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Creator of the world  作者: andras
発展する島編
52/247

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「コウキ様がこちらに移動している際にステラ様との話を聞いていたか?」

「私は後方に展開していたので内容までは聞き取れませんでした。」

「なるほどな先ほどコウキ様はお世継ぎについて話されていた。どうやらコウキ様は子供がとても好きだそうだ。今日のコウキ様を見ていても分かるが教育に関してとても熱心に指導されているしきっと良き父になる事は間違いない」

「それは素晴らしい事ですねあの二人の子であればそれは優秀で可愛らしい子が生まれるに違いありません」

「その通りだ。今後の発展強化の面においても後継者という者はとても重要になる道を間違えればネメアの二の舞になるであろう。」

「コウキさんとステラさんの子に限ってそんなことは無いと思うんですけど」

「まぁそこの心配はしていないそしてあのお二人の子はこの地を後継するであろうな」

「それは当然でしょうね」

「そしてコウキ様はこの島の統治者つまり王ということになるな」

「確かにそうですよねじゃ私たちは王国軍ですね」

「まぁコウキ様がどう考えているのかは分からないが権力者というのは嫁が何人もいるものだあれほどの力ある御仁なのだ何人もいてもおかしくない」

「そうかもしれませんけどコウキ様はステラさん一筋だと思いますよ」

「まぁそうなのだがなネメア再興のためには新しい王族が必要であろう。しかも獣人の血を引いているのが望ましい」

「それって獣人の誰かがコウキ様のもとに嫁ぐ...ということでしょうか子供が生まれれば安泰だと」

「理解が速くて素晴らしいなもちろんこの島はあのお二人の子が継ぎ俺たちは今後も全力でお仕えすることは変わらないしかしだ我らの故郷を取り戻したいと考えている獣人は多いいったん避難という形でこの島に来ている者もいるのだ」

「それでなんで私にそんな話をするのですか」

「それはお前が獣人の女性の中で一番近い存在であるからだ。もしお前にコウキ様に愛されたいという気持ちがあるならば是非ともご寵愛を分けてもらうといい」

「そんな………」

アリスは隊長に言われたことを深く考え込んでしまった。当然故郷は復興させたいと思っている。そのためには力ある人間があの地に行き統治しなければならないということも十分に分かっている。今の世の中民主国家とは言ってもトップの人間が力を持つ王族でなければ舐められてしまう。コウキ様の実力ならば当然大陸から認められるであろう。そしてアリス自身近くでコウキに助けられている。当然憧れはあり若い少女が恋をするには十分な出来事があったのだ。しかし今の立場にはとても満足しているのだ。将来の事も考え考えるアリスであった。

一方コウキ達は陰で親衛隊が将来について考えているなど知る事もなく花畑を散歩しながら奥に進んでいた。奥の方まで二人で話しながら進んでいたため奥の方に不自然な地面の窪みがある事に気が付かなかった。そして真横に差し掛かった時コウキはかすかに敵の気配を感じ取った。

「ステラちょっと待ってくれないか何かを感じる?」

「感じるって動物なの?冬にはじっとしていて活動していないはずだけどモンスターならもしかしたら...」

「何かわ分からないが警戒しながら帰ろうか」

「それもそうね」

コウキとステラは村に帰ろうとした時だった。コウキは真横に穴を見つけた。

「なんだこれ危ないな」

「これ多分だけどサイレントビーの巣じゃないかしら大きな花畑の近くに巣を作るって聞いた事があるわ大きさは5センチくらいある巨大な蜂ね」

「5センチ?それにサイレントビーってどういうことなんだ」

「それはねサイレントビーの作る蜜は市場に滅多に出回らない高級食材で食べた人はあまりの美味しさに黙り込んで黙々と食べてしまうことからサイレントビーね」

「そんな高級食材がこんな所にあるのか滅多に出回らないってことは危険なのか?」

「もちろん蜂なのだから危険な事に間違いはないわねそれと生息地が不明で滅多に市場に出回らないそうよ」

「なるほどな是非ともハチミツを味わってみたいなそれに飼育できれば村の糖分事情も解決だな」

「飼育ってそんなこと出来るの」

「まぁやってみないことには分からないんだがとりあえずここにいたら襲われるかもしれないないったん帰ろう作戦会議だ」

「それもそうね」

コウキとステラはあまり巣を刺激しないようにしながら帰路についた。当然アレク達もついて行き極秘任務を完遂したのであった。

一夜明けてコウキは各隊の隊長を集めて会議をしていた。

「みんなよく来てくれたな」

「今回は何をするんですか」

「よくぞ聞いてくれたジン実はな森でサイレントビーを見つけたんだそこで捕獲して飼育しようと思う。」

「なんだそいつはつえーのか」

「んー今回ヒートには向いてないかもな強いと言っても集団で襲ってくるタイプだと思うんだよしかも大きさは5センチほどだそうだ。」

「なんだそんなちっせぇ奴は専門外だ俺は今回パスさせてもらうぜ」

「まぁ何となくそんな気がしてたよそれで今回はヤシャ達と行こうと思う。」

「なるほどモンスターとはいえ昆虫類ですから魔法が使えればかなり有効でしょうな」

「分かりましたコウキ様の命を最優先にして任務を遂行したいと思います。」

このまえのヤシャ達への指導で前より態度が硬くなってしまったが頼もしいことを言ってくれている。

「頼んだよヤシャ」

「クソ本来であればコウキ様のおそばに使えるのは我々であるだが魔法となるとな頼んだぞヤシャ」

「任せておいてください所詮は虫です我らの火炎を食らえばチリも残りませんよ」

「いや今回は捕獲だから今後のためにハチミツを確保したいからなるべく殺さない方向で行きたいと思う。」

「分かりましたしかし約束は出来ませんよ今は冬で動きが鈍っているとはいえ危険な事に代わりありませんからもしもの事があってはおしまいですから」

「分かってるよその時は頼むよそれでこれからリュディアの所に行って何か情報がないか聞いてくるから今回は報告だけね」

「分かりました」

報告を終えたコウキはリュディアのもとに向かっていた。冬の間はくもまる達も皆穴に籠って採掘などをして貰っている。穴の中はコウキの作った湯たんぽがふんだんに使われており常に温度が一定に保たれている。温度が下がり過ぎると冬眠状態になってしまうそうで穴の中とリュディアの部屋はとても暖かくなっていた。

「リュディアちょっといいかな」

「なんじゃ大丈夫だぞ」

コウキはリュディアの許可を貰ってから部屋の中に入る。

「どうしたんじゃコウキよ冬の間はわらわは役に立たぬぞ前に伝えたであろう」

「もちろんそれは分かってるんだでも奥の森でサイレントビーを見つけたんだ」

「サイレントビー?なんじゃそやつはわらわはそのような奴は知らぬぞ」

「あれそうなのか皆はモンスターって言ってたから知ってるのかと思ったけど」

「多分じゃがサイレントビーとはそちらが考えた名称であろう。まぁなんでもよいがハチミツが欲しいのじゃなここに連れて来たらわらわ達で管理してやっても良いぞ」

「お!本当かそれは助かるな分かったよじゃ行ってくるよ」

「コウキよ気を付けて行くのじゃぞ」

コウキは飼育をリュディアがやってくれると聞いて安心してリュディアの部屋を後にした。そしてヤシャ達のもとに行くといつでも行けるようにヤシャ達は既に編成を完了させて待機していた。

「コウキ様既に編成は完了しておりますいつでも行けます」

「よし皆これからハチミツを求めて出発だ行くぞ」

コウキの言葉にヤシャ達は気を引き締めていくのだった。


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