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Creator of the world  作者: andras
発展する島編
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「よしそれじゃあステラ行くぞリュディアの所に」

「あれ紙を作るんでしょここじゃないの?」

「もちろん紙自体はここで作るよその前に色々準備がいるんだけどメインをいきなりやっちゃって他を何もしてないからさ」

「コウキくんは相変わらずねそれじゃついていくわ」

コウキはステラと共にリュディアのもとに向かった。部屋に配置紙を作るうえで薄く伸ばすためのネットを作るために硬い糸を貰った。そして工房に戻り編み込んで繊維がすくえるように編み込んで紙の大きさに合わせて木枠を作るとセットしていく。そのあと釜戸の中から炭を取り出して準備完成だ。二人は準備を終えて水車に戻ってきた。

「さぁやるぞまずは植物を適当な大きさにカットした後に鍋の中に炭と一緒に煮るんだ炭から出る灰汁が植物を溶かしてくれるんだぞ」

コウキはステラに説明しながら初めの工程を進めていく。鍋の中に適当な大きさに植物を切って入れた後沸騰しすぎないくらいで煮込んでいく。これを一日かけて煮込んでいき後は放置しておけばとりあえずは大丈夫だ。

「これで明日まで放置だ時間をかけてゆっくり繊維を壊していくんだ」

「分かったわ今は植物でやってるけど木はどうするの?」

「基本的にやり方は同じだよとりあえず植物でやってみてるけどこれが終わったら木でも挑戦しようかなと思ってるよ」

「そうじゃもうやる事は無いの?」

「そうだなやりたいことか沢山あるにはあるんだがなあり過ぎて逆に分からんな」

「じゃいったん休憩ねヘイゼルとバロメに合ってあげてよ」

「そういえばそうだなよし行くぞ」

コウキはいったん作業を終えてステラを連れてヘイゼルとバロメの小屋まで向かった。

小屋の中ではヘイゼルとバロメが寄り添い元気にしていた。コウキはさしぶりに中に入ると二匹を優しく撫でてやる。

「よーしよーしさしぶりだな元気にしてたか」

「「メェーメェー」」

二匹はコウキに撫でられてうれしいのか頭をコウキの体に這わせてすり寄ってきている。

「なんだよくすぐったいだろこいつらめこのこの」

コウキも二匹がすりすり攻撃をしてきてコショぐったいので負けじとくすぐり合っていた。ヘイゼルを乱暴に撫でまわしたあとバロメを優しく撫でてやると何か違和感を感じた。

「あれなんかバロメのお腹おっきくないか?」

「やっと気が付いたのねコウキくんそうよバロメのお腹には子供がいるのよ春には生まれるわ」

「本当か‼それは凄いじゃないか良かったなバロメおめでとうヘイゼルも」

コウキはバロメを撫でてやっとお腹が大きくなっていることに気が付いた。しかししょうがないだろうコウキは動物の世話などしたことなくまたヘイゼルとバロメは今毛が長いのだ外から見てももこもこしてて良く分からないのはしょうがないと思う。さすがに直接撫でてあげれば分かるが裏を返せばそれほど目立ってきているということだ。春には出産ということなのでもうすぐ生まれるだろう。

「生まれて来たらお祝いしてあげないと」

「もちろんお祝いもするけどその前に名前考えておいてねコウキくんこの村のリーダーでこの二人の保護者なんだからね」

「そっか名前か男の子か女の子か分かればいいんだけどな」

「生まれてくる前に分かるはずないでしょどっちでもいいように二つ考えてきたね」

「分かったよ」

この世界では当然ながらお腹の子供を見る事なんて出来ないので男の子か女の子か分からない。なのでどちらの性別で生まれて来ても良いように二つ名前を考えなければならないので大変だ。もしかしたらステラはバロメに子供がいることを伝え名前を考えてもらうためにここに連れてきたのかもしれない。この村のリーダーとしてしっかり考えなければいけない。期限はまだあるので男の子ならかっこいい名前で女の子なら可愛らしい名前にしてやろうと思うコウキであった。その日は二人でヘイゼルとバロメと遊んで一日を過ごした。次の日はいよいよ紙作りだ。夜に火を落として冷まして次の日作業しやすいようにしておいた。

 次の日の朝コウキはステラと共に水車小屋に来ていた。様子を見ると植物は柔らかくなり水は黒く濁っていた。

「そうか似てたら色素とか落ちるし灰の灰汁だから汚れが出るんだな」

今は実験段階のためこのような発見は大きいあらかじめ水槽に繋げておいたのでいったんとり出すと水で綺麗に洗い流した。そして鍋に戻すと綺麗な水を入れて鍋をミキサーにセットした。そしてミキサーのロックを解除して水車の軸にあるギアにはめるとミキサーは勢い良く回り出した。鍋の中では勢いよく刃が回転して中の植物を粉々にしていた。ある程度全体が細かくなるのを確認したらミキサーを止めて鍋から中の物を水槽に流す。水の中に小さな繊維の混ざった水は白っぽく濁っていた。

「よしあとは仕上げだぞしっかりと見ててくれな」

コウキはステラによく見ておいてもらえるように横に移動してもらうと作業を開始した。木枠をすくって木枠の中にある程度厚みが出るくらい繊維を入れると木枠を揺らしながら中の繊維を均等にしていく。コウキは製造者の力があるため何となく紙の状態が分かるため感覚に任せて均等にしていった。納得がいく薄さでまとまると取り出して外にだす。そして平らな気の上にのせてネットが飛ばないように固定して完成だ。

「出来たぞ後は乾いたら完成だほらステラもやってごらん」

「分かったわ」

コウキから木枠を受け取るとステラも見様見真似で繊維をすくって均等に伸ばしていく。ステラの紙は初めてということもありゆすっているうちに穴が出来てしまったりムラが出来てしまったりしていた。

「これかなり難しいはねコウキくんは初めてじゃないでしょ」

「そんなことないぞ俺も初めてだぞきっと手先が器用だったんだなステラも器用なんだからすぐ慣れるさ」

「これ手先が器用とかそういう問題なの?それに初めてであそこまで綺麗なんて流石はコウキくんね」

コウキの場合者つくりに関しては勝手に製造者の力が加わってしまうので細かい作業は感覚任せで何となく出来るのだ。全て自動というわけではなく大きくやり方が間違っていると当然失敗はしてしまうのだが今回は完璧に出来た。まぁそれを言ってもしょうがないのでコウキはステラにコツを教えながら紙を作っていった。結局鍋一つで10枚分出来た。

コウキが7枚ステラが3枚作った。とりあえず完成が楽しみだったため魔法で風を作りだし優しく紙が破れないように乾かしていく。朝から初めて昼前には綺麗に乾いて紙が出来上がった。コウキが作った方は均一に仕上がり綺麗な紙が出来ていた。ステラの方は素人では分からないくらいのムラがあったため薄くなってしまっている部分や乾かしている時に敗れてしまっている箇所もあった。二人は出来た紙を見比べていた。

「これとても素人の初めての人がしかも一から作り上げたなんて思えないほどの高級品ねこの紙を売れば一枚で1週間は生活できるんじゃないかしら」

「大げさだなステラはこれくらいの紙なら普通だろ」

コウキには出来た紙が粗悪品の和紙のように見えていた。現代人にとって機械で精密に大量生産された紙を見慣れていたらこの世界での高級品はただの粗悪品にしか見えなかった。

「まぁ紙としては完成だからいいか強度もあるし勉強くらいには使えるかな」

「たまにコウキくんの価値感が分からなくなってくるわね」

二人が紙を見比べている時ちょうどアレクが水車の方へやって来た。


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