとすると貫禄のある強面のドワーフと物腰の柔らかそうなご婦人が話しかけてきた。

「コウキ様この度は我々を受け入れて頂き感謝する。私はゴルド商会で物作りをしていた。グロッテ・ラ・ベイクだ。ドワーフの難民の代表も務めている。ラ・ベイクの村長をしておったゴルド会長からコウキ様の技術を聞いて是非学びたいと思っておる。よろしく頼みますぞ」

「私はグロッテに嫁ぎましたフーレと申します。とてもいい場所だとゴルドから伺っておりますよろしくお願いしますわ」

「これは丁寧にこちらこそよろしくお願いしますグロッテ・ラ・ベイクさんにえっとフーレ・ラ・ベイクさん一緒に頑張りましょう」

「ハハハコウキさんラ・ベイクというのは村の名前でしてな。我々は家名として村の人間は皆ラ・ベイクだから名前だけで構いませんぞ妻は名前しか名乗っていないしのう」

「あっなるほどです分かりましたグロッテさん私の技術などまだまだですが何か掴んで頂けたら嬉しいです」

「何をおしゃるのかそれでそちらの綺麗な女性はどなたかな」

「これは失礼しました。こちらは私の妻のステラです私がこの島に来てからずっと二人で支え合ってここまで来ました。大切な家族です」

「ステラクロサワですよろしくお願いします是非ドワーフの皆さんのお話を聞きたいですわ」

「エルフは滅多に森から出ない偏屈な種族と聞いていたがこれは驚いた。しかもかなりべっぴんさんじゃなコウキ様は中々の男のようじゃ」

「おとうさん偏見だけで話す物じゃありませんよごめんなさいねステラさんこの人昔から頑固で思い込みが激しいのよ」

やはりエルフとドワーフは中が悪いのだろうかグロッテの話を聞く限りいいイメージを持っていないようだがフーレさんの話を聞く限りグロッテさんが頑固な人なのかもしれな外見だけはいかにも歴戦の戦士で職人気質って感じだ。

「いいんですよフーレさん森から出ないというのはあながち間違いではありませんから私の部族でもあまり外に出たエルフはいませんからね」

「ではステラ殿はしかっりと世界に目を向けられる素晴らしいエルフということだ

ガハハハッコウキ様もこんないいエルフを捕まえて流石ですな」

「もうお父さんたらすいませんね悪い人ではないのですよお父さん後ろも詰まっているのでそろそろ食事を頂きましょ私はティファニーさんともお話したいわ」

「そうじゃなではコウキ様これから頼みますぞ」

グロッテはコウキとの話を終えるとフーレさんを連れてティファニーさんの所に行ってしまった。


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